第117回生・第118回生 第2回トーナメント
2月27日(木)~28日(金)の2日間にわたり、JKA250にて第117回生・第118回生の第2回トーナメント競走が実施されました。
今回は117回生(男子)、118回生(女子)ともに初日に予選1回戦・2回戦を行い、累計獲得ポイント上位6名が2日目の決勝戦に臨みました。
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JKA250
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レース前のローラー
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スタート順は抽選で決定
■117回生決勝戦
決勝戦メンバー
1番車 山口拳矢(予選1・1)
2番車 成清龍之介(予選1・1 )
3番車 松岡辰恭(予選1・1 )
4番車 石原颯(予選1・1 )
5番車 安藤直希(予選1・1 )
6番車 橋本優己(予選1・1 )
レース展開
周回の並びは6番橋本、4番石原、2番成清、3番松岡、1番山口、5番安藤。
残り2周のホームは4番石原を先頭に、番手に2番成清と5番安藤が並走、続いて3番松岡、1番山口、6番橋本と続く。バックで5番安藤が4番石原を交わして先頭に上がると、それを3番松岡と1番山口が追走。
残り1周ホームの先頭は内側から5番安藤、3番松岡、1番山口の3車並走で通過。最終バックで3番松岡が抜け出し、そのまま押し切って1着。2着に1番山口、3着には直線で追い込んだ2番成清が入った。
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発走前
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周回
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残り2周ホーム
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残り1周ホーム
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最終バック
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ゴール
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表彰の3名
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優勝の松岡辰恭(熊本)
「養成所に入ってから今まで優勝みたいなものはなかったので、素直に嬉しいです。レースは前前で展開して行くことを考えていたので、自分の計画通りに走れたかなと思います。(3車並走になった残り1周では)外から来たのが見えたので、それに合わせて踏んで行って粘れたら優勝できるかなと。結果的にタイミングよく仕掛けられたと思います。ここでいい結果を残せたので、この流れに乗って卒業記念レースでも優勝を目指したいと思います」
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2位の山口拳矢(岐阜)
「2位は悔しいですけど、自分の行くべきところでは行けて、真っ向勝負ができたので、あとは自分の脚を鍛えるだけです。作戦は何パターンか考えていて、そのうちの一つの展開にはなったんですけど、本当に脚がなかったですね。第1回トーナメントの時も決勝に乗ったんですけど、その時は何もできずに終わってしまったので、それだけは避けたいなと思っていて。今回はどこかで自力を出して動こうと思っていたので、存在感は出せたかなという感じです」
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3位の成清龍之介(千葉)
「何もできなくて、悔しいという思いが一番残っています。残り1周からだったら自分も自力で行けるかなと思っていたので、そのあたりから仕掛けようと思っていたんですけど、タイミングがなくて終わってしまったという感じでした。初日の予選は展開もよくて、思った通りにレースが進んでいって、自分でも調子がいいなという感じだったんですけど、決勝はちょっと残念な形になってしまったなと思います」
■118回生決勝戦
決勝戦メンバー
1番車 尾方真生(予選1・1)
2番車 下条未悠(予選1・1)
3番車 永塚祐子(予選1・1)
4番車 西島叶子(予選2・1)
5番車 増田夕華(予選1・2)
6番車 岡本二菜(予選2・2)
レース展開
周回の並びは6番岡本、3番永塚、1番尾方、2番下条、4番西島、5番増田。
誘導退避後の残り2周半で先手を取った5番増田が、残り2周ホームを先頭で通過するも、外から上昇してきた3番永塚がバックで捲って出ると、そのまま先行態勢へ。追走するのは1番尾方、2番下条。
残り1周のホームは3番永塚、1番尾方、2番下条、5番増田、4番西島、6番岡本の順に通過。最終バック付近で1番尾方が踏み出し、4コーナーで3番永塚を交わして先頭に立つとそのまま1着でゴール。2着には2番下条、3着には3番永塚が入った。
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発走前
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周回
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残り2周ホーム
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残り1周ホーム
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最終バック
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ゴール
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表彰の3名
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優勝の尾方真生(熊本)
「強い候補生がいる中で優勝できたことは嬉しいです。自分は長い距離をもがくのがあまり得意ではないので、仕掛けるのは残り1周と決めていました。(スタート順の)抽選で永塚さんの番手が取れて、永塚さんはよく先行するので最後まで付いて行けばいけるかなと思いました。(次の卒業記念レースでは)どんな戦法でも後ろを千切るような走りができるように、練習をしっかり頑張っていきたいと思います」
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2位の下条未悠(富山)
「決勝戦は強い人たちが多くて不安だったんですけど、スタート順の抽選で尾方さんの後ろが取れたので、付いて行こうと思っていました。尾方さんが出て行った時にタイミングがずれてしまって、少し車間が空いたんですけど、追いかける感じで行って2着になることができました。普段は捲りと追い込みが多いので、自分の脚質に合った展開にはなったと思います。このあとは卒業記念レースで優勝することを目標に、残り少ない養成所生活を過ごしていきたいです」
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3位の永塚祐子(神奈川)
「もう少し最後は粘りたかったんですけど、あっさり行かれてしまったので、そこでしっかり合わせられる脚が足りなかったなと思います。展開的には悪くなかったので、残り1周でもっとしっかり行ければと悔いが残りました。レースは自分で動かしたいという気持はあるんですけど、(戦法としては)まだうまく見いだせていないというか。ただ、前に出てしっかり粘っていくという意味では脚がついていくと思っているので、これからも積極的にレースをしていきたいと思います」