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小原佑太(青森・115期・S級1班)
北日本の絆でワンツー!
2020年のヤンググランプリでは小原佑太選手、高橋晋也選手で並んだ北日本の2人、2021年では逆に並びました。結果、ワンツーを決めて雪辱を果たした2人はゴール後に喜びを爆発させていました。優勝した小原選手は、直前の全日本トラックのケイリンで優勝をしており、調子もあがっている最中でした。この優勝を自身の糧に2022年は一皮剥けて、強い小原選手を見せてくれることでしょう。
2022年は声援にしっかり応えられる選手になりたいです!
-優勝を果たした心境は?
「素直に嬉しいですけど、まだ実感はつかめてないですね(笑)」
-レースを振り返って、ラインとしては前受けからになりましたね。
「それは作戦通りだったので、町田(太我)君が前でも中団を取って、坂井(洋)君が前でも中団を取ってっていう感じだったので、そこはちゃんと取り切りました。そこから町田君が先行すると思ったので、そこを(高橋)晋也さんが飛びつくという作戦でした。晋也さんが強かったですね」
-レースが動き出してからはどう考えていましたか?
「晋也さんが中団を取り切った時点で、(山口)拳矢君がチラチラ見ていたので当たりに来るかと思ったら、当たりに来ることもなく、本当に自分に展開が向きました。残り1周の時点で、ちょっと車間を切って、いつでも自分で出れるように準備して、止められるなら止めるような動きをしようと思ってました。でも、ただただ晋也さんが強かったです。最終3コーナーからもう一回踏み出して行ってくれました」
-踏みながら止めるような動きも考えていたということでしたが、上手くできましたか?
「ヨコというよりも僕はそっちしかできないので、そこで上手くできたらなと思っていたので、上手くいってよかったです」
-3コーナーから踏み出した手応えは?
「晋也さんも踏んでいたし、これだったらどっちかが優勝できるなと思っていたのでよかったです!」
-最後の直線は?
「最後はどうなるかわからない状況だったのでガムシャラに踏んで、最後はたぶん自分が1着だなと思ったので、晋也さんが何着かわからなかったんですけど、2、3着には絶対に残っているなっていう感触で、それで、終わった後に晋也さんから『2着だった』と聞いて、ワンツーが決まってよかったです!」
-お客さんの声援はいかがでしたか?
「本当にメチャクチャ力になりました!! 拳矢君と町田君ばっかりかなと思ったんですけど、僕もしっかり応援してもらいましたね。ドリームシーカーの旗も持って来てくださった方もいたので、すごい励みになりました!」
-2021年はどんな年でしたか?
「競輪も競技も両方だったので本当に忙しい1年でしたが、6月くらいに一度成績を落としてしまい、それを少しずつあげていって、ヤンググランプリに臨む形になりました。お客さんから見たら、6月の頃も見ていただろうし、あまり信用されてなかったと思いますが、ここでしっかり勝つことができたので、2022年は声援にしっかり応えられる選手になりたいと思います」
-2022年は競技と競輪、どんな風に走りたいですか?
「競技の方だとオリンピックポイントも始まってくるので、しっかりそこを貯めて、なおかつ、日本チームの中で1位、2位を争い続けられないとオリンピックも出れないので、そこをしっかり立ち位置をかためていきたいです。競輪の方ではGIに出れていないので、グランプリに北日本から多く出せるように頑張りたいと思っています」
-2022年の目標をお願いします
「もっと成長できる年になるように頑張りたいと思います!!」
小原佑太 (おばら・ゆうた)
1996年2月29日生まれ。身長172.4cm 体重74kg
Q.優勝の自分のご褒美は?
「えー、そうですねぇ…、猫が好きなので、まずは猫カフェに行こうかなって思っています(笑)」