誘導員の後ろから、木暮安由‐芦澤大輔、柏野智典、松坂洋平、その後ろで内藤宣彦と大塚健一郎‐中村圭志が内外を入れ替わりながら周回を重ねる。赤板から松坂の後ろの大塚と内藤の競りは激しさを増したが、なかなか決着がつかなかったが、打鐘過ぎの4コーナーで大塚が内藤を飛ばしたが、内藤は大塚の後ろの中村を捌いて、３番手に入った。最終ホーム過ぎから木暮安由が捲っていくが、それを大塚が最終バックで牽制。その空いた内を内藤が再度侵入ししゃくるが、その時、木暮、大塚、内藤のそれぞれの動きの中で接触し、最終２センターで大塚と芦澤大輔が落車のアクシデント。直線に入り、木暮の猛追を振り切り、逃げ切った松坂が１着入線し、前橋ミッドナイト初S級戦の優勝を飾った。
松坂洋平選手 |
優勝した松坂洋平は「決勝はいつも通り先行するつもりでした。調子も悪くなかったですね。ミッドナイトは１着１着だけど、夜は苦手なんで、もういいです（笑）。次は深谷知広君のいる名古屋記念なんで、頑張りたいと思います！」
２着の木暮安由。
「もうちょっとでしたね…。アクシデントもありましたけど、あれでも行かなきゃいけなかったですね。また次頑張ります」
３着の中村圭志。
「一発で競り負けちゃったんでだめでした。アクシデントもあったし、前がもつれたんで、３着に入れただけですね」
４着の柏野智典。
「最終ホームで迷っちゃったんですよね。これが２コーナーだったら行けるんですけど、ホームからは遠いなって思って躊躇していたら、木暮にかぶってしまいました。３コーナーで大塚さんのところをめがけて行っていれば、行けたとはおもうけど…。たらればを言ってもしょうがないけど、調子が良かっただけに悔しいですね」
５着の内藤宣彦。
「大塚に競り勝てるとは思わなかったけど、けど、負けるのは悔しいね。ここで内になったらだめですからね。打鐘の時点で情けなかったです。勉強するしかない！」
 |