「もちろん小さい頃から父（山口幸二）の姿を見ていたので、競輪というスポーツが特別という感じはなかったので、他の人よりは身近に感じていたというのはあるんですけど、やはり一番のきっかけになったのは兄が自転車を始めたことで、より詳しいことを聞けるようになったというか、それでリアルに考えるようになって、そういう世界もあるんだなと思い、自分も挑戦してみたいという気持ちは大きくなりました」

「小学校低学年くらいの時にトライアスロンだったり、自転車の大会に出たことはありますけど、他の人たちみたいに中学、高校、大学とかで自転車競技とかをやっていたというのはないですね」

「練習とレースは違うなというのは感じましたね。練習でタイムが出ても、上がりタイムは全然出なかったので、こんなに違うんだっていうのは思いましたね」

「いえ、本格的に競輪選手を目指そうと思ってから、タイムトライアルの練習はずっとしていました。レース形式は養成所に入ってからですね」

「そうですか？(笑)」

「いやー、プロになるんだっていう強い決心がないとここまでできなかったかなと（自分では）思います」

「他の同期の、こういうパターンは失敗、このパターンは成功だっていうのを見てからデビューできたので、失敗しないようにだけはしました」

「寺崎さんや菊池君もそうですけど、同期のレース全部見ていますね！」

「他の選手の優勝を見て『いいな～』っていうのと、ドキドキするのもありましたが、早く走りたいなって思ってました」

「そうですね、先にあがっている同期2人（青野将大、松岡辰泰）も完全優勝しちゃったので、そこも見て。でも、ありがたいことにまた7車なので、基本的な戦い方は変わらないですむのかなと思います」

「そうですね、引いても5番手、6番手っていうのは巻き返しやすいと思います。それでも頭を使わなきゃいけないところは使わなきゃいけないですけど」

「そうですね、毎開催ごとに自力選手の人たちの3場所、4場所くらい見て、自分なりにメモを取ってというのをやりますね」

「そんなに好きではないですけど、でも、知らない人と走るのは怖いので、そういうデータがあった方がいいです。何も知らないよりは気持ち的に余裕ができますからね」

「自分はそんなにこれをやったら勝てるみたいな武器があるわけではないので、そういう相手に合わせて変えていかなきゃいけないから」

「いえ、そんな先行も捲りもどっちもそんなに得意じゃないなって(笑)」

「そうですね、そっちの方が好きかもしれないですね(笑)」

「そんなに自分的に危なかったなということもなく、上手いこと走れたのかなと思っています」

「どうしても決勝になると他の選手に意識されてしまうので、そこでちょっと、メンバーとか見て、引いても4番手、5番手ということが多いので、その位置からなら届くなというのがあるので、そこはあんまり考えていないです。そのレース毎に先行だったり、捲りだったりというのを考えているので」

「そうですね、ムリにというかムチャなことはしないように」

「不安の方が大きいですね。レベルとかもあがってくるだろうし、ヨコとかも激しくなるだろうし、どれだけ通用するのかなって思っています」

「そうですね、はい」

「今はバンクに入って、そこにいる人たちと一緒にやっています。レース形式だったり、ちょっと長い距離だったり、もがきだったりですね」

「はい、レースを見て、こういう時はこうした方がいいとかいう話はしています」

「そうですね、すごい為になります」

「そうですね、解説者ですし、色んなレースを見ていますからね」

「今の目標は、早くS級にあがって、師匠（山口富生）だったり兄弟子（松岡篤哉、竹内雄作）がいるので、アマチュアの頃からお世話になっているので、恩返しできたらいいなと思っています」

「そうですね、理想を言えば（S級特昇）したいですね」

「そこはあまり意識しないように、毎レース考えて走りたいと思います」

「そうですね、色んな人に、上にあがって、もまれて、経験を積んだ方がいいって言われるので、そこでダメでも得るものは大きいと思うので、そこが目標ですね」

「そうだと思います、周りからそうよく言われますね」

「練習でも意識しますし、お互いのレースもよく見ているので、そういう話をしますね」

「そうですね、兄の方が長くA級1・2班戦で戦っていますし、こういうのはどう？　とか、兄の方が自在性高くて、最近は競りとかもしているし、そういう感じとかもしています」

「そうですね、参考にしています。チャレンジの時に一緒に走ったことがある選手の特徴だったりを教えてもらったりするので、すごく参考になりますね」

「本当ですね(笑)」

「いつか兄弟で大きいレースを走れるように頑張りますので、応援よろしくお願いします！」