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競輪選手養成所物語
第117回生・第118回生 第1回記録会(入所直後期)
5月9日に入所式を迎えた第117回生(男子)・第118回生(女子)の第1回記録会(入所直後期)が5月23日~24日の2日間にわたって行われました。 初日は男女ともに午前中に200mフライングダッシュと400mフライングダッシュ、午後から男子は1000mタイムトライアル、女子は今回生からの初種目となる500mタイムトライアルを実施。2日目は午前中に女子が2000mタイムトライアル、午後から男子が3000mタイムトライアルを行いました。
今回の第1回記録会(入所直後期)では、男子2名がゴールデンキャップを獲得。白帽獲得者は男子が11名、女子が4名という結果となりました。

ゴールデンキャップを獲得した町田大我(左)、 菊池岳仁

117回生

118回生

<5月23日 初日>
★117回生(男子)
【200mフライングダッシュ】
1位 寺崎浩平(福井) 10秒69
2位 菊池岳仁(長野) 11秒09
3位 山口拳矢(岐阜) 11秒11

1位 寺崎浩平(福井)

2位 菊池岳仁(長野)

3位 山口拳矢(岐阜)

【400mフライングダッシュ】
1位 寺崎浩平(福井) 22秒40
2位 貴志修己(和歌山) 22秒78
3位 菊池岳仁(長野) 22秒80

1位 寺崎浩平(福井)

2位 貴志修己(和歌山)

3位 菊池岳仁(長野)

【1000mタイムトライアル】
1位 町田大我(広島) 1分06秒80
2位 下井竜(三重) 1分07秒15
3位 寺崎浩平(福井) 1分07秒37

1位 町田大我(広島)

2位 下井竜(三重)

3位 寺崎浩平(福井)

★118回生(女子)
【200mフライングダッシュ】
1位 尾方真生(熊本) 12秒25
2位 杉浦菜留(愛知) 12秒46
3位 下条未悠(富山) 12秒48

1位 尾方真生(熊本)

2位 杉浦菜留(愛知)

3位 下条未悠(富山)

【400mフライングダッシュ】
1位 尾方真生(熊本) 24秒96
2位 杉浦菜留(愛知) 25秒06
3位 永塚祐子(神奈川) 25秒11

1位 尾方真生(熊本)

2位 杉浦菜留(愛知)

3位 永塚祐子(神奈川)

【500mタイムトライアル】
1位 増田夕華(岐阜) 37秒18
2位 尾方真生(熊本) 37秒62
3位 岡本二菜(東京) 37秒64

1位 増田夕華(岐阜)

2位 尾方真生(熊本)

3位 岡本二菜(東京)

<5月24日 2日目>
★117回生(男子)
【3000mタイムトライアル】
1位 町田大我(広島) 3分45秒79
2位 菊池岳仁(長野) 3分47秒92
3位 梁島邦友(茨城) 3分48秒46

1位 町田大我(広島)

2位 菊池岳仁(長野)

3位 梁島邦友(茨城)

★118回生(女子)
【2000mタイムトライアル】
1位 廣木まこ(福岡) 2分44秒23
2位 岡本二菜(東京) 2分44秒96
3位 當銘沙恵美(愛知) 2分46秒60

1位 廣木まこ(福岡)

2位 岡本二菜(東京)

3位 當銘沙恵美(愛知)

◎各種目上位候補生&ゴールデンキャップ獲得候補生コメント
★117回生(男子)
■寺崎浩平(福井)
200mFD 1位、400mFD 1位、1000mTT 3位
「200mはここまでのタイムが出るとは思っていなかったので、自分でもちょっと驚いたというか、いいタイムが出たなという感じです。400mは養成所記録(21秒90)にもう少し迫れるかなと思ったんですけど、うまくスピードに乗せることができなかったですね。1000mはゴールデンキャップを意識していたので、前半はそこそこのタイムで入って確実に1分08秒を切れる走りをしました」

■菊池岳仁(長野)
200mFD 2位、400mFD 3位、3000mTT 2位 ※ゴールデンキャップ獲得
「200mは11秒を切ることが目標で、400mも22秒5を切りたかったので、ちょっと残念です。1000mも1分07秒を切ってトップタイムを出したいと思っていたので、自分の中ではあまりいい走りができなかったなと思います。3000mはとにかく絶対ゴールデンキャップのタイムを出そうと思っていたので、達成できて嬉しいです。今回はゴールデンキャップは獲れたんですけど、種目別で1位がひとつもなく、そこが悔しかったので、次は養成所記録を出して1位を取れるように頑張りたいと思います」

■山口拳矢(岐阜)
200mFD 3位
「200mは自分としてはタイムより順位のほうを重視していたので、3位以内に入れたことは嬉しいです。タイムが出るにこしたことはないですけど、競走はタイムトライアルとはまた別の強さがあると思うので。自分はゼロからのダッシュのほうが得意ですけど、やっぱり競走では600mくらいもがけないと上にいけないと思うので、そのくらいは頑張れるようにしたいですね」

■貴志修己(和歌山)
400mFD 2位
「200mも400mも自己ベストは更新できたのでよかったんですけど、1000mでゴールデンキャップのタイムを逃してしまったので、そこはちょっと悔しいところです。これから自分のコンディションもどんどん上げていって、もっといい走りができるようにやっていきたいと思います」

■町田大我(広島)
1000mTT 1位、3000mTT 1位 ※ゴールデンキャップ獲得
「1000mは鉄のフレームでは自己ベストなので、いいタイムが出せました。3000mは自分では少し納得いかないタイムですね。ペース配分をもう少し考えていたら3分30秒台も出せたかなと思うので。ゴールデンキャップは最初から狙っていたので、その中で獲れたことは嬉しいです。今回の記録会は手応えとしてはよかったんですけど、やっぱりトップスピードをもう少し上げられたら200mと400mももっとよくなると思うので、そこを見つめ直して、次の記録会は200mで10秒台を目指して頑張りたいと思います」

■下井竜(三重)
1000mTT 2位
「1000mのタイムは自分でもちょっとびっくりしました。重いギアを踏むっていうのが今まであまりなかったので。結構地脚はあるほうかなと自分では思っています。200mと400mは緊張もあってあまりタイムが出せなかったですね。疲れをとることがまだうまくできないので、体のコンディションとかを整えるのが難しいかなと感じています」

■梁島邦友(茨城)
3000mTT 3位
「3000mは自分でもそんなにタイムが出ていると思わなかったので、びっくりしています。(他の種目では)今回は思ったようなタイムが出せていないので、ちょっと悔しいです。特に1000mは全然出せなくて、まだまだ力が足りないなと。自分の課題はダッシュ力です」

★118回生(女子)
■尾方真生(熊本)
200mFD 1位、400mFD 1位、1000mTT 2位
「400mと1000mでは自己ベストを更新することができたので、よかったと思います。高校までは陸上の短距離をやっていて、去年の2月から自転車に乗り始めました。練習は久留米でやっていて、児玉碧衣選手や地元の選手と一緒にもがかせてもらっていました。将来は碧衣さんのようにレースをしっかり見て、判断できるような選手になりたいと思っています」

■杉浦菜留(愛知)
200mFD 2位、400mFD 2位
「200mのタイムは400バンクでは自己ベストが出せました。400mは普段やらない種目なので、初めてきちんとタイムを計ったんですけど、いいタイムだったのでよかったです。500mもスタートはあまりうまくいかなかったんですけど、それでも自己ベストだったので、嬉しいです。もっとダッシュ力をつけたいですね」

■下条未悠(富山)
200mFD 3位
「200mは2位の杉浦さんとすごく僅差での3位だったので、悔しいですね。400mは4位だったんですけど、やっぱり3位と4位では全然違うので、それも悔しかったです。
500mは得意な種目だったんですけど、スタートで失敗してしまって。それでもどれだけのタイムが出せるか自分なりに精一杯頑張って走りました」

■永塚祐子(神奈川)
400mFD 3位
「400mはあまりフライングで計ったことがなかったので、今回のタイムを基準にしてこれから頑張っていこうかなと思っています。小学校から高校までバスケットボールをやっていて、本格的に自転車を始めたのは去年の1月からです。養成所では自転車競技経験者が多いので、学べるところはたくさん学ばせてもらいたいなと思っています」

■増田夕華(岐阜)
500mTT 1位
「500mはあまり得意ではないんですけど、でも今回はいいタイムが出せたのでよかったです。ベストは高校生のときの36秒台なので、その次くらいのタイムですね。駆け下ろしが苦手なので200mと400mは全然ダメでした。もう少し駆け下ろしがうまくできるようになりたいなと思います」

■岡本二菜(東京)
500mTT 3位、2000mTT 2位
「200mと400mは思ったように走れなくてタイムも悪かったんですけど、500mは少し修正して走ることができたかなと思っています。2000mはもともとゴールデンキャップを狙っていたので、2分40秒台を出したかったんですけど、最初に抑えすぎて後半なかなか伸びなくて、そこはちょっと失敗したなと思っています。今回の記録会はコンディションもうまく合わせることができず、悔しい思いが強いんですけど、これからまた練習を一から頑張っていきたいと思っています」

■廣木まこ(福岡)
2000mTT 1位
「2000mは自分が1位を取れると思っていなかったので、もちろん嬉しさもありますけど、驚きも大きいです。自分はダッシュ力が弱いので、フライング系の種目でかなりタイムが出ず、500mもスタートで失敗してしまってすごく悔しさがありました。そんな中で得意な2000mこそはと臨んだので、この結果はすごく嬉しいです」

■當銘沙恵美(愛知)
2000mTT 3位
「とりあえず白帽を狙っていたので、2000mは白帽のタイムをクリアできたのはよかったんですけど、初日の200mと400mのタイムがよくなくて悔しいです。もともと姉(直美・114期)が自転車を始めたときに一緒に始めたんですけど、高校時代は自転車競技をやっていて、ポイントレースとかスクラッチ、ロードとかの中長距離を中心にやっていました」