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中本匠栄(熊本・97期)
これからも九州ラインのために!
第36回共同通信社杯(GII)は中本匠栄選手が優勝を飾りました。山田英明選手が1着失格で繰り上がりでの優勝に複雑な思いもあるようですが、九州4車が力を合わせたレースは「理想通りの形」と話してくれました。3年前に伊東競輪場で頸椎の5番目を骨折という大ケガをし、同じバンクで9月21日と3年前の同じ日付に初ビッグ優勝と、まさに競輪の神様のくれたような奇跡、その中本選手のインタビューをご覧ください。
現状でやれることを頑張って、九州ラインで決めていきたいと思います!!
-複雑な心境だとは思いますが優勝した気持ちを教えてください。
「今は嬉しいというよりも、実感がわかない方の気持ちが強いです」
-レースでは九州4車結束しましたが、レースを振り返ってどうでしたか?
「九州4車でしっかり理想通りの形にもっていけたと思います」
-3番手について、前2人の動きはどうでしたか?
「(山崎)賢人が駆けたのもわかりましたし、先に脇本(雄太)が来て、松浦(悠士)、新田(祐大)さんと来て、その辺はヒデ(山田英明)さんに判断は任せてました。最後は難しかったですね」
-この伊東のバンクは中本選手にとっても思い入れのあるバンクだったと思います。
「そうですね、大けがした場所でもあって苦手意識も強かったのですが、この優勝を機に得意なバンクとして走っていきたいです」
-大きな舞台での優勝は選手になった時から目指していたと思いますが、ここで結果を出して、どうですか?
「なかなか調子がよくても勝てるものではないので、優勝は優勝として受け止めて、これから頑張っていきたいと思います」
-今の課題を教えてください。
「最近はやっぱり僕自身もスピードが課題だと思っているので、その辺をしっかり伸ばして、レースに対応していけるようにしたいです」
-この優勝で、新しい目標も生まれたと思いますが、いかがですか?
「まずは一戦一戦を(一生懸命に)戦っていって、九州ラインでしっかり勝ち上がれるように頑張っていくことが目標ですね」
-最後にファンにメッセージをどうぞ。
「これからしっかり脚力をつけて、九州ラインで決まるように頑張っていきたいと思います。応援よろしくお願いします!」
中本匠栄 (なかもと・しょうえい)
1987年4月10日生まれ。身長170.6cm 体重70.0㎏
Q中本選手の持ち味は?
「レースの流れをみて自力自在というのが持ち味なんですけど、現状の力を考えて、やれることをやっていこうと思っています」