日本競輪学校 第103回生、第104回生 卒業記念レース 第2日目レポート |
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配信日:2013年3月27日 |
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本日は川崎競輪場に於いて、103回生、104回生の卒業記念レースの各決勝戦が行われ、それぞれの卒業記念チャンピオンが誕生しました。男子103回生卒記チャンピオンには、小酒大勇生徒が、女子104回生卒記チャンピオンには石井寛子生徒が輝きました。 卒記チャンプとして、デビュー後、大活躍をしてほしいですね。 表彰式
2日目は、午前9時30分から男子103回生の一般レースからスタート。その後103回生の準決勝戦3個レースが行われ、決勝に出場する9生徒が決定しました。長尾拳太生徒、嶋津拓弥生徒、杉森輝大生徒、日野博幸生徒、石口慶多生徒、中井俊亮生徒、小酒大勇生徒、北川大五郎生徒、元砂勇雪生徒以上9名が決勝に駒を進め、13時50分スタートの103回生卒記決勝戦でチャンピオンを争う事になりました。 12時10分からは生徒個人紹介が行われ、北日本地区から地区ごとに生徒がホームストレッチに登場し、自分の思っている事を大きな声で発言し集まった観客の方々を沸かせていました。 卒業記念レース決勝競走出走生徒紹介が行われ、いよいよ卒業記念レース決勝がスタート。まずは103回生の決勝が行われました。 周回は5周回。号砲と共に9生徒が発走機から飛び出し、先頭員の後ろを入ったのが長尾。以下、北川、小酒、元砂、嶋津、日野、石口、中井、杉森の並びで周回。残り3周半で動いたのが日野。その後ろから更に中井が上昇し、残り2周で長尾に並んだ。1センターでは杉森が一気に前に出ると打鐘。杉森の後ろは、内に中井、外に日野で並走したが、日野が後退。杉森が、残り1周から踏み上げると中井も交わしにかかるが交わせず。更に長尾が踏み上げ杉森を交わし、それを追走した北川がゴール前の直線で追い込みにかかったが、空いた内に突っ込んできた小酒が鋭く伸びて優勝を飾った。 その後、嬉しい胴上げが行われ、いよいよ最後の104回生卒業記念レース決勝が行われました。 こちらの決勝メンバーは昨日、予選1、2、3が行われ、すでに決定しており、三宅愛梨、梶田舞、田中まい、山原さくら、矢野光世、杉沢毛伊子、石井寛子が出場を決めていました。 レースは、4周回。号砲と共に、石井が飛び出し、先頭員の後ろに。以下三宅、梶田、矢野、田中、山原、杉沢で周回。残り2周で山原、梶田が上昇し石井と並走。打鐘で山原が踏み込み、一気に先頭に躍り出た、その後ろでは、内に石井、外に梶田で並走が続いたが、最終バック前に後方から田中が捲って出ると、これに石井が反応し、山原の後ろから捲って出るとゴールまで誰も寄せ付けず、1着入線し完全優勝を決めた。 胴上げ、記念撮影が行われたのち、閉会式に。 閉会式では、生徒たちが敢闘門から行進して入場し、ホームスタンド前に集合。また卒業記念レースの優勝者、2位、3位の生徒は自転車で入場しました。 表彰式では卒業記念レースの優勝、2位、3位が表彰台の上に立ち、誇らしげに優勝カップをかざしていたのが旅立つ若鷲のごとく、これからの夢と希望に目を輝かせていました。 そして国旗に向かって国歌斉唱をし、恒例の生徒行進で締めくくられました。
2位 北川大五郎(大阪) 「いいレースが出来ればと思っていたので、2位に入れて、とても嬉しいです。4コーナーを過ぎて2、3秒『優勝できるかも』って思ったんですけど、内側から小酒君が来たのでびっくりしました。ゴールした時に4着かと思ったけど、リプレイを見て2着だったので、それは素直に嬉しかったです。卒記はあまり自力で走れてないので、デビューまで3ヶ月、もう少し自信が持てるように、もっと練習して、先行で勝てるようになりたいです」 3位 嶋津拓弥(神奈川) 「勝ちに徹したレースなので、3着は悔しいですね。嬉しい半面、悔しいです…。後方になってしまったので、もう少し前々で勝負したかったです。でも、他人任せで動いた結果なんで、しょうがないです。今日は自分のためのレースだったんで、勝ちにこだわりましたが、デビューしたら、ファンの皆様や先輩たちのために走るので、自力で先行主体で頑張っていきたいと思います」 4位 石口慶多(兵庫) 「展開は向かなかったけど、自分の行けるところから行った結果なんで、着はしょうがないですね。この結果は、これから頑張れっていうことだと思うので、練習して、デビュー戦ではしっかり頑張りたいと思います」 5位 長尾拳太(岐阜) 「最後だったんで、自力を出したいなと思っていたけど、勝てなかったですけど、バックから自分で仕掛けたので良かったと思います。結果は自分が弱かったということなんで、しょうがないです。チャレンジは特班できるように頑張りたいです」 6位 日野博幸(愛媛) 「ちょっと欲が出てしまいましたね。自分で駆けた方がよかったかなとは思ったんですけど、外並走で耐えれるだけの脚がなかったので、これを今後の糧にして、また頑張りたいと思います。力は出し切ったので、よかったと思います」 7位 中井俊亮(奈良) 「先行したかったんですけど、杉森さんに先に前に出来られちゃって、ちょっと納得できないレースでした。デビューに向けて頑張ります」 8位 杉森輝大(茨城) 「勝ちにいくことも大事だとは思いますけど、でも、先行をこの1年間学校でやってきたので、そのレースを見せたいと思って、先行しました」 ※元砂勇雪(奈良)は落車再入
2位 三宅愛梨(岡山) 「結果から言うと2着だったので良かったです。反省点として、自分で動くレースをしたかったので、くじ運もよくて1番車だったけど動けなかったので悔しいです。先行するつもりだったので、それが出来なかったのは心残りです。表彰式で、表彰台に上がった時に両親が手を振ってくれたので、嬉しくて泣きそうになりました。まだまだ脚力がないと思うので、どんな練習をすればいいのか、考えていきたいと思います」 3位 矢野光世(福岡) 「誰が先行争いをするかというのは大体想像ついていて、自分はホームかバックから出ようと思って、脚も軽かったし、行けると思ったんですけど、緊張して、ここだと思っても身体が反応してくれなくて、最後は追い込みました。直線が長かったから3番(田中)を交わせたけど、他の6人に比べて脚力も劣っていると思うので、もっと卒業してから、もっと脚力を底上げしていきたいです」 4位 田中まい(千葉) 「タイミングよく出て行ったんですけど、振り返れば、もっと積極的に早めに動けていればよかったなと思います。悔しいです。デビュー戦に向けて、気持ちを切り替えて頑張ります」 5位 杉沢毛伊子(静岡) 「自分以外の6人はいつも雲の上の存在なので、自分の課題である脚力不足とか、そういうものが目立ったレースになったと思います。やはり、気持ちは悔しいので、この気持ちをバネにやっていこうと思います」 6位 梶田舞(栃木) 「ずっと競走訓練で、ずっと先行をしてきたのに、最後のレースがこれか…と思うと悔しいです。デビューまで時間ないですけど、また頑張っていきたいと思います」 7位 山原さくら(高知) 「自分らしいスタイルを貫けました。勝ちたい気持ちももちろんあったけど、先行したい気持ちの方が強かったので。勝ちを捨てたわけじゃないけど、でも、この舞台で前々に踏んでいく勇気が欲しかったので、思いっ切り仕掛けました。でも、末着で、自分の弱さをわからされました。それと、これがスタートなんだなとも感じたので、デビューでも前々に踏んでいける強い選手になりますので、応援よろしくお願いします」 |