中国コンビの快進撃は続く!
2020年度全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪・スーパープロピストレーサー賞を制した松浦悠士選手。全日本選抜競輪(GI)、ウィナーズカップ(GII)に続き、松浦選手、清水裕友選手のコンビの快進撃が続いています。松浦選手は初日が終わった後に「今日が競輪人生で一番出来がよかった」と話していました。さらに強くなっている手応えを感じたようです。ビッグレースを全て中四国で優勝したいという野望現実も見えてきました。楽しみですね!
中国四国の皆で精一杯頑張っていきます!
-優勝した率直なお気持ちを教えてください。
「まずは開催できたことについて、関係者の皆様への感謝の気持ちがあります」
-清水裕友選手と2人で勝ち上がって、彼が前でやりたいということでしたが、それを聞いた時の気持ちは?
「僕も調子がよかったので、しっかり前を任せていって、あとは自分もどれくらいできるかなというところだったので、前後はどちらでも良いという思いでした」
-初日が終わってから、『競輪人生で一番の出来!』と言っていましたが、決勝は?
「初日は自力だったので。決勝は番手だったんですけど、清水君ともう少し距離も取れたかなというのもありながら、そういうことも走りながら自分の調子を考えて、もっと援護できたらなというのはありますね」
-レースについて、前を浅井康太選手と取り合う形になりましたね。
「皆、スタート出るかなとは思っていたので、できたら前を取って、一番後ろまで引いて、そこから巻き返しというのが清水君の持ち味も出せるし、展開的にもいいのかなと思ったんですけど」
-浅井選手に取られる形になったんですね。
「はい」
-平原康多選手のイン切りからレースは動きましたが、清水選手の仕掛けた勢いはいかがでしたか?
「自分の中では、一回待ってからの仕掛けかなと思っていたんですけど、やっぱり動けているので、平原さんが切った後、行くのかなって後ろで見ながら、早めでもしっかり叩きにいったので、ちょっとウィナーズカップの時と同じくらいの距離だったので、清水君の調子みながら、どうなのかなと思って見ていました」
-切った平原選手も打鐘前から踏んでいて、自分のところで勝負もありえると思いましたか?
「うーん、それもあるかなと思ったんですけど、隙を見せなければ大丈夫かなとも思っていました」
-出切ったところで一安心しました?
「いえ、落車もありましたし、後ろに気配を感じていたので、気を付けなければ自分もすくわれると思っていました。平原さんは飛びつくのに脚を使ったろうし、その後ろから浅井(康太)さん、菅田(壱道)さんの仕掛けを警戒していたんですけど、2コーナーで(菅田が)見えたので、いいスピードだなと思ってました。自分もしっかり気配を感じながら、間合いを詰めていきました」
-4月、5月と競走がほとんどない選手もいる中、4月武雄GIII、5月宇都宮GIIIと走れていたこともよかった?
「はい、そうですね。僕はあっせんに恵まれていたと感じていますし、武雄GIII、宇都宮GIII、そして全プロ記念競輪を開催してくださった関係者の皆さんの力があればこその結果だと思っているので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」
-今後の目標は?
「今年は、GIIは制覇できたんですけど、まだGIを獲ってないので、それを獲れるように、中国四国の皆で精一杯頑張っていきたいと思いますので、また、応援よろしくお願いします!」
PROFILE
松浦悠士 (まつうら・ゆうじ)
1990年11月21日生まれ。身長168cm 体重73kg
Q 6月からの地区あっせんということで、どうですか?
「そうですね、2車、3車なら並びますけど、4車、5車となるなら並ばずに自分たちの色を出して別線でいきたいなというのはあるんですけど、そこは番組とか決勝とか、そういうのを見て決めたいと思います」
Q 清水選手と戦ってみたい?
「もちろんです!」