ガールズケイリンコレクション2020 伊東ステージ直前展望
静岡での開催がなくなり、今回伊東に舞台を代えて行われるGKCは9月21日第9レースで行われます。
ガールズグランプリ出場をにらむと男子同様、ここはしっかり勝って賞金の上積みを図りたいところです。誰が優勝するのか? 児玉碧衣不在で混戦模様なガールズケイリンコレクションです。
注目選手
梅川風子 東京 112期
アルテミス賞は強かったですね。本人はゴール前ヒヤッとしたと応えていましたが、とても強かったと思います。そのスピードをもって、今回のGKCは制するような感じがあります。
相手は強力ですが、スピードでは負けないので、駆けるポイントを間違えなければ優勝候補の筆頭でしょう。パンチ力のあるレースを期待したいです。
高木真備 東京 106期
ガールズドリームレースは少し?が付いた高木でしたが、そのあとは連勝街道まっしぐらに突き進んでいます。それにしてもガールズサマーフェスティバル決勝の高木の差し脚は見事でした。あの差し脚があれば、333mバンクでも中団から差して優勝をもぎ取ってくるでしょう。
石井貴子 千葉 106期
データを見て驚きました。ほとんど確定板を外さないのが石井です。KEIRIN.JPを見ると直近4か月の2連対率、3連対率100%。大敗しないのは見事としか言いようがありません。という事は、車券を考えるうえで1着は外しても2着に入れておかないといけないのでありました。さあ石井が優勝するか2着なのかどちらを選択しますか?
ガールズケイリンコレクション2020 伊東ステージ展望
ガールズケイリンコレクション2020伊東温泉ステージが第36回共同通信社杯競輪開催中の伊東温泉競輪場に於いて4日目9Rに実施される。7月のガールズケイリンフェスティバルを優勝した高木真備が今回も優勝候補の筆頭だが、積極性一番の梅川風子の先行押し切りも十分に期待できる。レース巧者の石井寛子と石井貴子の逆転も侮れず、地元戦で奮起する鈴木美教の走りにも注目したい。
梅川風子 東京 112期
梅川風子は3月のコレクション福井ステージでは前受けから突っ張り先行を敢行、結果は3着ながら積極性の高さを十分にアピールした。7月のガールズケイリンフェスティバルでも予選1は3番手からの捲り追い込みでの1着だったが、予選2は小林優香、奥井迪らを相手に先行して2着、決勝も結果は4着ながら打鐘からの仕掛けで前受けの児玉碧衣を叩いて主導権を握ると、児玉碧衣と小林優香の2強を不発に終わらせる力強い走りを見せた。今回もビッグレース初優勝を目指して自慢の先行力を爆発させてくるだろう。
石井寛子 東京 104期
石井寛子は7月のガールズケイリンフェスティバルでは予選1でまさかの7着に敗れて決勝進出はならなかったが、予選2では逃げた鈴木奈央の番手を確保、太田りゆ、佐藤水菜の反撃に合わせて番手捲りを打ち、最後は児玉碧衣に交わされて2着ながらも石井らしい巧みな走りを披露しており調子自体は問題なさそうだ。今年はフェスティバルまで39走して1着が28回、優勝が9回と相変わらずの安定した成績を残している。今回も石井らしい自在な攻めで好位を確保し、昨年8月のガールズドリームレース以来のビッグレース優勝を目指してくる。
高木真備 東京 106期
高木真備は7月のガールズケイリンフェスティバルでは予選を捲りの2連勝で突破して決勝進出、決勝では勝負どころで4番手になると一転して脚を溜める作戦に出て、3番手から捲った児玉碧衣の上を最後の直線であっさり抜き去って初の夜の女王に輝いた。3月のコレクション福井ステージは7着に終わっているが、今年は7月の函館まで46走して1着が43回、優勝が11回とハイペースで勝ち星を量産中だ。17年8月のガールズドリームレースに続く2度目のビック制覇でますます勢いづく高木が今回も強さを見せつけるだろう。
柳原真緒 福井 114期
柳原真緒は7月のガールズケイリンフェスティバルは昨年に続いての2度目のビッグレース出場だったが、予選1で6着と大きな着を取ってしまい今年も決勝進出は果たせなかった。それでも予選2では最終バック6番手の展開から直線伸びて2着と力のあるところを見せている。1月・久留米のコレクショントライアルレースの決勝では尾崎睦の逃げを捲った中嶋里美のさらに上を捲って2着に入りコレクション静岡ステージの出場権を確保(残念ながら新型コロナウィルスウィルス感染症の影響で中止)しており、今回も決して侮れない存在だ。
鈴木美教 静岡 112期
鈴木美教は7月のガールズケイリンフェスティバルの予選1では捲った小林優香の上を捲り追い込んだ梅川風子を追走から2着と健闘、予選2は高木真備の捲りを離れながらも必死に追いかけて3着に入り決勝進出を果たしている。1月・岐阜のコレクショントライアルレースの決勝でも高木真備の捲りを追走から2着に入り地元のコレクション静岡ステージの出場権を獲得、残念ながら静岡ステージは中止となってしまったが、再び地元の伊東温泉で戦えるチャンスを得ただけに、今回はより一層の強い気持ちでレースに臨んでくるだろう。
石井貴子 千葉 106期
石井貴子は7月のガールズケイリンフェスティバルの予選1では逃げる奥井迪の番手から捲るも最後は児玉碧衣に交わされて2着、予選2は逃げる梅川風子を番手から差し切っての1着で決勝進出、決勝は児玉碧衣の後ろから主導権を取りにきた梅川風子の番手に巧みにスイッチするも、ゴール前で高木真備の捲り追い込みに屈して2着に終わった。昨年のガールズグランプリ、3月のコレクショ福井ステージに続いての3大会連続の2着だけに悔しさは相当のはずで、今回はさらなる脚力増加を図って練習に打ち込みリベンジを狙ってくるだろう。
大久保花梨 福岡 112期
大久保花梨は7月のガールズケイリンフェスティバルでは予選1が逃げて5着、予選2も仕掛けきれずに5着に終わり優出は果たせなかったが、次場所の玉野では3連勝で今年5回目の優勝を飾っており調子は悪くない。1月・静岡のコレクショントライアルレース決勝では梅川風子の捲りを追走から3着に食い込みコレクション静岡ステージの出場権を獲得している。静岡ステージは中止となり、今回がコレクション初出場となるが、トップレーサーたちを相手に気後れすることなく思い切りよく仕掛けることができればチャンスが巡ってくるだろう。