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梶原大地 福岡 A級3班
持ち味を活かして飛躍の年へ
昨年は本格デビュー5場所で優勝3回と、前途洋々のプロ生活をスタートさせた。だが10月、右足の内転筋を負傷して約2カ月間欠場。年明けに復帰したが、年初の2場所はどちらも決勝進出を逃してしまった。「まったく自分の走りができていない。力を出し切れないのが一番悔しいです」。口調に歯がゆさがにじむ。
師匠の西田大志(98期)らと練習を重ね、技術を磨いている。「練習では師匠よりもうまく走れているかも、と思うときもあるほど。でも練習ではできていたことが、競走でまったく出せない。特に、レースでの車間の取り方がつかめていない」と、経験不足だけでは片付けられないプチスランプに陥っている。「逆に師匠は、練習よりも本番にすごく強い。自分もそうなりたいんです」と、もどかしさを口にした。
久留米の祐誠高から中央大と、スプリントなど自転車短距離で活躍。競輪選手養成所でも、ハロン10秒88のダッシュ力を駆使して上位着を重ねた。だがプロ3V目の後は、18走で4勝、2着3回にとどまっている(2021年10月16日防府~2022年2月8日小倉の6場所成績)。
さらには「優勝のうち2回は単騎。1回はラインができたが、自分だけになってしまってラインで決めることができなかった」と、優勝しても納得できていない部分がある。それだけに、今後の目標は逃げ切りを増やすこと。「自分は捲りが得意ではない分、もっと先行して勝てるようになりたい。あとは自分のダッシュが生かせるようなレースを心がけていきたい」。瞬発力を武器に早めに主導権を取り、ラインでのゴール勝負へ――。近い将来に師弟ワンツーを決められるよう、現状を打開して、飛躍の年にしてみせる。


別府競輪場より