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松浦悠士(広島・98期)
松浦がまたもビッグレース制覇!
松浦悠士選手がサマーナイトフェスティバルを優勝。今回は、清水裕友選手とのゴールデンコンビに加え、阿竹智史選手、小倉竜二選手と中四国4車ラインから、しっかりと優勝を掴んだ松浦選手、これで競輪王、ダービー王、そして夜王の称号も獲得となりました。オールスターからは脇本雄太選手、新田祐大選手のナショナルチームの2人も競輪に帰ってきます。松浦選手はその対戦も怖さと楽しみ両方あると話してくれました。勢いのある中四国と脇本選手と新田選手とのレースは今から楽しみですね。
ラインの力で獲れた優勝は自分の力で獲るよりも嬉しいです!
-優勝した今の心境は?
「完全優勝ということで、今回は3日間番手だったんですけど、ラインの力で獲れた優勝なので、自分の力で獲るよりも嬉しいです」
-レースを振り返って、中四国4車のラインでしたが、どうでしたか?
「3番手、4番手を阿竹(智史)さん、小倉(竜二)さんがしっかりかためてくれたので、勝負どころでしっかり踏まないといけないなと思ったんですけど、ちょっと(清水)裕友が行き切れそうな感じだったので、ついてて判断が難しかった分、最後は山口(拳矢)君に2着を取られてしまったので、その辺は反省というか、自分は優勝できましたけど、もう少しラインのためにできることはあったかなと思います」
-そこが決勝の反省点ですか?
「そうですね、優勝できたからオッケーではなくて、そういうところを詰めていって、完璧に近いようなレースをしないといけないなと思っています」
-清水選手とゴールデンコンビと言われますけど、その辺りはどうですか?
「ちょっと高松宮記念杯で陰りが見えたので(苦笑)、今回しっかり結果残せてよかったです」
-7月に入り、2021年の後半戦に入りましたが、どう戦っていきますか?
「個人的には、あっせんの関係で、サマーナイトフェスティバルが終わってちょっとオールスターまで間が空くので、ここまでが前半戦というイメージで臨んでいました。自分の中ではこれでちょっとリフレッシュできるなって、ホッとするじゃないけど、いい感じでオールスターからまた臨めるなって思います」
-オールスターからはナショナルチームの面々も戻ってきますが、それに関しては?
「自分もオールスターまでにどれだけ脚力を向上できるかと、現状の力でどこまで戦えるかですね。2人ともオリンピックを終えて、すごい仕上がった状態で出てくるでしょうし、怖さもあり、でも、楽しみでもありますね」
-オールスターは新しくナイターの6日制になりますが、それについては?
「参加した中での調整っていうのがかなり鍵になっていくと思うんですけど、でも、自分としては競輪祭、ダービーと長い開催で優勝できているので、そういうところでは他の人よりアドバンテージがあるのかなと思います」
-後半戦に向けては?
「グランプリに向けて、GI、GIIだけではなくて記念もしっかり走れるように、一旦、リフレッシュしてから、もう一回きちっと調子をあげていきたいです」
-ファンにメッセージを。
「応援ありがとうございました。ちょっと不甲斐ない時もあったんですけど、結果が残せてよかったです。これからも精一杯頑張るので、応援よろしくお願いします!」
松浦悠士(まつうら・ゆうじ)
1990年11月21日生まれ。身長168cm 体重73kg
Q.今回は同県の町田太我選手と初めて大きな舞台で一緒になって刺激はありました?
「2日目のレースは本当にヤバいなっていうくらい強かったので、最終日も期待して見ていたけどちょっと失敗のようなレースになってしまってましたね。こういうシーンは1度じゃなく何回か見ているので、そういうレースミスをなくしていって欲しいですね。今回は宿舎が別で、食事も一緒ではなかったのであまり話せなかったんですけど、広島に帰ってからよく話していきたいです。太我だけでなく、もっと広島の選手たちがもっと成長できたらなって思っているので自分が感じたことは素直に話していこうかなと思います」