『前橋ミッドナイト競輪レポート』 前検日編

配信日:2月1日
 2月2日(木)、ついにミッドナイト競輪が東日本地区での初開催を迎えます。場所は群馬県・グリーンドーム前橋! 1Rの発走時間は21時05分ですが、7車立て、無観客、2日間の短期決戦、ネット投票のみの車券発売等々は小倉開催と一緒。注目は何と言っても前橋は335mバンク、これがどう展開に影響するのか、見所のひとつですね。深夜に行われる7車立て、5周回(1700m)の激戦、中継の演出面も含めて楽しみは膨らみます。ぜひ2日、3日の深夜はミッドナイト競輪・前橋でお楽しみ下さい!大逆転も、倍プッシュも、夢はどんどん広がります…! なお、今回の前検日では注目選手に直筆の発走予定時刻ボードを持っていただき「競輪選手時計」として撮影させてもらいました。(時刻は発走予定時刻です、ご投票の際はご注意下さい)
前検日の前橋競輪場
前検日の前橋競輪場
<1R>
櫻井丈選手
櫻井丈選手
 21時05分発走のオープニングレースからは89期の櫻井丈(写真)をピックアップ。近況は優出こそ逃しているが1着数も多く、堅実な差し脚から予選突破を目論む。
「今年はまだ決勝に乗れてはいないんですけど、感じ的には良くなってきていると思います。悪かったのは落車やケガの影響で、前期の一発目も手首の骨折をしてしまって。でも徐々に上がってきていますね。前回からは中4日なので、乗らずにちょっと体を動かす感じで来ました。初日は(齊藤)健人に任せていきます。連係は、自分がS級に上がる前だったので、かなり昔にあります。ミッドナイトは初めてですけど、気にはならないです。健人も頑張ってくれるだろうし、1着権利だからシビアに勝ちにいきたいですね」

<2R>
森田達也選手
森田達也選手
 格上の存在なのは森田達也(写真)だ。今期からA級落ちとなってしまい、前2場所も決勝を逃しているだけに、そろそろ巻き返しを図りたいところだろう。
「(A級では)あまり良くないですね。S級の終わりくらいから良くないんですけど、練習で来ていないことが大きいと思います。震災後は4月から福井で練習しているんですけど、今の時期は雪がすごくて外で練習出来なくて。地元は福島でも海側で雪は降らない感じでしたからね。今回もローラーでやってきましたが、みんな福井の選手はやっていることなので、自分も慣れていかないと。ミッドナイトは初めてです。お客さんがいないのはちょっと寂しいですね。7車立ても初でどういう風に展開していくのか分からないですけど、考えて走ります。もちろん意識しすぎてもダメだから、いつも通りに。まずは決勝に乗れるように、1着を取りたいです」

<3R>
小原太樹選手
小原太樹選手
 小原太樹(写真)の機動力に期待か。向日町はまさかの連絡みなし、続く松戸が欠場とリズムは良くないが…。
「前回はちょっと体調が良くなくて、胃腸炎にもなって欠場しました。ちゃんと体調が戻るまでは休んで、それから調整してきました。ミッドナイトは初めてなので、ちょっと何とも言えないですね(苦笑)。初めてなので、どうすればいいかなと思うし、33バンクなので、そこもけっこう変わってきますから。普段だったら、この時間はテレビを見てますね(笑)。でも12時とかそんな時間ではないので、大丈夫だと思います。まずはいつも通りに力を出し切りたいと思います」

<4R>
高橋京治選手
高橋京治選手
 ミッドナイト2回目の出走となるベテラン・高橋京治(写真)。48歳のベテランが真夜中の前橋バンクを疾走する!ちなみに48歳は栃木の前田義秋とともに今開催最年長だ。
「前回から半月くらいあいていたので、いつもと変わらない感じで練習できました。A級でも自分の感覚は良い感じで、西武園はちょっと失敗しちゃったけど、松山は1着こそなかったけど、良いレースはできているし、踏んだ感じは悪くないです。ミッドナイトは2回目。小倉とここでは、33バンクなので多少違うでしょうね。でも2日間で良かったですよ(笑)。これが3日開催だと、最終日は時差ボケになってしまうかも(笑)。7車立てはセオリー通りにはならないし、難しいですけど、自分は前に頑張ってもらって、展開一つですね」

<5R>
櫻井学選手
櫻井学選手
 追加参戦だが櫻井学(写真)に注目したい。勝手知ったる地元の利も活かして、勝ち上がりを狙う。
「今年は新年一発目はどうかなという感じで納得いきませんでしたけど、前回の西武園は初日と3日目に1着が獲れているので。準決勝はいけるかなと思ったんですけど、悪いクセが出てしまいました。でも感じは悪くなかったです。ミッドナイトは遅いレースなので、体がどう動くのか分からないけど、地元だし変なレースだけはしないようにと思っています。テレビで見ている時は、大変そうだな~と思っていたんですけどね(笑)。この時間は、子どもと寝ているか、外食しているかのどちらかという感じで、問題はないと思います。地元戦だし、決勝に乗れるように頑張りたいです」

<6R>
新山将史選手
新山将史選手
 4Rとは逆に、今開催の最年少は21歳の新山将史(写真)。近況は成績もまとまっており、今回も主導権取りから押し切りなるか。ちなみに写真は「ラウンドガール風」だそうです!
「前回の宇都宮の決勝(9着)は全然ダメでしたね。今は競輪学校に冬季移動しているんですけど、いろんな方がいるし、温かいので良い練習は出来ます。調子は良いというわけでもないし、普通ですね。この時間だと、普段ならゲームをやっているか、パソコンをいじっている感じですね。ミッドナイト競輪は初めて走りますけど、見ていて勝ちパターンは何となく分かっているし、やることは決まっているので取れた位置から頑張りたいです」

<7R>
堀勝政選手
堀勝政選手
 最終レースは地元の堀勝政(写真)がエントリー。鈴木謙二との連係をうまく決めて、地元の意地を見せたいところだ。
「ちょっとA級に落ちてから決勝に乗れなかったのでね。決勝に乗れないと点数も上がってこないですから。地元戦は楽しみでもあるし、不安もありますよ。ミッドナイト競輪も初めて。のんびり出来る感じで、ナイターのさらに遅いバージョンですよね。鈴木君との連係は初めてです。絶好の目標だと思いますし、決められるように頑張りますよ。普段はとっくに寝ている時間ですけど(笑)、そこは気持ちでカバーしていきたいと思います!!」
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