インタビュー

北日本を引っ張っていく存在に!
113期の卒業記念チャンピオン・藤根俊貴選手、A級戦で圧倒的な強さで勝っており、S級特進は秒読み段階だ。北日本待望の、新山響平に続く若手強力自力選手が誕生しそうだ。
強い113期のルーキーチャンピオンレースにも出場するが、優勝の2文字を狙っていく。
ストイックに力をつけていく藤根選手に今後も注目だ!
藤根俊貴
岩手・113期・A級2班
しっかり自力をつけて、頑張りたいと思います!
-近況の調子は?
「脚的には問題ないと思いますけど、レースの流れの読みができていないので、ただ脚だけで勝っているような感じですね」
-その脚が抜群に強いので、できていない部分がどこかわかりませんが。
「自分のタイミングで全部行っているので、弛んだところで前に行けばしっかりラインで決まると思う」
-あんまり強過ぎて、早く特進してくれって周りから言われませんか?
「毎回言われてます(笑)」
-今の目標は?
「ル-キーチャンピオンレースまでにS級にあがりたいと思います。当面の目標はそこですね」
-すでに113期で4人も特進していますが、意識しますか?
「でも、実力的に、してもおかしくない4人だったので、自分は今やるべきことがA級であると思うので、それをしっかりやってから上がりたいと思います」
-平塚の初日4着がなければ、すでに特進をしていますからね。
「いえ、あれこそ行くところだったのに行かなかったから、ああいう形になってしまったので全部自分がいけないですね」
-最近の練習は?
「最近は、競輪学校の方で冬季移動して練習をしているので、そこにいるメンバーで練習しています」
-どんなメンバーですか?
「青森、秋田の人がいっぱいですね。坂本貴史さんや新山響平さんとか(坂本)周輝さん、周作さん、永澤(剛)さん、自分の師匠(佐藤友和)や守澤(太志)さんもいて、いいメンバーで練習させてもらっています」
-また夏とは違うメンバーと練習できて、いい刺激になっているんですね。
「やっぱり楽しいですね、強い選手たちと練習できるのは!」
-さらに強くなっていますよね。
「うーん、まだ練習の感じを本番で走れてないので、まだズレはあると思います」
-今以上の強さがあるんですね。
「まだ出せていません」
-ルーキーチャンピオンレースへの意気込みは?
「たぶん、これから先も戦っていかなきゃいけないメンバーなので、自分の力を証明できるように頑張りたいと思います」
-113期は今までの中でも、かなり強い期ですが、その中で戦うのは?
「皆、勝ちを意識してくると思うので、自分も勝ちを意識すると思うけど、そこで大胆にいけた人が勝てると思うし、単騎になると思いますが、そこを意識していけたらいいなと思います」
-卒記チャンプのプレッシャーはありますか?
「7月、8月くらいまではけっこう言われたんですけども、それ以降は言われなくなったので、もう最近は普通ですね」
-プレッシャーは、ない方がいい?
「そうですね、ノンプレッシャーの方が気楽に走れます」
-113期、在学中から強かったですけど、自信にはなっていました?
「なっていませんね。ある程度は戦えるなって思っていましたけど、上にいったらつぶされるだろうなって思いながら走っています」
-藤根選手は器用ですよね。内につつまれても、外をどかしながら出ていくとか。
「それは、もうどうしようもない時ですね(笑)。けど、できているというレベルじゃないので、まだまだです。『ヨコもできた方がいいよ』って言われているので、守澤さんに教えてもらっています。でも、まずは長く踏めるようにというのを目標に練習しています」
-自分の長所は?
「最近は後伸びになってきましたね。ダッシュはそんなにないねって言われていて、座ってからが伸びていくって言われています。だから、すごい抜きにくいって言われますね」
-では、ファンにメッセージをどうぞ。
「まだA級ですけど、早くS級にあがって、北日本の先輩たちを引っ張って優勝させられるように頑張るので、応援の方よろしくお願いします!」
-北日本の先輩たちは待ち望んでいるでしょうね。
「新山さんにも早く後ろを走らせてくれって言われたので、しっかり自力をつけていきたいと思います!」
藤根俊貴(ふじね・としき) 1995年2月11日生まれ。身長176.9cm 体重82.8kg
癒しの時間は?
「癒しは寝ることくらいですかね(笑)。あとは、最近、先輩に買い物に連れていってもらって、買い物をしたら気持ちいいなって思いました。デビューしてここまでお金を使ってなかったんですけど、いいものを買うと気持ち的に楽しくなりました。あとは、自分は競走からすぐに帰ったら練習したいので。今は強い人と練習するのが楽しいですね!」