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ガールズケイリンコレクション2020 福井ステージ直前展望
 2020年初めのガールズケイリンのビッグレースです。ここで優勝すれば暮れのガールズグランプリ出場がぐっと近づいてくるので、スタートダッシュを決めたい選手は狙ってくるでしょう。また、児玉碧衣が1月のトライアルで負け5月のガールズケイリンコレクションには出場できないのでここのタイトルはほしいはず。そのあたりも考えて車券を考えてみてはいかがでしょうか。
今開催の注目選手

児玉碧衣 福岡 108期
 1月のコレクショントライアル決勝の児玉は一体どうしたと思いましたが、その後は怒涛の12連勝中で、不安は全くない状態だと思います。とにかく強い。また競走に勇気がありますよね。平然とバックを取って押し切るパワーはここでも発揮するでしょう。児玉を負かすには前にいるしかないので、早めに抑えて後方に置くことを考えてくると思いますが、児玉が後方位置から攻めて撃破してしまう可能性は大だと思います。目を見張るパワースタイルを見せてほしいですね。

鈴木美教 静岡 110期
 近況で言えば優勝2回、決勝2着2回となっていますが、ここは児玉を上手く凌ぐことができれば優勝もありそうな鈴木です。今回も先行する気概で競走に臨めばおのずと結果は付いてきそうな感じがあります。一旦前を切って早めに仕掛けてくる選手の後ろから児玉に合わせれば、勝機はあると思います。前を切る勇気が持てるかがポイントでしょう。ぜひ果敢にチャレンジして良い結果を出してほしいですね。

梅川風子 東京 112期
 今年に入り確定板を全く外していない梅川は競走がどんどんうまくなっている感じがあります。そして強い。今回のメンバーを見れば無理して先行はないような気がします。好位置からの捲りを考えているのではないかと。しかし、児玉より前の位置で児玉を後方に置いての競走をしてくると思います。パワーでは児玉に軍配が上がるでしょうけど、切れなどで対抗してほしいですね。
ガールズケイリンコレクション2020福井ステージ
 今年最初のビッグレースとなるガールズケイリンコレクション2020福井ステージが、第4回ウィナーズカップが開催される福井競輪場に於いて最終日の9Rに実施される。ガールズグランプリ2019で連覇を達成し名実共に絶対女王の座に就いた児玉碧衣が断然の中心だが、成長著しい梅川風子の先行・捲りも強烈だ。レース巧者・石井貴子の鋭い差し脚も捨てがたく、一発の魅力を秘めた高木真備も侮れない存在だ。

児玉碧衣 福岡 108期
 児玉碧衣は年末のガールズグランプリでは、4番手から捲った小林優香の上を捲り切り2着の石井貴子に2車身の差をつけて圧勝。ガールズグランプリ連覇の偉業を達成するとともに、最大のライバルである小林をついに破って名実ともに絶対女王の座に就いた。今年も1月の久留米で完全優勝、次場所の岐阜決勝では奥井迪の巧みな先行ペースに翻弄されて捲り不発に終わったが、2月の小倉で再び完全優勝を飾っている。小倉決勝は最終2角5番手から捲って上がりタイムは11秒8と男子顔負けのスピード、もちろん今回も断然の優勝候補の筆頭だ。

石井貴子 千葉 106期
 石井貴子は年末のガールズグランプリでは珍しく組み立てに失敗して勝負どころでは最後尾となったが、それでも最後の直線で中コースを伸びて2着とさすがの鋭さを披露した。それでも、ガールズグランプリは2年連続の2着に終わっただけに悔しさは計り知れないものがあるはずで、今年こそは気持ちで年明けから気合いの入った走りを見せている。1月の和歌山決勝では柳原真緒の捲りに飛びつき、直線できっちり交わして完全優勝。2月の松戸決勝では梶田舞の逃げを力で捲り切って完全優勝と、地元戦でしっかりファンの期待に応えている。

梅川風子 東京 112期
 梅川風子は年末のガールズグランプリでは残念ながら落車してしまったが、その無念さを晴らすかのように今年は念頭から快進撃を続けている。2月の京王閣まで4場所走って4場所連続優勝、2場所目の静岡の初日こそは3着だったが、それ以外はすべて1着と素晴らしい成績を残している。しかも1月の岐阜決勝は2着に2車身差、静岡決勝は石井貴子の猛追を振り切って4分の1車輪、2月の高松決勝は1車身2分の1、京王閣決勝は2車身といずれも圧勝劇で、今回も力強い走りでガールズグランプリの汚名返上を狙ってくる。

高木真備 東京 106期
 高木真備は17年8月のガールズドリームレース以降はビッグレースでの優勝はないが、近況は勝ち星を量産と安定した強さを維持している。今年は2月の佐世保まで5場所走って優勝が4回、2月の静岡決勝は鈴木美教の捲りを微差で差し切れずに2着に終わったが、それ以外の14走はすべて1着と準パーフェクトだ。1月の岐阜決勝では児玉碧衣を下しての優勝と大金星も挙げている。昨年はビッグレースに3度出場するも2度続けて落車とツキがなかっただけに、今回こそはと執念の走りを見せてくれることだろう。

尾崎睦 神奈川 108期
 尾崎睦はトップクラスの選手たちと比べると際立った強さはないがものの、昨年は優勝が6回と安定した成績を残している。今年も1月の佐世保で捲りの3連発で完全優勝を決めている。2月の小倉では、予選1が2番手からの捲りで1着、予選2は若手選手たちの反撃を許さない積極果敢な先行策で押し切っている。そして決勝は結果的には児玉碧衣に捲られてしまったが、逃げる関口美穂の番手から仕掛けて2着に食い下がっている。ビッグレースの優勝はまだない尾崎だが、今回も積極的に攻めていければ連絡みが期待できそうだ。

鈴木美教 静岡 112期
 今年は5月に静岡でガールズコレクション2020静岡ステージが開催されるが、その出場選手を決めるトライアルレースの第一戦が1月の岐阜で実施された。そこで大本命の児玉碧衣が飛んで高木真備が優勝、鈴木美教が2着に食い込んで見事に地元バンクでのコレクション出場を決めている。その勢いに乗って次場所の静岡では予選1が4番手から捲って1着、予選2は3番手に追い上げてからの追い込みで1着、決勝は2番手を取ってからの番手捲りで、猛追する高木真備を振り切っての完全優勝と鈴木は現在急上昇中だ。

長澤彩 愛知 106期
 長澤彩は、昨年は7月のガールズケイリンフェスティバルと8月のアルテミス賞レースに出場、フェスティバルは1、5着の勝ち上がりで決勝4着、アルテミス賞は4番手から直線鋭く伸びて地元で連覇を達成している。長澤はこれまでのビッグレースの出場回数が8回と決して多くはないが、17年5月のコレクション京王閣ステージの優勝を含めて3回と優勝の確率はかなり高い。今年は2月の佐世保決勝で吉村早耶香の捲りを差して優勝と調子も悪くないだけに、今回も相手は強敵そろいだが展開次第では優勝も十分に狙えるだろう。