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日本最強の男が先行で魅せた!
世界選のケイリンで銀メダルを獲得した脇本雄太選手、日本の競輪を走るのは第71回高松宮記念杯競輪(GI)が2020年初になりました。周囲からの期待も大きかったですが、それに脇本選手は見事に優勝という結果で応えました。
「有言実行はやっぱり緊張しますよ。でも、そのプレッシャー自体が自分の力になります!」
とレース後に語っていた脇本選手、脚だけでなくメンタル面も充実を感じられますね!
自分の脚質を見極めながら、ラインをしっかり活かしながら走る
-優勝した感想は?
「今年初めて競輪に参加できて嬉しいですし、それに優勝できて二重で嬉しいです!」
-その中で近畿地区の先行役として勝ち上がってきましたね。
「東と西に分かれて、勝ち上がりも厳しい中、近畿も3人勝ち上がれて、ラインの力は大きいなと思いました」
-レースを振り返って、後ろからになりましたね。
「3日間、同じようなレースをしていて、決勝戦も自信をもってレースをしようという気持ちになれたので、それがよかったと思います」
-初日から準決勝と、決勝戦はまた雰囲気も違ったと思いますが、どうでしたか?
「決勝は通用しないかなとも思ったんですが、でも、そんな風に弱気な気持ちでいたら負けると思ったので、それで言い方は悪いですけど、(駆けてみて)負けたらそれはしょうがないくらいの気持ちで行きました」
-平原康多選手が近畿の分断にきましたが、どうでしたか?
「僕自身の目では見てなかったんですけど、来ているのが肌で感じるくらいのギリギリの戦いだったと思います」
-後ろで稲川翔選手の仕事もありました。
「これが自分の中のラインの結束力だったと思います」
-優勝の確信は?
「ゴールまでわからなかったです」
-4日間振り返って、ポイントはどこでしたか?
「僕の中でポイントになったのが、準決勝でラインでワンツースリーを決めたことでしたね。自分だったら、どうやってラインを引き連れていけるかが、振り返ってわかったので、決勝に活かされたのかなと思います。
自分の脚質を見極めながら、ラインをしっかり活かしながら上手くできているのかなと思います」
-今後の競輪開催のスケジュールを決まっているところを教えてください。
「この後のサマーナイトフェスティバルも出走予定ですし、福井記念も走って、オールスターまでは今のところは走る気でいますけど、今後のナショナルチームの活動によっては走れなくなる可能性もあります。目の前にあるあっせんはしっかり走りたいと思います」
-この優勝でグランプリも出場が決まりましたが、いかがですか?
「そこまで意識してなかったんですけど、今年もグランプリを走れて嬉しく思います。グランプリを先行で優勝したいという気持ちでいるので、どうしたら先行で勝てるのかしっかり研究していきたいなと思っています」
-今回の戦いのようなメンバーでの対戦になりますからね。
「トップ選手の中の戦いだったので、しっかり参考にしていきたいなと思ってます」
-ファンにメッセージをどうぞ。
「今年初の競輪だったんですけど優勝できてよかったです。サマーナイトフェスティバル、オールスターにかけて、しっかり頑張りますので応援よろしくお願いします!」

脇本雄太 (わきもと・ゆうた)
1989年3月21日生まれ。身長180cm 体重82kg
Q競輪とケイリンとの緊張感は一緒ですか?
「一緒の時もあるし、違う時もあるし、そこは自分でもよくわからないですね。そこは対戦相手の質によるものかもしれないですね」