小倉ミッドナイト競輪S級戦最終日レポート
 
配信日:9月25日


 2回目となったミッドナイト競輪S級戦の優勝者は、宮城の竹内智彦選手でした。 初日も良い伸びをしていた竹内選手は、決勝戦も鋭い伸び脚を見せ、ゴール前伸びて見事優勝しました。迫力あるミッドナイト競輪の次開催は11月18日19日です。次開催もお楽しみに!


決勝戦 レース経過
 周回は、北津留翼‐富永昌久、鈴木謙太郎‐竹内智彦、篠原忍‐岩津裕介‐青井賢治。残り2周で、篠原が上昇開始。誘導員の後ろまで来ると北津留は引いて4番手に。先行は篠原。打鐘で鈴木は北津留と並走し、打鐘過ぎの4コーナーで北津留にどかされ万事休す。北津留は最終バック前から捲って出たが、最終2センターで岩津に牽制され不発。そして竹内は、終始後方にいたが、最終バックから、空いた内を走り、ゴール前に前を捉え、交わし見事優勝を飾った。2着は岩津、3着に青井が入線した。 竹内智彦選手 竹内智彦選手
ゴール


<1R>
吉原友彦選手吉原友彦選手    先行した中村雅仁が先行、番手に吉原友彦(写真)が粘り、番手を取り切った。最後、吉原が交わして1着。
「今日は番手しか考えていませんでした。一番良い展開になりましたね。昨日、失敗している分、今日はと思っていたので、1着で締められて良かったです」
 中村雅仁は2着。
「吉原さんが番手に入ったのは見えたので、ペースで駆けたんですけど、でも、7車じゃ全然流せないですよね。(太田黒)大心さんとワンツーが決まれば良かったんですけど、それが残念です」


<2R>
相川永伍選手
相川永伍選手
   重倉高史と相川永伍(写真)が叩き合いの末、番手に相川がはまった。最終バック前から相川が捲って1着。
「1着だけど内容的にはだめです。重倉は練習から後ろ見る練習をしているから絶対に突っ張るなというのはわかっていました。でも、出られているし、ホームとバックを取られているんでだめですね。相川はせこいレースをすると思われるのがすごい悔しいので…。また練習して頑張ります」
 3着の鈴木幸紀
「こういう展開の早い、ペースの速いレースになったら、もう力勝負、自力の方が強いですよ」


<3R>
大槻寛徳選手
大槻寛徳選手
   最終ホームから及川裕奨がカマし、それを馬場勇が突っ張って、最終バック過ぎまで2人でもがき合った。最終的に馬場が前に出るも、最後は大槻寛徳(写真)が追い込んで1着。
「及川のおかげですね。いやもう前の叩き合いがすごくて、きつかったです。調子は悪くないので、展開に恵まれて良かった」
 馬場勇は3着。
「ちょっと踏み遅れましたね。あれが踏み遅れなければ、もう少し楽にいけたと思います。まぁ最終的に勝てたから良いですけど。調子は悪くないけど、昨日は自分が悪いです。ちょっと出し惜しみしちゃいました。やっぱり1着権利は難しいですね。また小倉で走りたいです」


<4R>
太田真一選手
太田真一選手
   片寄雄己が逃げ、最後は太田真一(写真)が交わして1着。
「片寄の行くって気持ちが嬉しかったですね。点数を落としてしまったんで、予選まわりになっちゃうだろうけど、その前に1着が取れて、気持ち的にも良かったです。今日は感触も良かったですし、この感じを掴めただけでも良かったですね」
 2着に逃げ粘った片寄雄己
「昨日は悔しくて、悔しくて眠れませんでした。今日はその分も出そうと思っていました。ギアを変えて、ちょっと踏み方が変わるんですよね。それが上手くいかなくて。今日は良かったですね。逃げ切れるかと思ったけど、やっぱり、太田さんは上手いですね」


<5R>
岡崎景介選手
岡崎景介選手
   最終ホーム前から岡崎景介(写真)が先行し、そのまま逃げ切って1着。
「作戦通りに行けたけど、逃げ切れると思わなかったので、びっくりしています。夜は好きだし、7車もやりやすいけど、1着権利はきついですね。ここは誘導が上がるって聞いていたから、ギアを掛けて練習してきました。西(徹)も僕と同じタイプだから、きっとミッドナイトは良いでしょうね」
 最終ホームで締められた関智晴
「後ろに和泉田(喜一)さんいるし、近藤(俊明)さんもついているし、何とかしないとって思って粘ろうと思ったんですけど、岩見さんのところはスピードが違っていけなかった」


<6R>
吉岡篤志選手
吉岡篤志選手
   棚橋勉が駆けると、後ろの吉岡篤志(写真)が離れ、一旦は山本健也が入るが、しかし、吉岡が追い上げ番手に戻る。さらに捲ってきた山本を吉岡がブロック。最後は追い込んで吉岡が1着。
「棚橋は強いな。1着だけど、離れたからいかんな…。あんなに早く行くと思わんかったです。ブロックは、皆が疲れていたから出来たんですよ(笑)」


<7R>
竹内智彦選手
竹内智彦選手
   篠原忍が先行、中団で北津留翼と鈴木謙太郎が取り合い、北津留が中団確保。最終バックから北津留が捲る。それを岩津裕介がブロック。空いた内を突き抜けた竹内智彦(写真)が優勝。
「中団で北津留が下げずにこだわったのが意外でした。でも、謙太郎も外並走から捲る予定だったけど、篠原が強かったですね。ミッドナイトは疲れました(笑)。でも、周回が短いのはいいですね! 好きです。最後は、自分の好きなコースだったし、前が掛かっていかたから、スピードに乗せてもらえたんで良かったですね」
 2着の岩津裕介
「前が強過ぎてへとへとになっていました。篠原君は強いですね」
 4着の鈴木謙太郎
「北津留を行かせてその後ろからも考えたけど、北津留はダッシュ良いし、6番(富永昌久)が離れたらということも考えて、中団取って自分のタイミングで行こうと思ったんですけど、まさか北津留が引かないのは予測していませんでした。今日は見せちゃだめなレースをしてしまいましたね…。でも、感触は悪くなかったので、次頑張っていきたいと思います」
 7着の北津留翼
「慣れないことするもんじゃないですね、脚がいっぱいです。引くつもりだったのが中途半端になっちゃいました。ちょっと課題が色々見つかったので、また頑張りたいと思います」

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