日本競輪選手養成所の入所式が、5月27日に行われました。
昨年生と同じように新型コロナウイルス感染拡大防止のための措置を行うなかでの入所になりました。
入所式も、候補生、養成所関係者すべてマスクを着用し、ご来賓の方々の来席もなく、候補生同士の間隔を保ったままの形での式になりました。

◆一丸尚伍候補生
ロードレース、中長距離で活躍、特別選抜試験合格者
「入所した心境は、まだ実感がわかないですね。ずっと近くで合宿していて、学校の頃から生徒さんたちを遠目で見ていたので、それがいざ自分がなってみると楽しみな心境です。ロード、トラックとやってきたんですけど、鉄のフレームに乗ったのは最後が小学6年生の時で、その頃はおじいちゃんに連れられて、競輪場で練習していたりしたんですよ。それから乗っていなかったし、競輪のルールや乗り方もしっかりと勉強したいですね。それからタイムや記録を目指したいです。来年のデビューにむけての準備をしっかりして、卒業することが目標です。今までロードや競技で応援してくれたファンの方も引き続き応援してもらえるように、そして、これから競輪ファンの方にも応援してもらえるように、頑張っていきますので、これからの走りに注目してください」

◆近谷涼候補生
ナショナルチーム中長距離に所属、特別選抜試験合格者
「いよいよ始まったなというのが今の心境です。すごく引き締まったといいますか、これから頑張るぞと意気込んでいます。見える部分の目標でいうとゴールデンキャップのタイムを目標にしているつもりです。現時点で、自分の課題がたくさんあることが（事前の）3週間で見えているので、そこを1つ1つ克服、改善していくことが今の目標です。僕はメインが中長距離で入ってきたんですけど、周りはスプリンター向きのパワーもあって、スピードもある選手も多いので、そこは劣っていることが顕著だったので、そこを追いつくことから始まりだと思います。でも、その部分の「伸びしろ」はあると思っているので、そこを1歩ずつ頑張っていきたいと思います！」

◆三谷尚子候補生
ママさん候補生
「私はシングルマザーなんですけど、自立を目的にガールズケイリン選手を目指しました。娘は、私の実家にいます。中学生なんですけど、自転車競技をやっていて、理解もあるというか、応援してくれています。養成所での目標は特になくて、養成所は通過点だと思っているので、何事もなくしっかり卒業することが目標ですね。勇気と気合と根性だけでここまできましたというか、きてしまったというのが正しい表現かもしれないですが、ここでの10か月間で自覚と覚悟をもって卒業し、お客様の前でしっかりと走れる選手になれるように精進していきます」

◆又多風緑候補生
インターハイの代替大会で500mTT優勝
「もともと陸上をしていたんですけど、他の人より太ももが発達していたんです。スタバ（スターバックスコーヒー）が好きなんですけど、父に『その太もも活かして、競輪選手になったら？スタバを毎日行けるくらい稼げるよ』って言われたので、それがきっかけです(笑)。今はスタバが目的ではないけど(笑)、遊びにきているんじゃないなって改めて実感しました。本当に強くなりにきたので、一番で卒業するために頑張りたいと思いました。一番が似合う自分になりたいと思ってきたので、在所1位や卒業記念レース優勝を記録会でも1番時計を出したいですし、そういう風に思う気持ちが大事だと思うので、全て1位を目指して頑張ります！」

◆小泉夢菜候補生
高校、大学時代から自転車競技で活躍
「入所をむかえワクワクしています！高校から自転車競技部に入ったんですけど、その時からずっとガールズケイリン選手になりたいと思っていたんです。大学4年生の時に進路を決めるってなった時に養成所に入ろうって決めました。養成所では、ここでしかできないことしたいです。色んな戦法を試し、自分の脚力をあげたいですし、デビューしたら戦えるように頑張っていきたいと思います！」

◆河内桜雪候補生
高校時代から自転車競技で活躍
「小学校6年生の時に初めて地元の競輪場で競輪を見たんですけど、その時にガールズ選手たちの力強さに圧倒されて、私もこういう選手になりたいと思い、ガールズケイリン選手を目指しました。入所式をむかえ、やっとここまでこれたというか、夢のための最初の舞台だと思うので、これから10カ月間頑張っていきたいです。ゴールデンキャップを目指していきたいです。デビューしたら1つ、1つのレースで全力を出し切って頑張っていきますので、応援よろしくお願いします」