SNFのショックを糧にドリームレースを制した!
サマーナイトフェスティバルで選手人生初めて決勝を逃して悔しい想いをした児玉碧衣選手。「負けてわかりました。私はトップ選手でいたいんだって改めて感じました」とSNFの直後に話していましたが、その言葉通り、しっかり練習をし、しっかりとガールズドリームレースを優勝しました。
アウト×デラックスで「お金大好き!」発言で話題沸騰な児玉選手。明るく、お茶目な姿にますますファンになった方も多いと思います。
そんな児玉選手の苦悩を乗り越えて優勝をつかんだ彼女の話をご覧ください。
勝たなきゃっていう気持ちを捨てて、今回が楽しく走ろうと思いました。それがいい方に向かったと思います!
-ガールズドリームレースを優勝した心境は?
「すっごく嬉しいです!」
-その喜びはどんなところから?
「ファン投票1位に選んでいただいたからには優勝したいと思っていたし、サマーナイトフェスティバルでショックの3日間を過ごしたので、今回は本当に1着を取りたいという気持ちがあったので、すごく嬉しいです!」
-サマーナイトフェスティバルからどういう風に立て直したんですか?
「無我夢中で練習していました。何も考えずに、ただただ師匠から言われたメニューを無我夢中でこなしていました。サマーナイトフェスティバルのあと、静岡を走って少し自信を戻して、今回は勝たなきゃっていう気持ちを捨てて、チャレンジャーの気持ちで楽しく走ろうと思った気持ちがよくて、周りもよく見えていたし、終わっていうのも何ですけどすごく楽しいレースでした」
-レースを振り返ってどうでしたか?
「昨年のサマーナイトフェスティバル(いわき平)も1番車で、牽制になったから今回もあるかもって思ったんですけど、誰かが出たら出ようと思いました。それがよくていい位置を取れました」
-太田りゆ選手が横にあがってきた時はどうでしたか?
「このメンバーで1車下げるのは危険だと思ったので、サマーナイトフェスティバルで内、内にいくこともあったから、それで内でもけっこう粘れるかなって思ってそこは入れなくて正解だったと思います」
-最終ホームからは色んな選手が仕掛けていってましたが、どうでしたか?
「後ろに(小林)優香さんがいたのもわかったし、バックで踏んでいたのもわかったし、そこは音を聞いて、自分もここで踏むしかないと思ったので、考えてから動いたというわけではなく無意識に身体が動いたという感じでした」
-ゴール前はどうでしたか?
「サマーナイトフェスティバルで妹弟子の(尾方)真生と走って、『負けられない』ってムチャクチャ緊張した気持ちもあったんですけど、今回は逆の立場で、優香さんが姉弟子で私が妹弟子だったので、優香さんも緊張したと思うし、先輩の胸を借りて走って、でも、負けられないって気持ちも大きかったので、ゴール前はムチャクチャ踏んでいました」
-優勝の手応えはどこでした?
「ゴールしたあと、なんかガールズグランプリかって思うくらい、うるってきて、優勝を噛みしめて、気持ちいいなっていう感じでした」
-苦しさを乗り越えての勝利だったからですね。
「本当に勝たなきゃいけないっていう気持ちを捨てた時に、本当に楽しく走ろうとっていう気持ちが優勝につながったと思います」
-これで賞金の上積みもできましたね。
「これを走る前は3位だったので、順位は上がったと思うし、これでガールズグランプリへ余裕ができたし、次の大きいレースは競輪祭になるので、もっともっと調子をあげられるように、このあとのレースも一走一走頑張って走りたいと思います」
-この先の目標は?
「ガールズグランプリ4連覇って言いたいけど、ちょっとまだそれは置いといて、目の前のレースを一生懸命に走っていきたいと思います」
-ファンにメッセージをどうぞ。
「今年もたくさん投票ありがとうございました!サマーナイトフェスティバルから立て直し、ここを優勝することが出来ました。ツイッター等を通して、応援してもらったことが力になったと思います。まだまだ強い自分でいたいと思いますので、これからも応援してください!!」
PROFILE
児玉碧衣(こだま・あおい)
1995年5月8日生まれ。身長168.6cm 体重66.5kg
Q.楽しく走ろうと思えた要因は?
「今回は楽しんでっていう気持ちがすごくあって、顔見せが終わってからも緊張もしなかったし、なんなら早く走りたいって思ったくらいでした!なんで楽しくって思ったかというと、1年以上ぶりにマッサージに行ったんですけど、そこで『楽しんで走っておいで』って言われて、そこでハッとしたんです。勝たなきゃいけないって追い込まれて走っていたんだ、楽しんで走ってなかったってハッとしました。それで楽しんで走ったことが大きかったし、終わってからも楽しかったなっていう気持ちになりました。それは自分で気づけなかったし、そう言ってもらって大きかったですね」