ガールズグランプリ3連覇達成!
児玉碧衣選手がガールズグランプリ2020を優勝し、目標だった3連覇を見事に達成しました。落ち着いたレースぶり、さらに鋭さを増したスピードを如何なく発揮していた児玉選手。2021年もガールズケイリンを引っ張っていってくれそうです。
自分の行く姿勢が自分に展開を向かせてくれたと思います
-3連覇の感想はいかがですか?
「有言実行というか、獲りたいっていう気持ちが全面に出ていたので、しっかり3連覇できてよかったです」
-レースを振り返ってください。まず、後方からのレースになりましたね。
「早い段階でちょっと動きがあったんですけど、落ち着いていたし、誰も動かなかったらカマそうと決めていたので。カマそうと思っていたら(高木)真備さんが1回前に出てくれたから、そこで脚をためて、捲り勝負をしようと思って、終始落ち着いて走れていたと思います」
-高木選手の後ろから仕掛けていきましたけど、どうでしたか?
「競輪祭の時から自分のスピードがあがっている実感はあったので、そのスピードが今回も出ていたので、感触はすごくよかったです」
-後ろから追い込んできましたけど、児玉選手はどこで優勝の手応えを感じましたか?
「そうですね、バック過ぎからこれは優勝だと思っていました」
-声援はいかがでしたか?
「正直、ちょっとアウェイ感があったんですけど、でも、画面を見て自分を応援してくれる人もたくさんいると思っていました。ここに来る直前に『グランプリに行ってきます』ってツイッターに書いたら、『頭から買います』とか『福岡から応援しています』ってそういうメッセージがたくさん届いたので、私にもたくさん応援してくれる人がいると思ったので、それを力に変えられたと思います」
-勝負のポイントは?
「うーん、そうですね、自分がカマしに行かなかったら誰も動かないまま、皆、脚を使わず、スプリント勝負みたくなっていたと思うけど、自分で動いていたことで自分に展開が向いて、真備さんの後ろに入って、自分の好きたいところで行けたので、自分の行く姿勢がそういう風に向いたのかなと思いますし、自信をもって走れたと思います」
-2020年は児玉選手にとってどんな年でしたか?
「1月のコレクショントライアルで取りこぼしもあったし、サマーナイトフェスティバルの決勝でまさかのスタートを取る展開もあったんですけど、負けて学ぶこともありました。それ以外は、数字的にもいい成績を残していると思うので、1年を振り返って自分をほめてあげたいと思います」
-競輪祭のガールズグランプリトライアルで妹弟子の尾方真生選手と一緒に走る時に緊張して、はにかんでいたこともありましたね。
「練習を一緒にやっているので、十分に強さもわかっているし、タイムも負けたり勝ったりしているから、すごい緊張していました。その時に比べて、ガールズグランプリはあまり緊張しなかったし、そういう風に競輪祭の2日目でも精神的に成長した部分もあるので、練習仲間や師匠に感謝したいと思います」
-ファンの皆さんにメッセージをどうぞ。
「いつもたくさんの応援ありがとうございます!皆さんが応援してくれるおかげで3連覇を達成できました。新型コロナウイルスが鎮まったら本場に来てください。2021年もよろしくお願いします!」
PROFILE
児玉碧衣(こだま・あおい)
1995年5月8日生まれ。身長168.6cm 体重66.5kg
Q.2021年の目標は?
「2020年はガールズグランプリ3連覇を目標にしていたので、それを達成して、嬉しい気持ちでいっぱいです。その喜びを噛みしめて、それから2021年の目標を見つけたいと思います」