第117回生・第118回生 第1回トーナメント
11月12日~13日の2日間にわたり、第117回生・第118回生の第1回トーナメント競走が開催されました。
117回生(男子)は初日に予選1回戦・2回戦を行い、着位順位1~27位の候補生が2日目の準決勝戦へ。2日目は午前中の準決勝を勝ち上がった9名が決勝戦に進出。
118回生(女子)は初日に予選1回戦・2回戦、2日目の午前中に予選3回戦を行い、着位順位上位7名の候補生が決勝戦に臨みました。
■117回生決勝戦
決勝戦メンバー
1番車 寺崎浩平(予選1・1 準決勝1)
2番車 青野将大(予選3・2 準決勝2 )
3番車 長田龍拳(予選2・1 準決勝1 )
4番車 櫻井祐太郎(予選2・3 準決勝3 )
5番車 菊池岳仁(予選1・4 準決勝1 )
6番車 阿部将大(予選1・3 準決勝3 )
7番車 山口拳矢(予選1・1 準決勝2 )
8番車 安藤直希(予選1・2 準決勝3 )
9番車 仲野結音(予選3・2 準決勝2 )
レース展開
周回の並びは7番山口、1番寺崎、2番青野、3番長田、9番仲野、6番阿部、4番櫻井、5番菊池、8番安藤。残り2周に入ると、8番安藤、5番菊池、4番櫻井が上昇。バックで5番菊池が先頭に立つと、一気に先行態勢へ。
残り1周ホームは5番菊池、4番櫻井、8番安藤、7番山口、1番寺崎、3番長田、2番青野、9番仲野、6番阿部の順に通過。先行する5番菊池が後続を引き離して逃げるも、最終3コーナーを過ぎて7番山口、さらにその上を1番寺崎が捲って出る。直線に入ると1番寺崎が抜け出し、そのまま1着でゴール。2着には1番寺崎に乗って大外から突っ込んだ2番青野、3着には後方から追い込んだ9番仲野が入った。
発走前
周回
残り1周半
残り1周ホーム
最終2センター
ゴール
表彰の3名
優勝の寺崎浩平(福井)
「決勝は後手後手に回ってしまい、結局最後は追い込みという形になってしまったので、内容にはあまり満足はしていません。今回のトーナメントは捲りメインで戦ったんですけど、捲りの展開なら勝てる自信はあったので、予選から全部1着が取れたのは嬉しいです。もちろんデビューしてからのレースは先行主体で考えているんですけど、捲りも自分の一つの武器にしていけたらなと思っています。このあとは12月の早期卒業ができるように頑張っていきたいです」
2位の青野将大(神奈川)
「先行した菊池候補生と優勝した寺崎候補生は脚が断然違っていて、2着を取れたのは展開に恵まれた感じが強いかなと思います。決勝では先行しようかと考えていたんですけど、菊池候補生に先に行かれてしまうと本当に何もできずに終わってしまったという感じで、力不足を痛感しました。自分は昔から自転車競技をやっていたので、走り方に関してはそれなりにうまく対応できているかなと思うんですけど、やはり不足しているのはパワーだったり自力だと思うので、これからもっと力をつけていきたいです」
3位の仲野結音(大阪)
「3着は展開で入れたかなと思います。前を走る寺崎候補生のスピードが結構あったので、それに乗っかるような形になったんですけど、なんとか3着までの道があったので、全力で走りました。菊池候補生の後ろにつけるのが一番いいかなと思っていたんですけど、作戦通りにいかなかったので、そこは切り替えて対応しました。自分で主導権を握るレースができていないので、これからはそういう走りができるよう心掛けていきたいと思っています」
■118回生決勝戦
決勝戦メンバー
1番車 國村美留莉(予選1・4・2)
2番車 永禮美瑠(予選4・1・2)
3番車 西島叶子(予選1・2・1)
4番車 杉浦菜留(予選2・1・3)
5番車 岡本二菜(予選3・1・1)
6番車 當銘沙恵美(予選2・3・2)
7番車 永塚祐子(予選1・2・1)
レース展開
周回の並びは7番永塚、2番永禮、5番岡本、3番西島、4番杉浦、1番國村、6番當銘。残り1周半のペーサー退避後も動きはないまま、7番永塚先頭で残り1周へ。
最終1センターを過ぎて2番永禮が7番永塚を交わしにかかり、バックで先頭に上がる。最終2センターから5番岡本が捲って出ると、そこに3番西島、4番杉浦が続く。4コーナーを回って先頭に立った5番岡本だったが、直線で追い込んだ3番西島が1着でゴール。2着は4番杉浦、3着に5番岡本が入った。
発走前
周回
残り1周ホーム
最終バック
最終2センター
ゴール
表彰の3名
優勝の西島叶子(熊本)
「優勝は嬉しいんですけど、本当はもっと自分で動くレースをしたかったです。先行しようと思っていたんですけど、永塚候補生が先頭員の後ろを取ったので、ちょっと動きづらいなと思ってしまって。結果的にマークして追い込む形になったんですけど、展開的に恵まれたなと感じています。自分は先行で勝ちたいという目標があるので、どういう展開になっても自分でレースを作れる脚をつけていきたいです」
2位の杉浦菜留(愛知)
「決勝戦は自分が考えていた作戦通りには動けなくて、人の後ろにつくことしかできなかったのでちょっと悔しい思いがあります。最終1コーナーくらいから捲っていきたいなと思っていたんですけど、一歩踏み出すことができなかったので、踏み込む勇気をつけたいです。どんなレース展開でも対処できるような選手になりたいと思っているので、競走訓練ではそういう部分を心掛けています。これからもっと練習して頑張っていきたいです」
3位の岡本二菜(東京)
「スタートから自分の思ったような位置が取れて、展開的にもハマったんですけど、最後差されてしまうというのはやっぱり自分の脚がないんだなと痛感しました。仕掛ける位置が少し早かったかなという反省もありますけど、もう自分の力をつけるしかないなと感じています。今回のトーナメントでは1回戦の失敗を2回戦、3回戦は修正して1着を取れたので、この点に関しては良かったかなと思います。次の第2回トーナメントでは優勝できるように、しっかり練習していきたいです」