日韓対抗戦競輪

日韓対抗戦競輪

日韓対抗戦競輪

韓国と日本のトップ選手が激突!

韓国競輪(ゴール前)  韓国と日本のトップ選手による「日韓対抗戦競輪 2012」が伊東温泉競輪場で開催される。韓国側は昨年の韓国競輪のグランプリ覇者であるイ・ミョンヒョンら16名、日本側もSS班の村上義弘ら16名と豪華メンバーがそろい、日韓の誇りと名誉を懸けた熱き戦いが繰り広げられる。

レース展望

 昨年は東日本大震災の影響で中止となったが、今年も日韓両国のトップスターがエントリー。母国の威信をかけた白熱のバトルが展開される。

イ・ミョンヒョン選手  日韓双方とも、まずは決勝進出を賭けてトライアル戦を争う。韓国選手のなかで一番の実力を誇るのはイ・ミョンヒョンだ。昨年は13の重賞競走のうち最高峰のグランプリを含む8つを制した。主導権を奪ってそのまま押し切る競走スタイル。日本勢相手にその先行力がどこまで通用するか。
 チェ・スンヨンは重賞競走での優勝はネチズン選定公団理事長杯のみだが、準V4回、3着1回という安定した成績を残した。先行、まくりに加え、さばきもできる器用な面を持っている。チョ・ボンチョルは練習のために訪日するほど研究熱心な選手。先行主体の戦法から幅が広がり、昨年は最多勝を記録した。
 イ・ウクトンは昨年の得点ランキング第3位。成績にムラはあるものの、重賞競走を2度制する勝負強さがある。
 37歳のキム・ヨンソプが韓国勢の精神的支柱として君臨する。
チェ・スンヨン選手
村上義弘選手 日本勢の中心は村上義弘だ。今年も大宮記念でV発進と最高の滑り出し。機動力はまだまだ健在だ。魂の走りで韓国勢を迎え撃つ。
 市田佳寿浩が村上を好アシストする。
 昨年末から1着ラッシュの小嶋敬二も注目の的。モンスター級のパワーで韓国勢を脅かす。
 松岡貴久もV圏内だ。
小嶋敬二選手 

トーナメント解説 「ポイント制による勝ち上がり」

韓国競輪(ゴール前) 日韓対抗戦競輪は3日間の開催で、日韓各16名ずつの計32名が出場する。

 レースも日韓各4名ずつの8車立てで、1日4レースが実施される。

 初日と2日目は予選が行われ、着順によってポイントが与えられる。初日の予選1では1着が15ポイント、2着が11ポイント、3着が8ポイント、2日目の予選2はポイントが少し上がって、1着が20ポイント、2着が15ポイント、3着が11ポイントである。

 予選1、2のポイント上位者が決勝に進めるが、日本人選手のポイント上位者4名と韓国人選手のポイント上位者4名が決勝進出の権利を得るので、やはり日韓4名ずつの8車立てのレースとなる。

333m伊東温泉競輪場 バンク特性を知る

伊東競輪場 見なし直線が、最長の前橋とは10cm差。短走路全場で2番目と、長い直線が最大の特徴だ。カントがきつく、交わしの交わしなど、四百走路同様に直線で逆転劇が多発する。 インをのぞき、三角から強襲コースが多く、追込み屋も機動型と互角に出番が巡る。先行の番手が有利だが、前が捲り不発でも、その勢いを借りて突っ込める。競りはインが有利。捲りは山降し効くニ角からが最も決まる。