【2013日韓競輪対抗戦】前検日レポート・動画配信
配信日：2013年11月1日
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ルールも自転車も違う。だが負けられない―。
競輪の本場・日本を代表して走ることへの使命感か、日本選手達に気迫がみなぎっている。

10月31日（木）、韓国ソウル特別市・光明（クァンミョン）競輪場において、11月1日（金）から開催される「2013日韓競輪対抗戦」の前日検査が行われた。一昨晩は選手宿舎に宿泊した日本選手達は9時に検車場に現れ、確定検査、入所教育（参加式）、指定練習、共同インタビューと忙しくスケジュールをこなした。


自転車検査の様子
指定練習

韓国メディアのインタビューを受ける成田選手

講習、競走訓練、資格検定を経て、日本選手達は「韓国の選手は強いね。身体も大きい」「韓国のフレームは日本と比較して柔らかく感じる。タイヤも少し重いね」と口々に語った。競輪の本場・日本を代表して走る以上、絶対に負けられないとの思いが選手達を捉えているのか、その声には気迫と緊張感がにじむ。だが、選手達は一流のプロとして、限られた時間の中、各々がしっかりと調整を終えたようだ。15時から行われた共同インタビューでは弱気な発言は聞こえなかった。


日本選手インタビュー

佐藤慎太郎選手
「韓国に来て5日目だが、やっとリズムをつかめてきました。体調面、自転車のセッティング等の調整は問題ないです。プロなので与えられた条件の中で最善を尽くします。全力を出し切りたい。」

後閑信一選手
「だいぶ身体が慣れてきました。私は年齢的にはベテランになりますので、自転車をいかにマッチさせるかが最重要ですが、良くなってきました。明日からは韓国のファンがどよめくようなレースをしたいと思います。」

成田和也選手
「ここ（光明競輪場）は素晴らしいバンクで、気持ちも盛り上がってきました。あとは実際にレースを走り、ルールやレース形態を学び、うまく走りたいと思います。ベストを尽くします。」

佐藤友和選手
「韓国は食事がおいしいので嬉しいですね。一部韓国では使用できない自転車の部品もあり、セッティングに時間がかかりました。仕掛けどころで仕掛けずに後悔するようなレースはしたくないので、全力を発揮できるように頑張りたいと思います。」

伏見俊昭選手
「今日までしっかりとスケジュール通りこなしてきました。競走のルールは日本と比べて確かに厳しいですが、しっかりと対応して走りたいと思います。楽しんで走りたい。」


一方、韓国勢も事前の選抜戦を経て選考された強豪ぞろいだ。昨年の日韓競輪対抗戦（伊東）では、日本の競技規則やレース展開にうまく対応できなかったという苦い思いがあるが、母国・ホームバンクでの開催となる今開催。インタビューでは各選手が気を吐いた。


韓国選手インタビュー

ノ・テギョン選手
「韓国での開催を光栄に思います。昨年の日本での開催ではすごく緊張して実力を出し切ることができませんでしたが、今年は万全の準備をしてきましたし、この日が来るのを1年間待っていました。良い成績を出せるように頑張ります。」

パク・ビョンハ選手
「8車立で行われるのは韓国でも新しい試みですが、競走訓練を通じて対応策が分かりました。昨年の日韓対抗戦は強烈な印象を持っています。日本選手達はとても熟練していて、まるで私達がどう動くのか全て見透かされているかのようでした。今回は韓国のルールですので、ベストを尽くしたいと思います。」

パク・ヨンボム選手
「日韓対抗戦は初めてですが、韓国のルールで行われますので特別な準備はしていません。後閑選手は最初少し怖かったですが、話してみたらとても礼儀正しく、感銘を受けました。日韓両国のファンが楽しめるような走りをしたいと思います。」

イン・チファン選手
「日本の選手達は（競走訓練では）まだ本当の実力を出していないように見えましたが、一度レースを走ればそれぞれの戦法と実力は分かると思います。ファンがわくわくするような、素晴らしいレースをしたいと思います。」

キム・ミンチョル選手
「日韓対抗戦は2回目になりますが、最高のレースをファンの皆さんに見せたいと思います。私は先行が主戦法ですので、訓練の量を増やして臨んできました。韓国のファンは私達のレースに期待していると思いますので全力を出し切って頑張りたいと思います。」

キム・ベヨン選手
「昨年の日韓対抗戦はとても良い経験になりましたが、レースに対応するには3日間が短く感じました。今回は再チャレンジの機会を与えられてとても嬉しいです。日本のファンを驚かせるような走りをしたいと思います。」


※開催期間中、レース動画、出走表、成績表等を配信していきます。
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