「一人じゃないのが強み」
「早いっすよ、早い!自分の歳が分からなくなりますよ」
若手を教えるようになってから、時間の流れが早い。
「人に教えることは難しいけど、それによって選手としてだけではなく人としても成長できると思うんです」
デビューしてから長い間「先行」で戦ってきた。
「先輩はいっぱいるし、必然的に先行せんといかんかった。
力があるうちに追い込みになっても良かったかなとも思うけど、魅せるレースができるうちは頑張ろうと思っていた」
競輪の魅力は他の公営競技やスポーツにはない人間臭さ。
「義理人情を大事にして走っているつもり。幾つになっても勉強することがある」
一緒に練習している若手たちに、歳をとってもやれるのだというところを見せたい。
「仲間がいる。一人じゃないのが強みです」