豊橋競輪開設74周年記念「ちぎり賞争奪戦(GIII)」が9月28日に始まった。秋晴れの下で行われた初日は、深谷知広が中団確保からのまくり追い込みで北日本勢を撃破して特選を勝利。脚力伯仲のS級戦だけに、一次予選は適度に荒れる結果だったが、地元からは藤井侑吾が逃げ切り勝利を収めた。29日の2日目は二次予選7個レースで準決への勝ち上がりを競う。
記念シリーズは開催中の毎日、先着ファンサービス、「総天然色豊競予想劇場」など、様々なイベントが予定されています。また、29日の2日目には元ガールズケイリン選手の野原美咲さんのトークショーも行われます。豊橋競輪場では、みなさまのご来場お待ちしております。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。
<1R>

山賀雅仁選手
小松原正登が赤板で押さえると、前受けの東矢圭吾はすんなりと7番手まで車を下げ切る。中団、中団を回った道場晃規は前と車間を切って東矢をけん制。東矢が打鐘3コーナーで仕掛けたのに合わせて、中団から踏み上げる。東矢は山賀雅仁(写真)のブロックを受けて失速。最終1コーナー過ぎに小松原をねじ伏せた道場の主導権で、最後は山賀が余裕を持って差し切った。
「めちゃくちゃキツかったですね。踏んでるところを張りながらだったので。道場が強かったですね。バックではもう誰も来ないと思ったので。バックで少し休ませてもらったぶん、最後は抜けました。前回の小田原では失格で迷惑をかけてしまったぶん、今日(初日)は勝てて良かったです」
新鋭に力の違いを示した道場晃規が2着に粘って南関ワンツー。
「東矢君が全引きしないなら叩こうと思ったんですけど、下げたので。小松原君も踏んでいたし、その上を合わせて踏むような感じになったのでキツかったです。山賀さんとワンツーが決められたのは良かったですね。感じも悪くないと思います」
「めちゃくちゃキツかったですね。踏んでるところを張りながらだったので。道場が強かったですね。バックではもう誰も来ないと思ったので。バックで少し休ませてもらったぶん、最後は抜けました。前回の小田原では失格で迷惑をかけてしまったぶん、今日(初日)は勝てて良かったです」
新鋭に力の違いを示した道場晃規が2着に粘って南関ワンツー。
「東矢君が全引きしないなら叩こうと思ったんですけど、下げたので。小松原君も踏んでいたし、その上を合わせて踏むような感じになったのでキツかったです。山賀さんとワンツーが決められたのは良かったですね。感じも悪くないと思います」
<2R>
後ろ攻めから赤板で切った川口聖二が、若干ペースを上げて林大吾を受ける。林が2コーナー過ぎに出切って流すと、川口は番手の坂本健太郎にイン粘りに出る。隊列のもつれをみた小笠原光が叩きに行くが、林が突っ張って出させない。突っ張られた小笠原は、外から坂本に絡んで林後位はさらにもつれる。ペースをつかんだ林がそのまま押し切った。
「切ったところを叩いて、次に来るラインを出させるかどうかでした。小笠原君が緩く来る感じだったんで、これは合わせてなんぼだろと思って突っ張りました。川口(聖)さんが内にいるとは思わなくて、レースが終わってVTRを見て知りました。力勝負というよりは、自分の持ち味のたぬき先行を出した感じですね」
イン粘りに出た川口聖二だが、打鐘3コーナーで一車下げて3番手内で佐伯翔と併走になる。佐伯が最終1センターで外に浮くと、バックからまくり上げて2着に食い込んだ。
「ジャンでこけそうになったし、内で重くてかなり脚を使ってしまった。すんなり引いて小笠原君に行かれるのはきついと思ったんで、踏んで出させてと思ったら林君も先行したい感じだった。(林が)引き付けて踏む感じだったんで、粘る形になりました。久しぶりの競走で緊張しましたね。ルーティーンも忘れてたぐらいですよ。スカスカしたけど、一走してアタリは付いたんで」
「切ったところを叩いて、次に来るラインを出させるかどうかでした。小笠原君が緩く来る感じだったんで、これは合わせてなんぼだろと思って突っ張りました。川口(聖)さんが内にいるとは思わなくて、レースが終わってVTRを見て知りました。力勝負というよりは、自分の持ち味のたぬき先行を出した感じですね」
イン粘りに出た川口聖二だが、打鐘3コーナーで一車下げて3番手内で佐伯翔と併走になる。佐伯が最終1センターで外に浮くと、バックからまくり上げて2着に食い込んだ。
「ジャンでこけそうになったし、内で重くてかなり脚を使ってしまった。すんなり引いて小笠原君に行かれるのはきついと思ったんで、踏んで出させてと思ったら林君も先行したい感じだった。(林が)引き付けて踏む感じだったんで、粘る形になりました。久しぶりの競走で緊張しましたね。ルーティーンも忘れてたぐらいですよ。スカスカしたけど、一走してアタリは付いたんで」
<3R>
切りに動いた三好恵一郎を、藤原俊太郎が突っ張って出させない。ラインに迎え入れられた三好は中団に入り直し、松岡篤哉は7番手に置かれる。突っ張った藤原がそのまま駆けて、松岡は最終ホームを過ぎても動けない。2コーナーでようやく外に持ち出した松岡だが、2センターであおりを受けて外に膨らんでしまう。それでもけん命に外を踏み続けて、ゴール前ギリギリでまくりが届いた。
「突っ張った時に(関東勢に)入られてしまって、厳しくしてしまった。行くならジャンの所でしたね。最後は必死でしたけど、自分だけになってしまって後ろに申し訳ないです。脚は大丈夫ですし、少し体を修正すれば更に良くなると」
藤原の先行に乗った塚本大樹は、三好のまくりを止めてから4コーナーで踏んで2着。
「全ツッパだと思ってたし、その通り藤原(俊太郎)君が頑張ってくれた。関東勢が中団に降りてくれて併走してくれるのが理想だったので、そんな感じになってくれましたね。(三好を)一発持っていった時に止まったと思ったんですけど、(松岡が)大外から来ているのが見えたので踏ませてもらいました。もう少し体の軽さが欲しいですね」
「突っ張った時に(関東勢に)入られてしまって、厳しくしてしまった。行くならジャンの所でしたね。最後は必死でしたけど、自分だけになってしまって後ろに申し訳ないです。脚は大丈夫ですし、少し体を修正すれば更に良くなると」
藤原の先行に乗った塚本大樹は、三好のまくりを止めてから4コーナーで踏んで2着。
「全ツッパだと思ってたし、その通り藤原(俊太郎)君が頑張ってくれた。関東勢が中団に降りてくれて併走してくれるのが理想だったので、そんな感じになってくれましたね。(三好を)一発持っていった時に止まったと思ったんですけど、(松岡が)大外から来ているのが見えたので踏ませてもらいました。もう少し体の軽さが欲しいですね」
<4R>

小堺浩二選手
赤板で切った飯野祐太ラインに、武田亮が続く。武田は内の橋本優己に一瞬フタをしてから打鍾目掛けて叩いて先行態勢に入る。すんなり引いて7番手の橋本は、最終ホームからの巻き返し。じわじわと前に迫っていくと、芦澤大輔がバックで斜行しながら大きくブロック。ブロックをうまく避けた橋本が武田をまくり切って、ゴール前で小堺浩二(写真)が鋭く交わした。
「(初手は)前が一番良いってことだったんで。芦澤君がスタート早いのは知ってるし、そこだけ注意してたけど、引いてくれる感じだった。橋本君は緩んでたらすぐに行くって感じだったし、ホームも前は流してない所で行ってくれた。あそこで行ってくれて俺は助かりました。あおりもあって口が空いたけど、出切ってくれたんで」
豪快なスパートを見せた橋本優己が2着。復活を印象付ける走りだった。
「できれば前からが良いなと思ってました。あとは、緩んだところで行くだけだなと。ジャンあたりで緩んだんですけど、まだ自分の態勢が整ってなかった。もうちょっとスピードをもらいたかったんで、ホームからだなと。ホームから長めに行って、併走をしのいで行けるのは持ち味なんで。ブロックはビックリしたし、あれでだいぶ脚に来た。あれがなければ押し切れてたと思うけど、ワンツーが決まったので」
「(初手は)前が一番良いってことだったんで。芦澤君がスタート早いのは知ってるし、そこだけ注意してたけど、引いてくれる感じだった。橋本君は緩んでたらすぐに行くって感じだったし、ホームも前は流してない所で行ってくれた。あそこで行ってくれて俺は助かりました。あおりもあって口が空いたけど、出切ってくれたんで」
豪快なスパートを見せた橋本優己が2着。復活を印象付ける走りだった。
「できれば前からが良いなと思ってました。あとは、緩んだところで行くだけだなと。ジャンあたりで緩んだんですけど、まだ自分の態勢が整ってなかった。もうちょっとスピードをもらいたかったんで、ホームからだなと。ホームから長めに行って、併走をしのいで行けるのは持ち味なんで。ブロックはビックリしたし、あれでだいぶ脚に来た。あれがなければ押し切れてたと思うけど、ワンツーが決まったので」
<5R>
赤板で中団から動いた佐藤幸治が酒井雄多を切る。続いた大石剣士が打鐘で叩いて先行態勢。酒井は打鐘4コーナーから反撃を開始する。最終1コーナーでは飯嶋則之がけん制し、さらに小林令も再三にわたって酒井をブロックする。それでも3コーナー過ぎに酒井が強引にまくり切り、マークした内藤宣彦もゴール前で迫る。両者の決着は写真判定の結果1着同着。内藤は酒井を称えてこう振り返る。
「大石を不利にさせるためにも、前からがいいかなと。(佐藤)幸治が先に切ったのは想定外でしたね。あおりを受けて(酒井雄多が)止まったかなと思ったんですけど、乗り越えてくれたし強かったですね。嬉しい誤算でした。自分は近況にしては踏めていると思います」
酒井雄多は関東勢の激しい抵抗を受けながらも、強引にまくり切った。
「前受けは作戦通りでしたね。中団から切りに来た時に突っ張るかどうか一瞬迷ってしまって。展開は色々想定しておかないとダメですね。下げてからは大石がフワッとしたので、そこだと思って仕掛けました。飯嶋さんにいいのを一発もらったんですけど、必死に踏んで何とか超えられて良かったです。感覚も悪くないですね」
「大石を不利にさせるためにも、前からがいいかなと。(佐藤)幸治が先に切ったのは想定外でしたね。あおりを受けて(酒井雄多が)止まったかなと思ったんですけど、乗り越えてくれたし強かったですね。嬉しい誤算でした。自分は近況にしては踏めていると思います」
酒井雄多は関東勢の激しい抵抗を受けながらも、強引にまくり切った。
「前受けは作戦通りでしたね。中団から切りに来た時に突っ張るかどうか一瞬迷ってしまって。展開は色々想定しておかないとダメですね。下げてからは大石がフワッとしたので、そこだと思って仕掛けました。飯嶋さんにいいのを一発もらったんですけど、必死に踏んで何とか超えられて良かったです。感覚も悪くないですね」
<6R>

藤井侑吾選手
中部勢が前受けで、中団に中四国勢、北日本勢が後ろ攻めで周回中の隊列が整う。藤井侑吾(写真)は箱田優樹の上昇を一瞬突っ張る素振りを見せるが、引いて態勢を整える。片岡迪之が打鐘で叩いてペースを上げるが、藤井もすかさず巻き返す。だが、藤井の仕掛けに吉田敏洋が離れてしまう。最終ホームで片岡をねじ伏せた藤井は後ろを引き離して独走状態。藤井は後ろと大きく空いた車間をキープしたまま押し切った。
「中団はすんなり箱田さんかなと思ってたら、片岡さんが中団だった。それで突っ張るか迷っちゃって中途半端になっちゃいました。切ったら中団でちょっと粘って、その上を叩こうと思ったけど、脚を使って出る感じになったし、(吉田)敏洋さんと呼吸が合わなかった。最近は最初で後ろを引き離すレースが多いですね。でも、後半は脚が残ってなくて重かった。初手の並びが決まった時点で、突っ張るか下げるか、気持ちをしっかり切り替えておかないとだめですね」
藤井に叩かれた片岡迪之は第二先行の形に。大川龍二が直線で片岡を交わして2着に入った。
「中団は予想してない位置だったんですけど、(片岡)迪之が取ったんで信頼して付いてました。(藤井が)一人で来たし、迪之も分かってる感じだった。でも、ああなったときに1着までいくにはどうするかっていうのは、迪之とお互いに反省して修正していかないといけない」
「中団はすんなり箱田さんかなと思ってたら、片岡さんが中団だった。それで突っ張るか迷っちゃって中途半端になっちゃいました。切ったら中団でちょっと粘って、その上を叩こうと思ったけど、脚を使って出る感じになったし、(吉田)敏洋さんと呼吸が合わなかった。最近は最初で後ろを引き離すレースが多いですね。でも、後半は脚が残ってなくて重かった。初手の並びが決まった時点で、突っ張るか下げるか、気持ちをしっかり切り替えておかないとだめですね」
藤井に叩かれた片岡迪之は第二先行の形に。大川龍二が直線で片岡を交わして2着に入った。
「中団は予想してない位置だったんですけど、(片岡)迪之が取ったんで信頼して付いてました。(藤井が)一人で来たし、迪之も分かってる感じだった。でも、ああなったときに1着までいくにはどうするかっていうのは、迪之とお互いに反省して修正していかないといけない」
<7R>

原田研太朗選手
周回中に4番手となった原田研太朗(写真)が、赤板で先に動いて横関裕樹を切る。すかさず山本勝利が押さえて駆けて、人気の横関ラインは後方に置かれる展開。原田は最終バックからまくり上げると、山本の番手から追い込む池田勇人をゴール前でとらえて1着スタートを切った。
「(赤板で)たまたま前を切れたので。後ろからカマシに来るのか、内から来るのか見ながらでしたね。前も中々駆けてくれなくて難しかったですけど、久々に1着を取れて良かったです。練習から力むところと緩めるところの感覚が良かったので、その感じを出せましたね」
山本マークの池田勇人はけん命な援護を見せた。山本とのラインでの勝ち上がりを喜ぶ。
「メンバー構成的にも山本(勝利)君が駆けやすい感じでしたね。いいカカリでしたけど、持っていった時の滞空時間が長くなってしまって大澤(雄大)さんを苦しくさせてしまった。前回の弥彦で山本君と連係した時に、お互い思うところが違って巧くいかなくて。その時リベンジしようと言っていたんですけど、今回さっそくリベンジできて良かったです」
「(赤板で)たまたま前を切れたので。後ろからカマシに来るのか、内から来るのか見ながらでしたね。前も中々駆けてくれなくて難しかったですけど、久々に1着を取れて良かったです。練習から力むところと緩めるところの感覚が良かったので、その感じを出せましたね」
山本マークの池田勇人はけん命な援護を見せた。山本とのラインでの勝ち上がりを喜ぶ。
「メンバー構成的にも山本(勝利)君が駆けやすい感じでしたね。いいカカリでしたけど、持っていった時の滞空時間が長くなってしまって大澤(雄大)さんを苦しくさせてしまった。前回の弥彦で山本君と連係した時に、お互い思うところが違って巧くいかなくて。その時リベンジしようと言っていたんですけど、今回さっそくリベンジできて良かったです」
<8R>
赤板で松尾勇吾が切りに動くが、今野有樹が突っ張って出させない。松尾は3番手の藤井栄二の外で併走となり、隊列が短くなったところで山田雄大がカマす。打鐘3コーナーで今野を叩いた山田の先行で、4番手は今野と松尾でもつれる。藤井が最終ホームから良い加速でまくり上げるが、踏み直した山田が2センターで合わせ切る。山田は番手の福田知也も振り切って逃げ切りを決めた。
「藤井さん達の後ろが取れたのは理想的でした。(打鐘前に内に差して)迷っちゃったんで、ちょっと中途半端でした。藤井さんが内にいるのだけ確認してから外を行きました。バンクも軽かったし、出切ってから流れてくれたから最後も踏み直せた。後ろをちょっと気にしつつ踏んでたけど、藤井さんに真横まで並ばれてるんでもう少し早めに踏み出さないとだめでしたね。最近の中では調子は良い。今日(初日)のバンク(コンディション)が合ってました」
左ふくらはぎ肉離れからの復帰戦だった福田知也は、山田に食らい付いて2着をキープ。
「(復帰戦としては)ボチボチじゃないですか。スタートも、全開では行かなかったけど、中団で良い位置が取れたので。(打鍾前に)山田君が内に行かなかったんで、良い判断だったと思う。まくりでも届くとは思うけど、あそこで(叩きに)行っちゃえば決まると思ったんで。まだ自分は競走の脚じゃない感じはする。でも、今日(初日)は山田君が強かった。踏み直しとか、メリハリがうまいよね」
「藤井さん達の後ろが取れたのは理想的でした。(打鐘前に内に差して)迷っちゃったんで、ちょっと中途半端でした。藤井さんが内にいるのだけ確認してから外を行きました。バンクも軽かったし、出切ってから流れてくれたから最後も踏み直せた。後ろをちょっと気にしつつ踏んでたけど、藤井さんに真横まで並ばれてるんでもう少し早めに踏み出さないとだめでしたね。最近の中では調子は良い。今日(初日)のバンク(コンディション)が合ってました」
左ふくらはぎ肉離れからの復帰戦だった福田知也は、山田に食らい付いて2着をキープ。
「(復帰戦としては)ボチボチじゃないですか。スタートも、全開では行かなかったけど、中団で良い位置が取れたので。(打鍾前に)山田君が内に行かなかったんで、良い判断だったと思う。まくりでも届くとは思うけど、あそこで(叩きに)行っちゃえば決まると思ったんで。まだ自分は競走の脚じゃない感じはする。でも、今日(初日)は山田君が強かった。踏み直しとか、メリハリがうまいよね」
<9R>

恩田淳平選手
前受けの中釜章成が、黒沢征治の上昇を突っ張る。中釜が中バンクに上がって黒沢を警戒していると、単騎の小嶋敬二が内を進出。中釜が内を締めたタイミングで黒沢がカマして、打鐘3コーナーで先頭に立つ。山本直は最終ホームで中団に追い上げて、2コーナー過ぎからまくりを放つ。これを黒沢マークの恩田淳平(写真)が3コーナーで渾身のブロック。山本も当たり返して、両者は併走のまま4コーナーへ。直線の入り口で競り勝った恩田が返す刀で追い込んで、黒沢をわずかに抜き去った。
「黒沢君がしっかり仕掛けてくれましたね。自分はもう少し車間を切れれば良かった。(けん制が)一発目で決まるかなと思ったんですけど、浅めにいってしまって。理想は仕事をして神山(雄一郎)さんのコースを空けられれば良かったんですけど。レースは見えていたし、体はずっと悪くないですね」
恩田の援護を受けた黒沢征治が2着に残った。
「後ろなら押さえて駆けて、突っ張られたらジャン目掛けて行こうと思っていたので想定通りではありますね。小嶋さんが内に行った時に、中釜が内を見ていたのでラッキーでした。もう少し踏み上がってほしい感じはありましたけど、いい緊張感で走れていると思います」
「黒沢君がしっかり仕掛けてくれましたね。自分はもう少し車間を切れれば良かった。(けん制が)一発目で決まるかなと思ったんですけど、浅めにいってしまって。理想は仕事をして神山(雄一郎)さんのコースを空けられれば良かったんですけど。レースは見えていたし、体はずっと悪くないですね」
恩田の援護を受けた黒沢征治が2着に残った。
「後ろなら押さえて駆けて、突っ張られたらジャン目掛けて行こうと思っていたので想定通りではありますね。小嶋さんが内に行った時に、中釜が内を見ていたのでラッキーでした。もう少し踏み上がってほしい感じはありましたけど、いい緊張感で走れていると思います」
<10R>

中井俊亮選手
齋木翔多が前受けの渡邉一成を赤板で押さえる。渡邉はすんなりと7番手まで下げ切って、南関勢を追った中井俊亮(写真)が労せずして4番手を手に入れる。齋木がハイペースで駆けて、渡邉は仕掛けるタイミングがない。最終2コーナー過ぎからまくった中井が齋木をねじ伏せて、先頭でゴールした。
「展開に恵まれました。すんなりと中団を回れた分、しっかり仕掛けないととは思ってました。でも、きつかったですね。齋木君がジャンからピッチを上げていたんですけど、(渡邉)一成さんが来たら被っちゃうんで無理やり仕掛けました。調子は変わらないと思うけど、これ以上良くなることもないんでしっかりケアをしたい」
中井マークの北野武史は、口が空きながらもなんとか食らい付いて2着をキープ。
「齋木君も(渡邉)一成にカマされないようにフカしてくれてたんで、中団の僕らの展開になるなと思ってた。風がいつもと逆でバック追い風だったし、軽かったんですよね。でも、それだと若い奴らが目一杯力を発揮しちゃうからおじさんにはきつくなる。口が空いたところを伊勢崎(彰大)君に絡まれたけど、なんとかこらえられて良かった」
「展開に恵まれました。すんなりと中団を回れた分、しっかり仕掛けないととは思ってました。でも、きつかったですね。齋木君がジャンからピッチを上げていたんですけど、(渡邉)一成さんが来たら被っちゃうんで無理やり仕掛けました。調子は変わらないと思うけど、これ以上良くなることもないんでしっかりケアをしたい」
中井マークの北野武史は、口が空きながらもなんとか食らい付いて2着をキープ。
「齋木君も(渡邉)一成にカマされないようにフカしてくれてたんで、中団の僕らの展開になるなと思ってた。風がいつもと逆でバック追い風だったし、軽かったんですよね。でも、それだと若い奴らが目一杯力を発揮しちゃうからおじさんにはきつくなる。口が空いたところを伊勢崎(彰大)君に絡まれたけど、なんとかこらえられて良かった」
<11R>
後ろ攻めの町田太我が青板周回で上昇を開始すると、中団から中西大も合わせるように動き出す。町田は中西の上を仕掛けて、誘導退避ギリギリのタイミングで前に出る。中西も負けじと打鐘で叩きに行くが、町田が突っ張って出させない。中西を合わせ切った町田が軽快に駆けて、そのまま別線を完封して逃げ切った。
「赤板で(誘導員早期追い抜きを)やってしまったかと思いました。軽いぶん進みすぎてしまった感じですね。自転車は流れてくれましたし、感じは良かったです。残れたのはラインのおかげです」
町田マークの大塚健一郎は追走で一杯。ライン3番手を固めた松岡孔明が大塚を外から交わした。
「赤板から激しくてすごかったですね。最終2コーナーから町田君の踏み上がりもすごくて。あれは大塚さんも苦しかったと思う。狙われるなら自分の所かなと思っていたし、付いていけて良かったです」
「赤板で(誘導員早期追い抜きを)やってしまったかと思いました。軽いぶん進みすぎてしまった感じですね。自転車は流れてくれましたし、感じは良かったです。残れたのはラインのおかげです」
町田マークの大塚健一郎は追走で一杯。ライン3番手を固めた松岡孔明が大塚を外から交わした。
「赤板から激しくてすごかったですね。最終2コーナーから町田君の踏み上がりもすごくて。あれは大塚さんも苦しかったと思う。狙われるなら自分の所かなと思っていたし、付いていけて良かったです」
<12R>

深谷知広選手
スタートは新山響平が出て北日本勢が前受け。3番手は深谷知広(写真)と、単騎の伊藤旭で併走になるが、深谷が一車引いて隊列が整う。新山が赤板で松本貴治を突っ張る。新山がそのままペースを上げる中、松本は深谷の外で併走する。深谷は松本をさばいて好位をキープ。前と空いた車間を詰めていった深谷が、最終2センターで外に持ち出す。深谷はそこから驚異的に加速して大外を突き抜けた。
「(周回中に伊藤を)入れるか迷ったけど、引かなさそうだったので入れました。(松本との併走は)しのいでと思ってたけど、かなりしぶとくて脚を使いました。ああいうところがこれから大事になってくると思うので。間合いを取って仕掛けたけど、新山君も踏み直しててきつかったです。なんとかギリギリ届いたって感じです。自分の距離を踏んでないから分からないけど、悪くはないと思います」
逃げる新山を直線で交わした佐藤慎太郎が2着。
「(新山が)頑張ってくれました。3番手がもつれてたのは見えてたけど、もっとうまくペースに入れて絡ませておけば良かったんじゃないかな。でも、先行選手としての意地があるんだと思うし、良いレースをしてくれました」
3着に逃げ粘った新山響平だが、中団のもつれを生かし切ることはできず。
「前を取れたんで突っ張りで。(打鐘の)4コーナーで目を切っちゃったんですよね。落ち着いてペースなら(中団をもっと)併走させられてたと思う。松本君に踏まされて、良いペースで回らされたし、脚を消耗する前にと思って踏んだんですけど。踏んでる時にはペダリングも意識できていたし悪くはないです」
「(周回中に伊藤を)入れるか迷ったけど、引かなさそうだったので入れました。(松本との併走は)しのいでと思ってたけど、かなりしぶとくて脚を使いました。ああいうところがこれから大事になってくると思うので。間合いを取って仕掛けたけど、新山君も踏み直しててきつかったです。なんとかギリギリ届いたって感じです。自分の距離を踏んでないから分からないけど、悪くはないと思います」
逃げる新山を直線で交わした佐藤慎太郎が2着。
「(新山が)頑張ってくれました。3番手がもつれてたのは見えてたけど、もっとうまくペースに入れて絡ませておけば良かったんじゃないかな。でも、先行選手としての意地があるんだと思うし、良いレースをしてくれました」
3着に逃げ粘った新山響平だが、中団のもつれを生かし切ることはできず。
「前を取れたんで突っ張りで。(打鐘の)4コーナーで目を切っちゃったんですよね。落ち着いてペースなら(中団をもっと)併走させられてたと思う。松本君に踏まされて、良いペースで回らされたし、脚を消耗する前にと思って踏んだんですけど。踏んでる時にはペダリングも意識できていたし悪くはないです」