1月24日(金)、ジャパントラックカップI成績

配信日:2014年1月25日
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トラック競技ファンが待ち望んだ伊豆ベロドローム完成後の初めての国際トラック競技大会となったジャパントラックカップI。
24日はジャパントラックカップIが行われ、25日、26日はジャパントラックカップIIが行われます。IとIIは別の大会で、Iは一日でオリンピック種目の短距離個人種目(スプリント、ケイリン)、中距離個人単独種目(ポイントレース)が行われました。IIはオリンピック種目の短距離個人種目(スプリント、ケイリン)、中距離個人複合種目(オムニアム)が行われます。

大会が開かれる目的は、世界中でトラック自転車競技が振興されることとオリンピック出場に向けポイントを獲得することです。
外国勢を相手に、リオデジャネイロオリンピックでメダルを獲るため、しっかりポイントを稼いでおきたい日本勢ですが、その活躍は?
非常に気になるところです。

さてジャパントラックカップIをリポートします。
競輪選手、ガールズケイリン選手、競輪学校生徒が参加した種目は、男子エリートのスプリント、ケイリン、女子エリートのスプリント、ケイリンでした。

男子エリートのスプリント、ケイリンはさすがです。上位はしっかり競輪選手が独占!
強さを発揮しました。

そして女子エリートでは、なんと日本競輪学校の小林優香生徒が女子ケイリンで優勝を飾るという快挙!
女子スプリントは、日本のトップ女子選手達は出場せず、小林優香生徒一人が出場し、2位!スプリントの競技経験がほとんど無い中、非常に素晴らしい結果を残しました。

素晴らしい指導者の下できちんとしたトレーニングを重ねていけばリオデジャネイロオリンピックでのメダルも見えるのではないかと思います。
スーパー地脚に磨きを掛け、オリンピックの女子ケイリンで先行逃げ切り金メダル!となるはずです!


男子エリートケイリン決勝
決勝戦に進出したのは、脇本雄太、新田祐大、渡邉一成、和田真久留、森山智徳、ヴェローチェ・ジョセ。
先頭員退避後、和田が飛び出し先行も、その後ろに脇本が入り、残り1周で脇本が番手から飛び出すと、その後ろの新田がこれを追走。その後ろにヴェローチェが続く。最終バックでは新田が脇本の後ろから抜け出すと後方から渡邉の捲りが飛んできたが、新田が抜け出し1着優勝となった。2位は渡邉、3位に脇本が残った。
残り1周
残り1周
ゴール
ゴール
表彰
表彰
 
ケイリン優勝 新田祐大選手コメント
「決勝戦は、脇本(雄太)君が行くのは予想していて、脇本君と(渡邉)一成さんの動きが勝負のポイントになると思っていました。今日、優勝という形でスタートすることができたので、明日からのスプリント、ケイリンも優勝目指して、見に来てくださったファンの方に『見に来てよかった』と思ってもらえるようなレースをしたいと思います」


男子エリートスプリント
男子エリートスプリントは、200mFTTで1番時計、2番時計を出した中川誠一郎選手、河端朋之選手が決勝進出。河端が2本先取し、優勝となった。
1-2位決勝1本目
1-2位決勝1本目
2本目。
2本目。
表彰
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スプリント優勝 河端朋之選手コメント
「今まで全プロや全日本で中川(誠一郎)さんとあたった時も、ストレートで勝ったという記憶がないので、自分の中ではよかったと思います。中川さんも(私も)お互いに疲れているうえ、今日は午後から(のスケジュールが)タイトだったので、体力勝負という面では自分に有利だったと思います。明後日のスプリントには新田祐大さんと渡邉一成さんも出場するので、もうワンランク上がると思うので、頑張りたいと思います」


女子エリートケイリン
先頭員が退避し、前田佳代乃が先行するも、残り1周前で後方から上昇した小林優香が最終バックで前田を交わし先頭に、これにエリクソン・ミッシーが続き、ゴール前で小林を交わしに掛かったが交わせず、小林が優勝を飾った。2位はエリクソン、3位に中川諒子が入線。
残り1周
残り1周
ゴール
ゴール
表彰
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ケイリン優勝 小林優香生徒コメント
「この優勝を次のステップにつなげていけるようにこれからも頑張っていきたいと思います。(決勝戦は)ダッシュで離れないように、前々から攻めることを意識しました。理想は先に出ることだったんで、そこは予想と違ったんですけど、冷静に行けたと思います。経験を得るためにも、一つ一つ勉強しながら頑張っていきたいと思います」


女子エリートスプリント
表彰
表彰
 
女子エリートスプリントは、決勝にエリクソン・ミッシーと小林優香が進出。小林はエリクソンのパワーに屈し、2本先取され2位。エリクソンが優勝となった。