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吉田拓矢(茨城・107期・S級1班)
第62回朝日新聞社杯競輪祭の決勝で先行した姿も記憶に新しい吉田拓矢選手。
準決を勝ち上がった後に「いつもGIは準決勝に乗って満足なところがあったので、今回は決勝に乗るぞという強い気持ちをもっていました」と言っていたのが印象的でした。強い気持ちで臨むGI戦線、2020年さらなる強さを見せてくれる吉田選手に期待しかない!!
2020年、GIで活躍できるように頑張ります!!
-2019年を振り返って?
「うーん、まぁ、最終的にはGIの決勝に乗れたので、悪くはない年だったと思います」
-GIの決勝への気持ちが強くなったのはいつぐらいからですか?
「ずっと(GIへ)乗りたい気持ちは変わらないんですけど、昨年の競輪祭でも準決勝で負けてダメだったので、今年が勝負だと思っていました。準決勝に乗った時は『絶対に決勝に乗る!』という強い気持ちで走ろうと決めていました」
-そう強く思ったきっかけは?
「特にきっかけというのはないんですけど、選手として、現状に満足してはいけないなという気持ちがありました」
-鈴木竜士選手の活躍もあり、競輪祭を見ていて関東新時代を感じました。
「まだまだ力も足りませんけど、そういうつもりで頑張っていかないと、結局はそうはならないと思うし、頑張りたいとは思っています」
-特別競輪で優勝するためにつけていきたいところや課題はありますか?
「うーん、全体的にもっとあげていかなきゃいけないと思うし、競走のレースの内容も重視しつつ、勝つところで勝たないと、そういう精神的な強さも必要なのかなと思います」
-レースで色んなところから仕掛けている印象があります。
「前々に攻めた結果がそういうことになっていると思うので、常に先行基本ということは忘れずにいます。それがいい結果につながっているかと思います」
-競輪の方で刺激を受けることは?
「茨城からも新人が出てきて強いですし、僕の弟、昌司ではないもう1人の弟も養成所を受けていて、センスもあるので、選手になってくれれば、いい刺激にもなると思うので楽しみですね」
-弟さんの前ではいい走りを見せたい?
「一応、兄なんで弟の見本になれるように頑張ろうと思っています」
-尊敬されているでしょう!
「いやー、昌司はどう思っているかわからないですけど(笑)」
-しっかりものの吉田選手は長男だから?
「いや、僕は次男なんですよ。兄貴がいるんで」
-そうなんですね。競輪選手をしている中で拓矢選手が一番上なんですね。
「そうですね」
-では、2020年はどんな年にしたいですか?
「今年の競輪祭で決勝に乗れたけど、乗っただけのレースになってしまったので、来年はその悔しさを返せるように、GI戦線で、もちろん決勝を前提に、関東の力を見せられるようなレースができればと思っています」
-ファンにメッセージをどうぞ。
「また来年、GIで活躍できるように頑張るので、応援よろしくお願いします!」
吉田拓矢(よしだ・たくや)
1995年5月7日生まれ。身長171.5cm 体重73.3kg
-最近の趣味は?
「バイクを買いました。まだ免許がないので、今、免許を取りにいっています(笑)」
-先にバイクを買って乗りたい気持ちをもりあげるわけですね(笑)。
「そうですね、モチベーションをあげなくちゃいけないので(笑)。でも、これがけっこう練習の励みになっていますね。何かずっと変わらない日常だとつまらないので、やっぱり刺激がほしいので。そういう意味でもバイクでも乗ってみようかと思って、先に買っちゃいました(笑)」