小倉ミッドナイト競輪S級戦最終日レポート
配信日:7月10日
ミッドナイト競輪初のS級戦は初日からハイスピードな展開で、激しいレースとなっていました。
その激戦を制したのが、中村美千隆選手でした。
決勝戦 レース経過
松岡健介‐中村美千隆、坂本貴史‐守澤太志、柴崎淳、小川祐司‐桑原大志で周回。残り3周で後方にいた小川が上昇。残り2周で、誘導を交わし先頭へ。その3番手に柴崎は切り替える。それをさらに坂本が交わし先頭に。ここで打鐘。柴﨑は切り替え切り替えで3番手狙い。その打鐘過ぎ、今度は松岡が先頭に。後方に置かれた小川がさらに叩いて出て、最終ホームでは先行態勢に入った。3番手には松岡、5番手に坂本、7番手に柴崎で通過。3番手の松岡は最終バック前から踏み込んで捲って出ると前団を飲み込んだが、番手の中村が追い込み1着。優勝を飾った。2着は大外を追い込んだ坂本、3着に松岡が入った。
<1R>
松永晃典選手
先行した須藤雄太を交わして1着の
松永晃典(写真)
。
「須藤君が頑張ってくれたおかげですね。これで自力に自信がついてくれればいいなと思うし、冨田(卓)の弟子だそうで、冨田君とは同期で仲良いし、決まって良かったです。ミッドナイトはずっと起きてからずっと緊張が抜けないので、大変ですね。自分はやっぱり気持ちで走るタイプですからね」
山田和巧に絡まれ、連係が離れた
海野敦男
。
「最初の一発できちんと決めておくべきでした。あそこ(最終2センター)でこられたらきついです」
<2R>
山崎充央選手
先行した長井優斗の番手から追い込んだ
山崎充央(写真)
が1着。
「初連係の時の相性って大事だから、ワンツー決まって良かった! やっぱり前を走る選手も、僕が後ろだから良かったって思ってくれたら、頑張ってくれるだろうし、S級に上がりたてで自信をつけてくれたら良いなと思います」
2着に逃げ粘った
長井優斗
。
「カマしだったし、そんなに脚を使ってなかったんで、そのおかげで残れました。7車は先行一車だったら楽だけど、他に動く選手がいたらすごく難しいですね」
<3R>
石塚孝幸選手
捲った
石塚孝幸(写真)
が1着にきた。
「カマしかって思っていたんですけど、行こうとしたら前が行ったんで戻っちゃいました。そこからはタイミングを見ての競走で、一番好きなパターンになりましたね。関東勢には少し悪いことしました。次の競走までに時間をきっちり戻さなきゃいけませんね(笑)」
<4R>
柴田洋輔選手
柴田洋輔(写真)
が捲って1着。
「ここは1着を取らないといけないですからね。点数も下がっちゃうし、今の脚で勝てるように走らないといけないですから。傷口は最小限に抑えました」
柴田に離れたが、必死に追いかけ
田村真広
が2着に入った。
「あの競走でいいとは言っていたんですけど、柴田が強すぎます。7車は自力がすごく有利だけど、追い込みは苦難ですね。逃げたら粘られるし、捲ったら差せない。難しいです」
<5R>
牧剛央選手
もつれる前団を
牧剛央(写真)
が捲り追い込んで1着。
「作戦通りでした。早めに切ってスプリントレースにした方がいいなと思ったので。坂上(忠克)さんも石山(直哉)もスプリントレースは得意かなと思ったんですけど、その方がいいなと思ったんです。坂上さんが行く気なのもわかりましたしね。でも、スタートを取って、4周ですぐに切りにいかなきゃいけないので、けっこう脚は使いましたね。今日は1着を取れてホッとしました」
<6R>
上野真吾選手
捲って1着の
上野真吾(写真)
。
「3番手が取れて、位置取りが良かったおかげですね。7車立ては、9車立ての競輪とはまた違うものになっていますね。ミッドナイトは走っている時は平気だけど、終わるとどっと疲れが出ました(笑)」
<7R>
中村美千隆選手
松岡健介に離れたが
中村美千隆(写真)
が4回転のギアをいかして伸びて、優勝を飾った。
「今回は優勝できると思っていなかったんですよね。1着勝ち上がりだし。でも、展開が向きました。もう少し突っ込むのが上手ければ、松岡とワンツー決められたんですけどね。今日はしっかり寝たし、すっきりとレースが出来ました」
捲った
松岡健介
は3着。
「きついですね。展開が早かったです。皆が2車だし、行きたがらないですからね。自分の順番が来るのが少し早かったですね」
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