6月12日から14日にかけ、伊東温泉競輪場でルーキーシリーズ第3戦が行われました。
118期は永塚祐子選手が、117期は山口拳矢選手がお互いに連覇を決めました。
◆最終日 11レース118期・決勝
周回は近澤諒香、永塚祐子、増田夕華、杉浦菜留、青木美保、下条未悠、永禮美瑠で並んだ。赤板過ぎから青木が上昇、それに続いて永禮も車をあげた。しかし、合わせるように永塚も動き、最終ホームあたりから前に出て先行。番手に近澤が入り、3番手は増田と青木の並走になったが、青木が車を引いた。直線で近澤も追い込んでいくが、そのまま永塚が押し切って優勝。近澤が2着。4番手から追い込んで杉浦が入った。
スタート
周回
赤板
最終ホーム
ゴール
●レース後コメント
優勝の永塚祐子
「動きたい動きがやっとできた3日目でした。後ろは増田(夕華)なのを確認して、ダッシュ系は近澤だけなので、それ以外は連れていく感じになるなと思ったので、パンときれいに出るよりは、一瞬弛めて、ペースを入れてから踏み上げていこうと思いました。最後は差される心配しかなかったけれど、「練習では強くなっているので自信をもって走っていけ」って言われているので、もっと脚力をみせる走りを2日間できていたらもっと決勝でいい走りができたんじゃないかと思います。7月からが本番なので、胸を借りるつもりで、もっと脚をつけていきたいです」
2着の近澤諒香
「まずはスタートを取って、あとは誰か来たら飛びつこうと思っていたので、それができてよかったです。本当はそこから車間をあけたかったんですけど、祐子さんがかかっていたので、追いつくので精一杯でした。けれど、今まで一番いい展開ができました。次はさらに差せるような脚をつけたいですね」
3着の杉浦菜留
「増田さんが先行すると思ったので迎え入れて、上手くそれに乗って前に出たいと思ったんです。(最後は)もう出れなくて、インで粘るしかなくて、我慢していきました。今日の展開だと、勝つには打鐘前から動いていかなきゃいけなかったのかなと思います。今回の決勝に乗れたことは自信にもつながったと思います」
◆最終日 12レース117期・決勝
周回は渡邉雅也、長田龍拳、仁藤秀の静岡勢が前を取り、坂本紘規、青野将大、山口拳矢、山田雄大で並んだ。赤板前から青野が前に出たが、静岡勢がすぐに巻き返した。最終ホームで再度青野が叩き返した。最終バック前から坂本、その上を山口が捲っていく。ゴール前伸びていた山口が優勝。2着は坂本。3着に青野が入線。
スタート
周回
赤板前
最終ホーム
ゴール
●レース後コメント
優勝の山口拳矢
「静岡勢としたら脚をためられることが一番イヤだろうなと思ってました。内にいって浮かせればコースは、できると思ったので思い通りでした。長田(龍拳)が内にいるのは見えていたので、しっかりコースだけなくしました。多少は疲れがあったけど、アップしていた時から身体はよかったので、なんとなく勝てる予感はありました。9連勝はそんな上手くいくとは思ってないので、そこまで自信はないですね」
2着の坂本紘規
「スタートがほしかったけど取られました。南関が先行だったので、落ち着いて行きたかったけど、脚をけずられて、すごいきつかったですね。(打鐘4コーナーで)僕も行ったけど、青野さんも行ったので、青野さんの後ろに入りました。バックから上を行きたかったけれど、脚がなかったですね。あそこを乗り越えていれば、優勝も見えていたかと思います。広島に比べてよかったし、やっていることは間違いないと思うので、これからも続けたいと思います」
3着の青野将大
「最初から先行を考えていて、誰かが切ったところをしっかりと流れの中で先行して、遅くなったら捲りでと思っていたので、イメージ通りにできました。決勝は強いメンバーだったので、僕的には強い選手と当たる方が思い切りのいい走りはできるかなと思います。7月からはラインができるし、ルーキーシリーズ以上にしっかりと自力を出すように、力を出し切った走りをしたいです」