―高額配当編―
私が車券を買う様になったのは勿論、競輪選手を辞めてからになりますが、14年の歳月が過ぎました。最初の頃は、毎朝コンビニのATMでお金を落として競輪場に通っていました。今も、しばしばその様な事はありますが、少し内容が変化しています。今回は、その辺りについて触れていきたいと思います。
競輪選手を辞めた直後、番組表を見ると、どこが本線で誰が本命なのか印に拘って車券を買っていました。次第に当たる確率は高いが儲からない事に気付き、オッズと、にらめっこをしだします。
2車単で10倍以内の配当で決まるレースは定かではありませんが3割ぐらいかと思います。当然1点買いではないので、当該レースだけでは少しの儲けにしかなりませんし、先ほどの確率が加われば、その日はマイナスです。当たれば競輪は楽しいと思われる方もいるとは思います。
昨今、解説者も増えて、それぞれの方がレースの展開を読み狙い目を絞ります。話を聞いていると、その狙い目で高配当になるか、確率が低くなるので覚悟がいります。
競輪は展開が複雑で、説明が出来る解説者は車券に対する造形が深いと感じますし、選手のコメントをうのみにしない解説者には信念を感じます。競輪を覚えるにつれ、車券の購入にも変化をつける様になります。過去のレースは嘘がないので、レース分析には大いに参考になります。選手への思い入れが車券に影響する事を何度も経験したので、可能性のある結果は全て買うことにしました。可能性のある展開の全てを予想して、マークシートに塗っていきます。すると重複する狙い目が当然出てきますが、それでも、確率が高い事になるので、そのまま購入します。これでも外す事はありますし、結果1番人気の事もあります。ここでも利益率は低くなります。
たまたま配当の高い組み合わせで入る事があり、その時は大きくプラスになりましたが、車券を購入するうえで偶然に当たったのでは、納得がいきませんでした。私達、元競輪選手が引退コメントで、競輪界に恩返ししたいと発言しますが、解説はこれには当てはまりません。やはり競輪場にお客様に来ていただく事や、車券の購入を促す事だと思います。解説に耳を傾ける人は、すでに競輪にハマっている人がほとんどなので、黙っていても車券は買われるでしょう。解説者は過去の恩恵を受けているだけです。ならば何で恩返しをするか。一目瞭然です。車券の購入です。売り上げだけが競輪の存続価値とは思わないですが、それがないと健全ではありません。その他にも闇ギャンブルの抑制の役割も大きい。ギャンブルは社会においてつきものです。公にないと闇がさかえ、その資金はよからぬ方向に流れるからです。少し話はそれましたが、そこから車券をもっと効率良く買いたいと思ってきました。ですが、ここ最近のレースは単騎の選手が多くなってきています。そして戦法に関わらず脚力重視になってきてもいます。裏返せば技量の低い選手が増えてきたって事です。ゆえに選手個々がある程度の脚力を持っていて展開がハマれば結果を残す。ハマらなければ3着まで入らないって事です。何もせずの競走得点です。ですから単騎の選手が何もしなかったと責めるのは間違っているのかも知れません。
その結果、以前より狙い目が増えるのは仕方なくなってきているのです。車券は人それぞれです。ギャンブルなので「利益が無いと」と思われるかも知れませんが、儲けがなくても、1日楽しんだのなら納得もできます。野球を観戦しても、コンサートに行っても、ゴルフに行っても全て金銭的利益はありません。お金は出て行くだけです。それでも楽しめたらいいのです。それを考えると競輪は当たれば、お金が増えるし、負ければ、マイナスになり、収支が発生するのであてはまりません。私の根本的考えはシリーズを通して、1本しか取れなくても、プラスになる事につきます。それが最重要です。記念開催の初日は特選以外と2日目のレース番組的にも堅く決まる傾向にあります。この2日間は選手の状態とその選手の目指す目標がレースに表れてきます。選手は開催の合間に、前走の反省点を探り、勝てる戦法をレースで試します。そこの見極めです。そして3日目以降は、出来のいい選手を中心に買うのが基本となります。普通開催（FII）で、よく言われる事があります。選手の事知らないでしょうと。しかしそれは関係ないです。むしろ分りやすいです。選手のモチベーションの落差が下位のレースでは顕著ですし、成績から読み取れる情報が多くシンプルだからです。下位戦では車券に絡まないと思われる選手がいるので、9車立てでも6車ぐらいの感じで予想ができるからです。
私の一番重要にしている事は、過去のレースを定めて先入観と好き嫌いは捨てる事です。そして可能性のある車券は抑える。ただ、3点以内で3連単を買える自信がある時だけは、その限りではありません。
「勝った負けた」は2の次でいいので、どうせなら楽しみ儲かる車券を買いたいと思いますし、買って下さい。皆様の健闘を祈っています。
競輪選手を辞めた直後、番組表を見ると、どこが本線で誰が本命なのか印に拘って車券を買っていました。次第に当たる確率は高いが儲からない事に気付き、オッズと、にらめっこをしだします。
2車単で10倍以内の配当で決まるレースは定かではありませんが3割ぐらいかと思います。当然1点買いではないので、当該レースだけでは少しの儲けにしかなりませんし、先ほどの確率が加われば、その日はマイナスです。当たれば競輪は楽しいと思われる方もいるとは思います。
昨今、解説者も増えて、それぞれの方がレースの展開を読み狙い目を絞ります。話を聞いていると、その狙い目で高配当になるか、確率が低くなるので覚悟がいります。
競輪は展開が複雑で、説明が出来る解説者は車券に対する造形が深いと感じますし、選手のコメントをうのみにしない解説者には信念を感じます。競輪を覚えるにつれ、車券の購入にも変化をつける様になります。過去のレースは嘘がないので、レース分析には大いに参考になります。選手への思い入れが車券に影響する事を何度も経験したので、可能性のある結果は全て買うことにしました。可能性のある展開の全てを予想して、マークシートに塗っていきます。すると重複する狙い目が当然出てきますが、それでも、確率が高い事になるので、そのまま購入します。これでも外す事はありますし、結果1番人気の事もあります。ここでも利益率は低くなります。
たまたま配当の高い組み合わせで入る事があり、その時は大きくプラスになりましたが、車券を購入するうえで偶然に当たったのでは、納得がいきませんでした。私達、元競輪選手が引退コメントで、競輪界に恩返ししたいと発言しますが、解説はこれには当てはまりません。やはり競輪場にお客様に来ていただく事や、車券の購入を促す事だと思います。解説に耳を傾ける人は、すでに競輪にハマっている人がほとんどなので、黙っていても車券は買われるでしょう。解説者は過去の恩恵を受けているだけです。ならば何で恩返しをするか。一目瞭然です。車券の購入です。売り上げだけが競輪の存続価値とは思わないですが、それがないと健全ではありません。その他にも闇ギャンブルの抑制の役割も大きい。ギャンブルは社会においてつきものです。公にないと闇がさかえ、その資金はよからぬ方向に流れるからです。少し話はそれましたが、そこから車券をもっと効率良く買いたいと思ってきました。ですが、ここ最近のレースは単騎の選手が多くなってきています。そして戦法に関わらず脚力重視になってきてもいます。裏返せば技量の低い選手が増えてきたって事です。ゆえに選手個々がある程度の脚力を持っていて展開がハマれば結果を残す。ハマらなければ3着まで入らないって事です。何もせずの競走得点です。ですから単騎の選手が何もしなかったと責めるのは間違っているのかも知れません。
その結果、以前より狙い目が増えるのは仕方なくなってきているのです。車券は人それぞれです。ギャンブルなので「利益が無いと」と思われるかも知れませんが、儲けがなくても、1日楽しんだのなら納得もできます。野球を観戦しても、コンサートに行っても、ゴルフに行っても全て金銭的利益はありません。お金は出て行くだけです。それでも楽しめたらいいのです。それを考えると競輪は当たれば、お金が増えるし、負ければ、マイナスになり、収支が発生するのであてはまりません。私の根本的考えはシリーズを通して、1本しか取れなくても、プラスになる事につきます。それが最重要です。記念開催の初日は特選以外と2日目のレース番組的にも堅く決まる傾向にあります。この2日間は選手の状態とその選手の目指す目標がレースに表れてきます。選手は開催の合間に、前走の反省点を探り、勝てる戦法をレースで試します。そこの見極めです。そして3日目以降は、出来のいい選手を中心に買うのが基本となります。普通開催（FII）で、よく言われる事があります。選手の事知らないでしょうと。しかしそれは関係ないです。むしろ分りやすいです。選手のモチベーションの落差が下位のレースでは顕著ですし、成績から読み取れる情報が多くシンプルだからです。下位戦では車券に絡まないと思われる選手がいるので、9車立てでも6車ぐらいの感じで予想ができるからです。
私の一番重要にしている事は、過去のレースを定めて先入観と好き嫌いは捨てる事です。そして可能性のある車券は抑える。ただ、3点以内で3連単を買える自信がある時だけは、その限りではありません。
「勝った負けた」は2の次でいいので、どうせなら楽しみ儲かる車券を買いたいと思いますし、買って下さい。皆様の健闘を祈っています。