「ベストを出すことに集中して」
GIを走っていた頃もチャレンジ戦の今も思いは変わらない。
「プロだから。特別競輪も一番下のクラスも一票は100円。
お客様に賭けてもらっているのだから気持ちは一緒です」
若手相手にまともに闘うのは厳しいが、負けてもいいと思った
ことは一度もない。三着までに入ってお客様に還元できるかど
うか、そのために全力を尽くす。
「いつまでたっても、練習などを工夫して走る感じが良くなっ
たり、ちょっとタイムが上がったりすると楽しい。あかんかっ
たらまた研究する。それ以上でもそれ以下でもない」
現状を受け止めつつ、ただ自分のベストを出すことに集中して
スタートラインに立つ。