鷲田幸司 福井 S級2班
新たなスター誕生!
新型コロナウイルスの影響で、開催自粛が相次ぐ中、SNSの世界で新たなスターが誕生した。記者間で「世界のわしこー!」と呼ばれる鷲田幸司が、ツイッターで選手名鑑を書いたら、大きな反響を呼んだ。我々、本職の記者よりエッジの効いた文章を書き、例えば、こんな内容だ。
村上義弘 京都73期 45歳。戦法・自在。脚質・全霊。存在・孤高。カリスマ100。魂20000。近畿の大将で競輪国宝。漢で、仁義を走りで示す唯一の選手。「お前のモノマネが見たい」と言われ、全力でやり爆笑させるも、翌日競輪の質問をすると「お前には、まだ早い」と。オン、オフの切り替えも二重丸。
現役の選手で、村上アニキをいじれる選手はいないと言われている。現役時代から仲の良かったヤマコウさんでさえ、検車場では気を遣っている。その中で、普段から明るいキャラ、それでいて2世選手らしく、競輪道もわきまえているから、先輩から可愛がられ、後輩達からも慕われているのだ。「最初は、レースが無いからゲーム感覚で暇つぶしだった。軽い気持ちで始めたけど、思った以上に反響があって(笑顔)。文章力がないから、ヤマコウさんのテイストで書いているけど、選手目線で書けるのが良いのかな。僕のキャラのせいで、先輩の事を書いても怒られない。普通は、村上さんの事は書けないと思うし、ゲンコツ覚悟だった(爆笑)。だけど、笑って許してもらえたし、レースと違い、普段の村上さんは優しい。今は書く事がモチベーションになっていて、レースと相乗効果が出れば良いと思っている。だけど、成績が良くないし、プロの選手として弱いと言葉が軽くなってしまう(笑)。本当、そこですね」。
前回の玉野ナイターは、3日間、自分でやるレース。準決は小嶋敬二の番手を回れるレースだったが「初日、近畿の機動型の伊藤成紀さんに付けていない。それでいて小嶋さんに付けたら失礼になるので。あの初日の小嶋さんの強さを見たら、何でと思うだろうけど、これが僕の流儀」。宇都宮記念の初日はまたしても、自力型の中村一将を後ろに回して自分でやるレース。「今後の7車を見据えて、少しは自力選手っぽい走りをやりたい。文章を書く時は、相手にどこまで踏み込めるかが大事。レースでは早めにタテに踏み込む事を意識したい」。これから更に世界のわしこーが羽ばたく!
宇都宮競輪場より