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石井寛子(東京・104期・L級1班)
石井寛子が全ガールズコレクション制覇!
第6回ウイナーズカップの最終日に『ガールズケイリンコレクション2022 宇都宮ステージ』が行われました。好展開を活かし、石井寛子選手が優勝を飾りました。これで石井選手は現状ある全てのガールズケイリン特別レースを制したそうです。目標である10度目のガールズグランプリ出場を目指して、さらに鋭い走りを見せてくれそうで期待が高まりますね。
自在を極めたいなと思います!
-優勝した心境は?
「3月のコレクションは3年振りで、ウイナーズカップ(のガールズコレクション)は今まで勝ったことがなかったので、本当に嬉しかったです」
-ではレースを振り返ってください。まず、スタート出て誰かが来るのをちょっと待つ形になりましたね。
「スタートを取るかを本当にギリギリまで悩んでいて、号砲がなっても悩んでいて、でも、皆が出ないと思って前に出ました」
-ただ尾方真生選手があがって来ましたね。
「はい、尾方さんなら前にきてほしいなって思っていながら走ってました(笑)」
-その後はどのように組み立てようと考えていたのですか?
「500のバンクは3周で短くてすぐだったんですけど、実は1回も後ろを見てなくて! 尾方さんの先行がすごいのは知っているので、ついていこうと思いながら少し離れました(苦笑)」
-尾方選手の仕掛けはついていっていかがでしたか?
「ガチガチに緊張していて、後ろが見えない感じだったんですけども、その中でもここから踏もうって決めていて、踏めたので1着になれたと思います」
-直線では佐藤水菜選手も迫ってきましたが、見えましたか?
「抜きにいって、本当に脚が回らなくて、全然進まなくて。後ろから来ている選手もあんまりわからなくて、ゴールした瞬間に『差されたかも』って思っていたくらいでした」
-優勝の手応えはどこでしたか?
「全くなくて、掲示板を見て、『1着6番~』って言われてから確信しました。嬉しかったです」
-これで賞金を積み重ねましたね。
「1月に開催中止になってからなかなか上位になれなくて、ここで(賞金を)積み上げられたのは大きいです」
-今年もガールズグランプリ出場を目指して。
「はい。あとはケガをしないで、1年間中止にならないで、走り続けたいなと思っています」
-今後の目標は?
「自在を極めたいなと思います」
-極めた先にあるものは何ですか?
「今、本当にたくさん支えてくれる人がいて、応援してくれるお客様だったり、トレーナーだったり、練習仲間だったり、その人たちに恩返しできるような走りをしたいと思います」
-ファンの皆様にメッセージをどうぞ。
「応援ありがとうございました。すごく緊張していたんですけど、たくさんの応援のおかげで、4コーナーからめちゃくちゃ力が出ました。ありがとうございます。これからも本場で応援よろしくお願いします!」


大好きならいりんちゃんの恰好をする石井選手

石井寛子(いしい・ひろこ)
1986年1月9日生まれ。身長160.2㎝
Q昨年からどんな練習方法でやっているのですか?
「スピードは出にくくなっている中で、身体の使い方が大事って教わって、それを意識しながらやっています」