6レースからは特選。5着までが「ダイナミックステージ」に進出できる。村上義弘(写真)は前回の西武園記念で決勝進出こそ逃したものの、連日軽快な動きを披露していた。 「西武園は感じが良かったし、それなりに手応えはつかめました。疲れは多少あるけど、大丈夫だと思います。今回は着いてから弟のことばかり聞かれる。こんなことは初めて。いつも俺のことを聞かれる弟の気持ちが理解できましたよ。弟が初めて村上家の主役になりましたね」 村上義弘に挑戦する吉川誠は少し元気がない。 「ダービー前に練習し過ぎて、それから体がおかしくなってしまいました。地元の平塚記念の時は体調がかなり悪かったし、お客さんに迷惑をかけてしまうので欠場しました。まだ、調子は良くないけど、明日は自分の持ち味を出し切る競走をするだけですね」
最終11レースには優勝候補筆頭の山崎芳仁(写真)が登場する。最近は大ギヤを上手く使いこなし、高いレベルで戦歴をまとめている。 「昨年の全日本選抜の時はかなり緊張したけど、今回は特別でもないので、プレッシャーはないですね。体調はいつも通りで問題ない。地元で人気にもなるだろうし、勝てるように走りたい」 平原康多は前回の地元西武園記念で準決勝敗退し、最終日は落車という散々な結果に終わった。 「西武園は体調的に全く問題なかったんですが、ちょっと気合が空回りした感じですね。師匠(太田耕二)の引退レースもあったのに、ちょっと情けなかったです。落車は擦過傷だけで、全然問題ありません。競技よりも明日からの競走の方で結果を出したい」