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和田健太郎(千葉・87期・S級S班)
和田が初ビッグレースを獲得!!
2020年GIの決勝にほとんど乗り続けるなど、安定した成績を残していた和田健太郎選手。その経験たちが活きたのか、グランプリでも落ち着いたレースぶりで、チャンスをものにしました。地道な努力がついに実を結んだ和田選手、2021年はプレシャーを撥ね退けて、力を発揮してほしいですね!
郡司が頑張ってくれたおかげです!
-優勝の感想はいかがですか?
「正直、嬉しいです」
-グランプリもいつもと同じような気持ちで臨んだそうですね。
「そのつもりで臨んだつもりですけど、周りの方からはどう見えていたのかなっていうところですね」
-レースを振り返って、ラインで3番手4番手からのレースになりました。
「松浦(悠士)君が前を取ったのは意外でしたね。北日本が取りたいだろうなって思ったんですけど、松浦君は早かったですね」
-いつもよりも長い周回でしたが、どうでしたか?
「間違えないように数えていました」
-脇本雄太選手の仕掛けはどう見ていましたか?
「位置的に苦しくなってしまうのかなとは思いましたが、2020年は郡司(浩平)に全てを任して、郡司に1着を取らせてもらっているし、GIの決勝も乗らせてもらっているし、ここは信じてついていくだけだなって思っていました」
-最終ホームを一本棒でむかえましたが、どうでしたか?
「そこは周りがどうとかじゃなくて、もう郡司の後輪だけ見ていましたね。競輪祭の決勝のようなことのないようにと思ってました」
-前の方の動きっていうのは見えてましたか?
「正直、あんまり見えてなかったですけど、でも、郡司なら絶対に行ってくれると思っていました」
-最後、Vロードが開けましたが、どうでしたか?
「それも郡司が仕掛けてくれて、皆の意識が外に向いて、たまたまあのコースが空いただけですね」
-ゴールで実感はありましたか?
「はい、さすがに突き抜けた実感はありました」
-お客さんの声は聞こえていましたか?
「いつもより、入場制限があったので少なかったですが、それでもたくさんの声援があったので嬉しかったですね」
-ご自身でも喜びを表していましたね。
「獲れると思っていなかったので、本当に嬉しいです。郡司が『おめでとうございます』って言ってくれたのが本当に嬉しかったですね!」
-年齢を重ねて、この場に立てた要因は何ですか?
「やっぱり郡司が南関のエースとして引っ張ってくれて、その相乗効果で南関の自力選手が力をつけていって、そのおかげで自分の位置があると思います」
-レースによっては、和田選手自身も自力を出していますね。
「自分もできることがあるってところを見てもらって、自分が強いとかそういうことじゃなくて、役周りで自力は自力、追い込みは追い込みで背負うものがあると思うので、その中でしっかり自分たちの力を出し切れるように、追い込みの自分がそれをやることで自力選手に少しでも何かいい効果が出ればいいなと思ってやっていました」
-2020年を振り返ってどうでしたか?
「コロナウイルスがあって開催もなくなったこともあって、その時はどうなるのかなって思うこともあったんですけど、その後、開催していただくこともあって、しっかりと取り組めたのかなと思います」
-2021年は1番車のグランプリユニフォームを着ることになりますね。
「本当にプレッシャーしかないですね(笑)。位置取りを頼まれることもあるでしょうし、あとは、当然1番車を着るっていうことで、その責任を果たしていかなといけないなと思って、今からプレッシャーを感じています」
-ファンの皆さんへのメッセージをどうぞ。
「おかげでグランプリを優勝することができました。2021年もしっかり成績を残せるように頑張りたいと思いますので、ぜひ車券を買ってください。よろしくお願いします!」
和田健太郎 (わだ・けんたろう)
1981年5月27日生まれ。身長172㎝ 体重78㎏
Q.2020年のベストレースをあげるとしたら?
「ベストレースかはわからないけど、競輪祭の準決勝で2着だったんですけど、郡司にプレッシャーをすごい与えていたなって思ったし、郡司もゴール後に声を出していたので、自分でもいいレースだったなと思います」