インタビュー

『平成28年熊本地震被災地支援競輪 第1回ウィナーズカップ(GII)』最終日に行われたガールズケイリンコレクション2017in高松ステージを制した石井貴子。2015年9月のガールズケイリンコレクション以来のビッグレース優勝になった。目標に向けて、まい進する石井に今年も大注目だ。
もっともっとしっかり練習して脚力をあげて、また頑張りたいと思います
-優勝した今の心境から教えてください。
「とにかく落ち着いてレースをしようと思っていたので、それがしっかりやり切ることが出来て嬉しいです」
-レースを振り返っていかがでしたか?
「普段から積極的なレースをする選手が3人いて、どの選手も力がある中でのレースでした。その中で、6番車でしたし、後方から落ち着いて、いい位置を取れたらなと思っていました」
-まず奥井迪選手が動き、高木真備選手が並走になりましたが、その辺はどう見ていましたか?
「その前に児玉(碧衣)選手がいたので、2人の先行争いになったら児玉選手が捲っていくだろうし、児玉選手が突っ張ったら、内にいった方がいいなと思ったので、全員が外帯線を外すのをずっと狙っていた感じでした。その後も考え過ぎることなく、自然に身体が動いたと思います」
-どこで勝負をかけようと思っていましたか?
「児玉選手の番手を取り切って、外に高木選手と奥井選手がいるのを見たので、これはちゃんと脚をためて、最後に出せるように準備していれば大丈夫だなと思って、落ち着いて走れたと思います」
-勝てたポイントは?
「7人の中で一番落ち着いていられたと思いますし、前検日、その前からの流れにあまり逆らわずに自然体でこられたので、そこがよかったと思います」
-昨年はなかなか大きい舞台で苦しいレースが続きましたが、今回、落ち着けていたのは何があったんですか?
「こういうガールズケイリンコレクションの単発レースは特別なので、私が出た3回のレースを反省して、そういうところを改善してレースに臨めたことと、今回は充分にガールズケイリンのレースを走れましたし、練習もしっかり出来ていたので、体調面に不安がなかったことが大きかったと思います」
-2017年はいいスタートを切れましたが、これから先の目標は?
「もっともっとしっかり練習して、脚力をあげて、もっともっとタイムを出せるようになって、日頃のレースを一戦一戦大切に走っていくことが大事だと思うので、また頑張りたいと思います」
-今年はどんなパフォーマンスを見せていきたいですか?
「私を応援してくださる方は『石井貴子にガールズグランプリを走ってほしい』と言ってくださるので、やはりそこで走る姿を見せたいですね」
-では、ファンにメッセージをどうぞ。
「今回優勝することが出来ました。今後とも応援よろしくお願いします!」
石井 貴子(いしい たかこ)
1990年2月17日生まれ 身長 163.1㎝  体重 60㎏
優勝した瞬間の気持ちは?
「よっしゃー! って感じでした(笑)」
その気持ちがゴール後のガッツポーズにつながったようだ。