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気づけば9月。
2019年も4つのGIレースが終了し、グランプリを占う賞金ランキングの変動も緩やかになってきた。
という事は……
賞金での出場ボーダーがうっすら見えてくると言う事である。
GI優勝での一発ツモを除き
「自分はあと〇〇〇万円加算すればボーダーを超える。」
的な計算も必要となってくるのだ。
賞金なんて気にしない。 残りの2つのGIを優勝すればいいんでしょ?
なんて「本気」で考えているボーダー上の人間は正直居ません。
そりゃ賞金額では到底出れず、一発ツモが必要な人間は当然そう考えますけどね笑
残る高額賞金のレースはGIが2つ。
2本のビッグレースがあるのでまだランキングは変動するが今年は中川誠一郎(熊本・85期)が
GIダブリ(2勝)をしているので賞金上位での出場枠が例年より1枠増え最低でも4枠となる。
これは非常に楽しみだ。
例年以上にグランプリ出場権利争いが熾烈になる事は間違いない。
そういう筆者もグランプリの出場賞金上位枠争いを二度ほど演じたことがある。
一度はグランプリ出場。
そして一度は賞金ランキング10位で補欠として前検日だけ参加させられた苦い思い出が笑
グランプリの補欠はシンドイですよ~笑
拷問です。
出場する9選手はマスコミ、関係者から無数の撮影フラッシュを浴びきらびやかなステージの上に。
そして補欠の筆者はマスコミ、関係者から凄く気を使われ
「今日ご飯でも行く?」と無数のお誘いが苦笑
あまりに気を使われすぎて写真を撮られる事も。
紙面で使われるはずも無いですし完全に社交辞令ってやつです。
僕の場合、
あまりに情けなくて人と会いたくないので契約解除(グランプリ出走選手が身体と自転車に異常
が無く無事出走出来ると判断され番組が確定する)になるまで宿舎マッサージルームに隠れていました笑笑
思い返すとランキング9位の選手との賞金差は100万円ほどでした……
悔しくて自分を責めまくりました。
それもそのはず、
筆者はその年、体調不良や怪我などで6開催もレースを欠場していました。
終わってみればその6開催、
いや、2開催でも走れていれば余裕でグランプリに出場出来ていた可能性が高かった。
勝負の世界にタラレバなんて無い。
全て己の責任。
あの年、自分に降り注いだ出来事は今も生きる教訓となっている。