インタビュー

第61回オールスター競輪(GI)に続き、第27回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)も優勝し、GI連覇を果たした脇本雄太選手。圧倒的なスピードで4日間に渡り、驚異的なレースを見せた。特に準決勝の捲りは圧巻で、上がりタイム8秒8とバンクレコードタイを記録した。
親王牌は脇本選手にとって、市田佳寿浩選手、稲垣裕之選手のGI初優勝に貢献した思い出の大会。ついに自身で優勝を獲得した。
オリンピックでのメダル獲得という夢に向かい、さらに強くなっていく脇本選手に期待しかない!

まだまだ強くなる要素はあるので、しっかり鍛えていきたいと思います!
-GI連覇については?

「実感は僕の中ではあまりないのですけど、一戦一戦しっかり頑張れているのかなと思います」
-競技でも頑張っている脇本雄太選手にとって、この寬仁親王牌優勝の意義は?
「寬仁親王牌のタイトルに世界選手権記念トーナメントとなっているので、競技者としてしっかり頑張れたらと思っています」
-この大会は脇本選手がGIデビューを果たした大会でもありますね。
「僕の中ではすごく思い出深いタイトルでもありますし、僕も獲りたいと思っていたので、今回優勝出来て本当に嬉しいです」
-レースは前受けからになりました。
「僕が前受けして、早目にレースを動かそうと思っていました」
-誘導を切った時はどうでしたか?
「(渡邉一成さんが)抑えにきたのが(残り)2周半だったんですけど、そこからだったら僕自身も動けるなと思ったので、とりあえず自分で誘導を切って、レースを動かすことは考えてました」
-清水裕友選手の仕掛けは?
「僕としては、同じナショナルチームの一成さんの動きに気を取られている油断があったんですけども、行かれた後でも冷静に立ち回れたのかなと思います」
-ご自身の仕掛けは?
「2コーナーから動いたんですけども、自信を持って仕掛けられたと思います」
-その時に他の選手の動きは気になりましたか?
「気にはしていましたが、もう無我夢中でした」
-優勝の実感はどのあたりでしたか?

「清水君を乗り越えた時には自信はありました」
-声援がすごかったと思いますが、ゴールした時は?
「声援もすごかったですけど、拍手もすごかったです! ものすごく嬉しかったですね」
-グランプリに向けて、意気込みをお願いします。
「今回、優勝してものすごく嬉しい気持ちですが、まだまだグランプリに向けて、強くなる要素がいっぱいあると思うので、そこをしっかり練習して鍛えていきたいと思います!」
脇本雄太 (わきもと・ゆうた)
1989年3月21日生まれ。身長180cm 体重82kg
今後の予定は?
「フランスのワールドカップ第1戦に出て、その後に第2戦のカナダに行きます」