月刊競輪WEB|KEIRIN.JP
脇本雄太(福井・94期・S級S班)
異次元の強さみせた脇本雄太!
ウイナーズカップに続き、第73回日本選手権(GI)も圧巻の強さで優勝した脇本雄太選手。オリンピックの金メダルを目指して培っている脚は、競輪でも抜群にいきています。さらなる進化をとげたいと誓う脇本選手、その強さはとどまることを知りません。
昨年のリベンジで優勝できて本当に嬉しいです!
-3つ目のタイトルになりましたが、優勝の感想は?
「タイトルを重ねたっていう実感はないですけども、嬉しいです」
-日本選手権は特別競輪の中でも別だと言う選手も多いですが、いかがでしたか?
「自分としては昨年のダービーも優勝するつもりで走って3着だったので、今年はこうして優勝できて本当に嬉しく思います」
-完全優勝ですね。
「特に意識はしていなくて、優勝して気づきました」
-レースを振り返って、まずは前受けからでしたね。
「とりあえず前に出て、牽制してからレースを始めようと思いました」
-別線の動きはどう考えていましたか?
「自分の中で特に考えることなく、自分の仕掛けたいところまで慌てずに待って、そこから行こうと思いました」
-仕掛けのタイミングはどう考えていましたか?
「最初は赤板の2コーナーで仕掛けようかなと思っていたんですけども、ちょっとタイミングがかぶってしまったのかなと思っています」
-実際、踏み出したのは最終ホームあたりからだったと思いますが、どうでしたか?
「ホームで出た時にちょっと出が悪いなと思っていたんですけど、ただあきらめずにゴールまでしっかり踏もうと思っていました」
-最終3コーナーでは外々を踏まされた展開になりましたけど、その辺りはどうでしたか?
「そこも自分の中では想定してあったので、悪い風には考えてなかったです」
-4コーナーをまわってきて、清水裕友選手もいましたが、どうでしたか?
「ゴールするまで冷や冷やしていました」
-優勝の手応えはどの辺りで感じましたか?
「4コーナーの下りでそのスピードをもらえたので、それで確信しました」
-ゴール後の声援はいかがでしたか?
「発走機についた時から声援がすごくて、まるでグランプリじゃないかって思うくらい声援は大きかったですね」
-ウイニングランでは、お客さんの声援に応えていましたね。
「自分の中でダービーを優勝したいという気持ちがあって、人気に応えなければという使命感もあって、それに応えることができて、その喜びが爆発しました」
-脇本選手にとって進化は?
「大きく言ってしまえば僕の中では全てですね。乗り方、スピード、競輪の乗り方も進化していると思っています」
-その中で競技と競輪両方?
「そうですね、競技の方でも進化していて、それに合わせて日本の競輪でも進化していると思います」
-その進化はまだまだ続いていくんですね。
「そうですね、オリンピックまでは進化し続けているものだと思います」
-これでグランプリの出場権も得ましたが、その辺はいかがですか?
「2年連続グランプリ出場が決まって嬉しく思いますし、昨年は自分らしいレースができなかったのでリベンジしたい気持ちはあるし、またそこに向けて頑張りたいなと思います」
-ファンにメッセージ。
「出場できるレースの機会は少ないんですけど、出れる限りはしっかり1着を目指して頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします!」
脇本雄太 (わきもと・ゆうた)
1989年3月21日生まれ。身長180㎝ 体重82㎏
今年はあといくつGIを優勝したいですか?
「意識はしてないですけど(笑)、走れる機会がある限りは優勝したいです」