櫻井丈選手 |
記念すべきオープニングレースを飾ったのは櫻井丈(写真)。目標の齊藤健人が先行、そこに松澤敬輔が襲いかかり、さらに佐藤政利が捲る展開になるも、内から抜け出して1着。だが優出も、内容面で笑顔は少ない。 「(齊藤)健人が先行してくれたし、あのかかりでは後ろからは来ないかなと思ったんですけど、意外に早く来たので、2番(須々田大昇)に牽制して、健人を4番(松澤敬輔)の後ろに迎え入れようと思っていました。でも、外を1番(佐藤政利)が捲って、自分は内でこのまま沈んでしまうのかと思っていたら、前が開いて。1着ですけど、牽制もしてくれた健人に申し訳ないです。ちょっと気持ちの良い勝ち方ではなかったです」 捲った佐藤政利は悔しい2着。 「もったいなかったですね。決まったと思ったんですけど、内から…。すんなり捲り切っていれば、どうということはなかったと思うし、もっと脚をつけていかなくてはいけませんね。1着と2着では大違いですよ…」 |
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森田達也選手 |
前受けを選択した森田達也(写真)が、逃げる吉松賢二を一気に捲って2着に5車身差を付ける圧勝劇を見せた。 「7車立てだし、前を取ってからの作戦。一旦、全部下げてから、吉松(賢二)君が駆けて、詰まったところで仕掛けていこうと思っていました。ちょっと仕掛けが遅いかなと思いましたけどね。合わされる可能性もあったし、3コーナーにかかればまた違いますし。(齋藤)明さんには申し訳なかったけど、1着権利だし、自分のレースをさせてもらいました。初のミッドナイトですけど、昨日もたっぷり眠ったし、今日も昼寝をして、やることもちょくちょく見つけていたので問題なかったです」 先行した吉松賢二が2着に粘るも、森田のスピードの前にお手上げ。 「さわやかに捲られました(苦笑)。森田がすぐ来ると思っていたんですけどね。ギアは92にしたんですけど、かかっていかなくて全然でした。ちょっとスピードが違いました」 |
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小原太樹選手 |
前受けから引いて5番手の小原太樹(写真)が一気に仕掛けて押し切る。前回欠場の不安を払拭した。2車単は初日最も安い200円の一番人気。 「ギアもかけていたので、取れた位置からという感じで、前受けを決めてはいませんでしたよ。突っ張りかなとも思ったけど、7車立てなので、引いてもいいかなと。1着権利は厳しかったですけど、悪くはなかったです。向日町のときよりは確実に仕上がっています。ミッドナイトはレースまでが暇で暇でビックリしましたね。テレビを見ていてもニュースばかりでしたし、最後は天井を眺めてボーッとしてました(笑)」 小原をマークした石橋裕幸が2着で南関ワンツーが決まる。 「どんどんかかっていく感じでしたね。誰かが粘ってくるのかなと思っていたから、ギアも下げていたんですけど、意外にすんなりとした展開になりました。小原が強かったです。人気だったし、ワンツーで車券に貢献できたことは良かったですよ」 |
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服部正博選手 |
好調の服部正博(写真)がしっかりと1着突破。ジャン前から一気に仕掛けると、そのまま逃げ切る。全7Rで唯一のHBを取った逃げ切り勝ち。 「7車で勝手が分からないから、引きつけてと思っていました。初手は前受けというのは決めて無くて、牽制も入ったし、脚を使うよりは良いかなと思って。先行にこだわっているわけではなくて、もつところから駆けようと思っていました。山口(慎吾)さんが前に出て、そのまま留まっているから、勢いでいった感じです。出切ってからはマイペースで楽でしたよ。伊藤(亮)さんが来たけど、積極的なのは知っていたし、合わせようと思ってました。全部自分1人でやったから、きつかったです。緊張したけど、先輩に『楽しんでこいよ』と言われたのも大きかったです」 捲る伊藤亮から切り替えて服部を追った高橋京治だったが2着まで。 「(伊藤が)いけるところまでいってくれましたからね。(服部の)後ろに入ったときは余裕があったんですけど、そのあとは踏み直されてしまいました。反応は良かったけど、(服部が)強かったですね」 |
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櫻井学選手 |
地元の櫻井学(写真)が決めた。三上佳孝の先行を捲り切って、大河原和彦との群馬ワンツーが決まった。 「ほぼ2分戦だったし、先行したら三上(佳孝)君に秒殺で捲られてしまうと思ったから、その逆の方が良いのかなと思っていました。一瞬、内からしゃくって先行も考えたんですけどね。ビビって、なかなか仕掛けられなかったですよ。今日は前を取れなかったら負けかなくらいに思っていたし、ギアがかかっているから、最後の牽制もフワフワせずに凌げたのが大きかったです。ミッドナイトはそんなに変わらない感じでした」 櫻井マークの大河原和彦は最終バックで内に切り込み、うまく抜け出す。櫻井を捕えるまでにはいかなかったが、円熟の捌きを見せた。 「2分戦の感じだったし、自分はギアをかけてなくて軽いから前を取れました。(バックは)長年やっていれば、あれくらいできないと恥ずかしいですから。櫻井君と地元でどちらがというレースが出来たけど、抜けなかったのは力が無いということですよ」 |
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新山将史選手 |
渡邉高志が主導権を握る中、6番手から新山将史(写真)が一気の捲りで仕留める。初日予選の連勝を伸ばした。 「先行したら、後ろの山岸(博勝)さんも脚があるので、差されてしまうかなと思ったし、欲が出てしまいましたが、前受けで。決勝に乗っている流れも崩したくなかったですしね。でも踏み出しが重かったです。踏んでも回せなかったですし。練習はしているんですけどね。重いのはマッサージとかケアが出来ていないからかな」 先行した渡邉高志が2着に粘る。 「新山(将史)君よりも前にいようと思って、後ろだったら先行だと思っていました。イン粘りも考えていたんですけど、前を取られてしまって。このくらいならホームで駆けても、1車かなと思っていたんですけどね。先行したけど、前橋で捲られてしまっては…」 |
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鈴木謙二選手 |
最終レースは増田利明の先行を鈴木謙二(写真)が好スピードで捲り切る。追走した堀勝政の追撃を凌いで、7人目の優出者となる。 「前のレースと同じような感じだったので、前受けで好きなようにやらせてもらいました。仕掛けたタイミングはあまり良くなくて、無理やりいった感じでしたけど、なんとかいけました。33バンクだし、あんまり遅くてもいけないし、7車立てなのも考えて。小倉のミッドナイトを経験しているのも大きかったです。ワンツーが決まって良かったです。調子は普通ですね」 地元の堀勝政は鈴木の番手から差し脚を伸ばすも2着まで。 「抜けなかったね。(鈴木が)強かったです。一杯じゃなかったけど、脚がうまく回っていなかったです。2着では意味が無いんだよな…」 |
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