「完全燃焼するまで」
同期達に遅れまいと懸命に努力してS級になれたが、30歳を過ぎてA級に。もう一度上を目指し一人で練習を始めた。
「すべて自己責任で、新たな心境で頑張ろうと」
その後、45歳までS級のパンツを履くことができた。
「多分まだやりたい事、やり残している事があるんでしょうね。それを完全燃焼するまでやるんじゃないかと思います」
去年の落車から一年、やっと調子が上がってきた。
「体調が上がればもうちょっと上の競走ができるのではと思う。そうするとまた違うものが見えてくるんじゃないかと」
心の中にはっきりとしたビジョンがある。
「今は話せません。それは僕が辞めた時です」