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太田竜馬(徳島・109期・S級1班)
トップスピードに磨きをかけ、上を狙う!
2019年度全日本プロ選手権自転車競技大会記録競輪・スーパープロピストレーサー賞を優勝した太田竜馬選手。強豪がそろったメンバーの中で鮮やかなカマシが決まりました。今年に入り、四国勢のGIII優勝に貢献している太田選手は「四国の幸せ配達人」とも呼ぶ声もよく聞かれます。次は自身のGIタイトル奪取に向けて、さらに強くなっていきそうな彼から目が離せません。
今後の自信につながる勝利だったと思います

-優勝した率直な心境は?
「いいメンバーだったし、今後の自信につながると思います」
-作戦はどう考えていたんですか?
「いつもあんまり決めていなくて、流れの中で動こうと思っていました」
-前受けからのレースでしたね。
「はい、レースが動くと思っていたので、そのタイミングを見て行こと思っていましたね」
-まずは郡司浩平選手が動いてきて少しスローになりましたが、8番手まで引いた時は迷いなく?
「そうですね、人が来たら引くって決めていました」
-平原康多選手も動いて前が少しごちゃつきました。太田選手の仕掛けるポイントは?
「あのポイント(最終ホーム前からのカマシ)だったと思います。ああゆう展開になると思ってなかったんですけども、ああなって仕掛けやすくなったと思います」
-踏み出しの感触はいかがでしたか?
「最近スピードにも自信がついてきたので、今回はそれが活かせたかなと思います」

-カマし切った後、最後は小倉竜二選手とマッチレースでした。
「僕は最終バックでは小倉さんの優勝かなと思っていたんですけど、意外と最後まで脚がもちましたね」
-優勝を確信したのはどこ?
「もうゴールまでわかりませんでした。普通に小倉さんに差されるだろうと思っていたので」
-ビッグレース並みのメンバーがそろってましたが、ご自身の収穫はありましたか?
「最近は力を出し切れるようになってきたので、ちょっとずつ成長してきていると思います」
-次の高松宮記念杯や2019年後半に向けての意気込みは?
「でも、自分ではまだまだだと思いますので、もっとトップスピードに磨きをかけて、次のレースに挑みたいですね」
-GIタイトルを期待しているファン方も多いと思います
「いえ、まだまだなんで。まずは決勝戦に乗ること目標に頑張りたいと思います!」
太田竜馬 (おおた・りゅうま)
1996年4月4日生まれ。身長175.1㎝ 体重71.1kg
第66回全日本プロ選手権自転車競技大会ではチームスプリント3走を走り、北日本チーム、中部チームに続き第3位に輝いた。