日韓対抗戦競輪

日韓対抗戦競輪

日韓対抗戦競輪

韓国と日本のトップ選手が激突!

韓国競輪(ゴール前) 韓国と日本のトップ選手による「日韓対抗戦競輪2011」が高知競輪場で開催される。韓国側は昨年の韓国競輪のグランプリ覇者であるソン・ギョンバンら16名、日本側も昨年のグランプリ覇者である村上博幸ら16名と豪華メンバーが揃い、日韓の名誉と誇りを懸けた熱き戦いが期待される。

レース展望

 これまでエキシビションとしての「日韓親善競輪」は開催されたが、車券発売が行われる「競輪」として行われるのはこれが初めて。日本、韓国それぞれのトップスターたちが激突する注目のシリーズだ。

ソン・ギョンバン選手  日韓双方とも、まずは決勝進出を賭けてトライアル戦を争う。韓国選手の軸になるのは、ソン・ギョンバン。昨年のグランプリ競輪を制した今一番勢いのある選手だ。追い込みを主体とした戦法に、まくりを絡めたタテの切れで一気に頭角を現してきた。
イ・ウクトン選手今シーズン初めて行われた大賞競輪であるSBSスポーツチャンネル杯大賞競輪でソン・ギョンバンを抑え優勝したのが「魔王」イ・ウクトン。昨年は大賞競輪を二度制し、平均競走得点第1位に輝いている。
キム・ヨンソプ選手また、ベテランのキム・ヨンソプも韓国勢の精神的支柱として君臨。トライアルを勝ち抜いて日本勢の前に立ちはだかってくるだろう。
村上博幸選手 ライン戦が主体となる日本勢にとって、決勝進出に最も近いと目されるのは川村晃司とタッグを組める村上博幸だ。昨年のグランプリ優勝を果たした勢いそのままに、豊橋で開催された西王座戦を制覇。幸先のいいスタートを切った。また鈴木謙太郎と佐藤慎太郎の北日本タッグも強力だ。実力はもちろん優勝級のものを持つ。ジュニア時代から国際経験豊富な深谷知広の上位進出も有力。松岡貴久や園田匠ら伏兵勢の台頭も十分に考慮しておきたい。
深谷知広選手 決勝戦は共にS級S班のメンバーが主体となる激戦になりそうだ。深谷知広と韓国勢の先陣争いが注目を集める。スピードとパワーがぶつかるエキサイティングな展開になるのは間違いない。

トーナメント解説 「ポイント制による勝ち上がり」

韓国競輪(ゴール前) 日韓対抗戦競輪は3日間の開催で、日韓各16名ずつの計32名が出場する。

 レースも日韓各4名ずつの8車立てで、1日4レースが実施される。

 初日と2日目は予選が行われ、着順によってポイントが与えられる。初日の予選1では1着が15ポイント、2着が11ポイント、3着が8ポイント、2日目の予選2はポイントが少し上がって、1着が20ポイント、2着が15ポイント、3着が11ポイントである。

 予選1、2のポイント上位者が決勝に進めるが、日本人選手のポイント上位者4名と韓国人選手のポイント上位者4名が決勝進出の権利を得るので、やはり日韓4名ずつの8車立てのレースとなる。

500m高知競輪場 バンク特性を知る

丸くて直線は短い

高知競輪場 周長は500m、見なし直線距離は52m、最大カントは24度29分51秒。全体的に丸いイメージのバンクで、500バンクの中では直線が最も短い。カントも緩く、周囲が施設の建物に囲まれていてバンク内で風が舞いやすいせいか捲り追い込みが決まりにくく、500バンクにしては先行選手の逃げ残るケースが多い。カントが緩いので競りはイン有利だが、先行や捲りの自力選手も仕掛けのポイントを誤ると外に浮きやすい。打鐘では全国の競輪場で唯一の銅鑼を使用している。