月刊競輪WEB|KEIRIN.JP
久米詩(静岡・116期・L級1班)
デビューから約半年が経ち、その中で3回の優勝を飾った久米詩選手。今年はガールズケイリンコレクション出場が目標です!

-デビューから約半年経ちましたが、振り返ってどうですか?
「年末までに1回は優勝したいと思っていたので、その目標をクリアできたことはよかったと思います。上手くいくことも上手くいかないレースもあるんですけど、毎回、毎回得られるものはありますね」
-すでに優勝も3回を数えますが自分で思っていた以上の手応えはあるのでは?
「学校中は結果が残せてなくて、タイムもそんなに出てないような状況だったので、デビューしてからはどうなるのかなという不安は大きかったんですけど、そういう面では結果が少しずつ出ているのはよかったかなと思います」
-これは日頃の練習の成果が出ているからですか?
「周りでサポートしてくれる方々が心強いので、色んなことを教えてくださって、それを取り入れてって感じです」
-それは練習仲間とかお父さん(久米康徳・元選手)からのアドバイスですか?
「父からのアドバイスもありますが、ホームバンクのCSCのバンクでバイク誘導をしていただいたり、関西のグッドコンディションっていうジムがあるんですけどそこのトレーナーさんにお世話になっていますね」
-今の目標は?
「久留米(1月30日~2月1日)でコレクションのトライアルがあるので、そこで結果を出して、コレクションに出れるように頑張りたいと思います」
-フレッシュクイーンも出られそうですね。
「はい、たぶん出られると思うので、頑張って優勝目指していきたいと思います」
-今年はガールズケイリンコレクションを目標に?
「そうですね、大きいレースに出れるように、そして、出ていい結果を出していきたいですね」
-選手になってよかったことは?
「親戚だったりとか友達だったりとか、私の知らないところで、自慢をしてくれているらしく、『私の友達にこういう人がいるんだよー』って言ってくれているらしいんです。それから祖父母も今までiPad(アイパッド)とか使ったことなかったんですけど、私のレースを見るために使っているそうなんです。そういう話を聞く度に、自分のために走っていることですけど意外とそれだけじゃないかなと、そういうところが嬉しいですね」
-周りにも元気や刺激を与えているんですね。
「そういうつもりがなくてもそういうことがすごく嬉しいですね」
-そういう風にお父さんのレースを見て、小さい時に影響を受けたことがありましたか?
「いえ、私はそんなことはなかったんですけど(笑)。親戚とかも父は『競輪選手で頑張っているんです』っていうくらいだったんですけど、周囲が娘の私の時の方が父よりも盛り上がっていますね(笑)」
-やっぱりガールズの方が華やかなんですね(笑)。
「違うんじゃないですかね(笑)」
-選手を目指したきっかけは?
「高校3年の夏に急遽決めたんです。大学に行くつもりで、オープンキャンパスにも行っていたんですけど、あんまり大学に行っている生活がイメージできなくて、それで悩んでいる時に、父の存在もあったし、父から『それなら競輪やってみるか』っていう話になって、時間がなかったので適性試験だったんですけど、その試験を受けたという形です」
-今思うと、その転機は大きかったんですね。
「はい、すごく大きかったです」
-最後にファンにメッセージをどうぞ。
「いつも応援ありがとうございます。これからも魅力あるレースをしたいと思いますので、また応援よろしくお願いします!」
久米詩(くめ・うた)
1999年9月3日生まれ。身長160cm 体重60kg
癒しの時間は?
「両親と同じマンションなんですけど、階が違うんですよ。それで下の階に親が住んでいるんですけど、そこで飼っているワンちゃん2匹と戯れる時が幸せですね。練習が終わって帰るといつも飛びついてきてくれるので。もう本当にかわいいんです!もう癒されて~。名前は女の子がカレンで、男の子がゼロです」