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平成21年11月12日に開催された、平成21年度第2回競輪政策決定会議(議長:下重暁子(財)JKA会長)において、女子ケイリンに関する検討状況について、開催運営に関する調整委員会(委員長:渡邉実(財)JKA競輪事業グループ長)より報告があり確認を得ましたので、別紙のとおりお知らせいたします。
なお、本件につきましては、本年7月29日に行われました平成21年度第1回競輪政策決定会議において、「女子ケイリン導入にあたっての考え方」について検討を行い、開催運営に関する調整委員会に下命されたものであります。
また、現下の競輪の売上減少や新規顧客が増加していないことの一因として、既存のお客様及び新規のお客様予備層にとって「車券予想が難しい」ことが指摘されていることから、番組編成、競技ルール、賭式、初心者ガイダンス等、車券予想に関するお客様の満足度向上に関する取り組みについて集中的に検討を行うため、「車券予想に関する顧客満足度向上委員会」(経済産業省、JKA、全国競輪施行者協議会、日本競輪選手会、日本自転車競技会、全国競輪場施設協会で構成)を設置することが決定されましたので、併せてお知らせいたします。
同委員会においては実際のファン(コアファン、新規ファン等)からのヒアリングや既存データも踏まえつつ、お客様の視点に立った議論を行うことといたします。また、本年11月から検討を開始し、集中的に検討を行い、来年2月を目処に報告書を取りまとめる予定です。
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女子ケイリンの検討状況について(平成21年11月12日現在) |
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1.目 的 |
女子選手による国際ルールに準拠した競走を実施し、自転車、ユニフォーム、ヘルメット等のファッション性やスポーツ性を高め、過去に実施した「女子競輪」とは一線を画したエンターテイメント性の高い商品を提供することにより、今まで競輪に関心を持つことのなかった新規ファンを誘引するとともに、女性があこがれる職業となるような存在を目指す。 |
2.開催方式について |
(1)グレード及びレース数: FI・FIIで1日2R × 3日間
(2)開催場: 全国展開を目標とするが導入当初は首都圏ナイター場
(他場で希望する場合は要検討)
(3)開催数: 全国展開を目標とするが導入当初は月3~4節
※選手数により節数は変動する |
3.競走種目・競走ルール |
(1)競走種目: 原則としてケイリン
(2)車立: 7車立
(3)出走回数: 1日1回
(4)競走ルール: UCI準拠 |
4.選手数 |
35名程度 |
5.選手募集 |
(1)自転車競技大会実績を基準とする選考
(2)自転車競技未経験者を対象とした一般公募
(3)他競技における成績優秀者を対象としたスカウト |
6.選手養成 |
(1)養成方法等 |
全員が賭けの対象であるケイリンは未経験であることから、
公正安全面に留意し1年間の養成期間を基本とする |
(2)養成場所 |
日本競輪学校を主体としつつ周辺施設と連携 |
※ 募集・養成スケジュール(案)
平成22年 5月以降 募集開始
23年 1月 入学
23年 12月 卒業
24年 1月 登録
3月 デビュー
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7.賞金 |
魅力ある賞金体系を目指して検討していくこととする。 |
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