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児玉碧衣(福岡・108期)・佐藤水菜(神奈川・114期)
ガールズグランプリトライアル2020 佐藤水菜&児玉碧衣が優勝!!
11月18日から20日に行われたガールズグランプリトライアル2020、アメジストを佐藤水菜選手、トパーズを児玉碧衣選手が優勝しました。それぞれが激戦だった決勝戦、それを制した2人の喜びの声をご覧ください。


佐藤水菜(神奈川・114期・L級1班)
最後のチャンスでしっかり獲ることができたので、ガールズグランプリも頑張ります!
-決勝戦の勝因は?
「初日、2日目とあって、初日に自力を出し切って4着で、2日目は冷静に動けたけど悔しい3着で、その2日間があったからこそ、決勝戦はさらに冷静になって、レースが見えていたことが勝因につながりました」
-昨年ここでケガをしてから苦しい1年だったかと思いますが、いかがでしたか?
「毎年、競輪祭は何かしらあったので、今年も何かあると思っていて、今年何かあるとしたら優勝しかないなって思っていました(笑)。占いを2日間見ていたら、自分の直感で動けってあったので、感じるままに動けた感じです。ラッキーカラーもピンクだったし、もうやれることをやって、結果どうなるかなと思って自然体で動けましたね」
-占いが後押ししてくれたんですね。
「そうですね、占いとかけっこう見るんですけど、(占いの)順位が悪くても、ラッキーカラーだったり、コメントを信じて今までやってきて、だいたいいいことばっかりなので、これからも信じて頑張ります」
-地元のガールズグランプリ出場が決まりましたが、かける想いは?
「昨年のガールズグランプリは何もできず悔しかったので、今年は地元だし、2年連続出られるので。昨年、緊張感も味わったので、今年はしっかり自力を出し切って戦いたいです」
-落ち着いて走ることが重要なわけですね。
「そうですね、何かナショナルチームに入って肝がすわりました。メンタルが強化されました。もちろん練習でもズタズタになるくらいしごかれますけど、何というかよく言われる『練習で笑うやつはレースで泣く』っていうことの逆で、一生懸命に練習でやられている分、しっかりレースはできているから、そこら辺が全部決勝戦はつながったんだと思います」
-昨年から脚もメンタルも強くなってガールズグランプリに挑むわけですね。
「あと1か月ありますし、気を抜かずにいきたいですね。まだまだ脚力では劣っているので、この1か月しっかり練習して、少しでも差を埋められるようにしたいです」
-ファンにメッセージをどうぞ。
「ここ数か月の間はガールズグランプリを逃していて、最後のここしかないチャンスでしっかり獲ることができたので、ガールズグランプリでも制覇をしっかり掴めるように頑張ります!」

11レース ゴール

喜びいっぱいの佐藤選手
児玉碧衣(福岡・108期・L級1班)
この優勝で、ガールズグランプリ1番車で走れるし、3連覇を目指したいと思います!
-今の心境は?
「自分の感動よりも、11レースを見た感動の方が大きいかもしれないですね。何というか、ガールズグランプリが決まっている人も決まっていない人もいて、すごいレースでしたね。自分のレースの前にウルっときました。皆が頑張っている中で、自分も負けられないって思って気合いを入れ直すことができました」
-では、ご自身のレースではどこから仕掛けようと思いましたか?
「自分の前で、(尾方)真生とヤナギ(柳原真緒)がいて、2人のもがき合いになるだろうなって思っていて、2人が仕掛けなかったら自分で行く準備はしていました。それで、2人とも踏む形になって、真生かヤナギが出るのか後ろから見ていて、ヤナギが真生をフタする形になったから、ここだと思って、そこから踏みました。初日も2日目も並走だったから、最終日は気持ちに余裕を持って走れました」
-昨年はここで2着と悔しい思いもして、今年はしっかり優勝を決めましたね。
「はい。これでガールズグランプリを1番車で走れるので3連覇を目指したいと思います!」
-今回は後輩の尾方選手と一緒でしたが、どうでしたか?
「2日目に一緒に走って緊張した分、決勝は2日目よりは緊張しませんでしたね」
-2日目は緊張したんですね。
「ここ最近なかったくらい緊張しました。もう手足の震えは止まらないし、吐きそうでした。練習では真生にタイムで負けてばっかりで、初めての対戦だったので、緊張しました(笑)」
-レースは自分の方が強いところも見せられましたね。
「メンタルも成長しているのかなと思います」
-3連覇にかける想いは?
「皆が優勝したいと思っているだろうし、自分も負けないように、あと1ヵ月ちょっとありますが、真面目に練習したいと思います」
-ガールズグランプリ3連覇でも、何連覇でもしたいですよね。
「やっぱりガールズグランプリを優勝すると、次の年から女王って言われるので、もし今年獲れなくて来年から女王って言われなくなるのかなと考えると寂しい気持ちになったりしたんですよね。これから先、ガールズケイリンの中で2連覇は出てくると思うけど、でも、3連覇はなかなか越えられない壁だと思うので、そういう歴史というかそういう越えられない壁を自分自身が作りたいなって思います。
皆が勝ちたいって気持ちを持っていると思うんですけど、自分も皆の気持ちよりも大きく勝ちたい気持ちを持っていきたいですね」
-ファンの皆さんにメッセージをどうぞ。
「昨年の競輪祭は2着だったので、今年は優勝したいっていう気持ちが出たんじゃないかなって思うし、地元の声援や画面越しに応援してくれるファンの皆さんがいるおかげなので、ガールズグランプリで優勝して恩返しをしたいと思います。また応援よろしくお願いします!」

12レース ゴール

GGP3連覇に向けて