日本競輪学校 第109回生、第110回生 卒業記念レース 一日目レポート

配信日:2016年3月24日
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2016年3月23日(水曜日)、伊東温泉競輪場に於いて、第109回生、第110回生の卒業記念レースの第1日目が行われました。

滝澤正光競輪学校長の訓示に続いて、109回生、110回生生徒による選手宣誓が行われました。
宣誓を務めたのは109回生が清水一幸生徒、110回生が林真奈美生徒でした。


選手入場
選手入場
国歌斉唱
国歌斉唱
滝澤学校長の訓辞
滝澤学校長の訓辞
選手宣誓
選手宣誓

第一日目は、109回生がNKG選抜レースを含む予選1回戦、予選2回戦が行われ、第2日目の準決勝進出生徒が決定しました。110回生は、予選1回戦、2回戦、3回戦が行われ、第2日目に行われる決勝進出生徒が決定し、抽選で車番が決まりました。


109回生の競走
109回生の競走
110回生の競走
110回生の競走
くじ引き
くじ引き

共同インタビュー

【109回生】
池野健太生徒在校成績1位:池野健太
「1年間自転車から離れていたので、学校生活では選手としての土台を作りたいなと思って過ごしました。(目標選手は)中央大学に在学していて、その大先輩である成田和也さんと合宿などを何度かさせてもらい、その背中を見て、選手になりたいと思ったので、目標選手に挙げさせてもらいました。NKG選抜では自分の判断ミスが2回もあり、その後も自分の思った通りにはなったけど捲り切れずに着もよくなかったので、初日の分も2日目は頑張りたいと思います」
大田竜馬生徒在校成績2位:大田竜馬
「学校の訓練は厳しくて、今までやってきた訓練とは違ったんですけど、なんとかやってこれたので、土台というものが出来たかなと思います。(目標は)浅井康太選手のように自在に立ち回れて、何でも出来るところがすごいなと思って憧れています。NKG選抜では全て裏目に出たので、2レース目は自分の得意なレースが出来たので、2日目もそういう自分のダッシュを活かしたレースをしたいです」
大石崇晴生徒在校成績3位:大石崇晴
「周りに比べてタイムは下の方なので、競走訓練も最初の方は着を取れなかったんですけど、途中から、レースの流れがわかってきて、着を決めれるようにはなってきたけど、タイムはあまり出せなかったので、これからは出せるように練習していきたいですね。(目標選手は)僕が選手になろうと思ったのが、すごい捲りを見てすごいと思ったからなので、すごい捲りの打てる選手になりたいです」
酒井拳蔵生徒NKG選抜1着、在校成績20位:酒井拳蔵
「記録会では上位を目指してきて、それなりに上位を取れたけど、競走では先行しても3着に残れなかったりと、まだまだ課題があるので、そこはこれからしっかり力をつけたいです。NKG選抜は強いメンバーが集まっていたけど、そこで先行で逃げ切れたのは自信につながっているので、2日目も積極的に頑張ります」
佐々木龍生徒NKG選抜2着、在校成績6位:佐々木龍
「父(佐々木龍也)の姿を幼い頃から見ていたので、小さい時から夢は競輪選手でした。学校では、自分の弱い部分を強化したかったけど、なかなかタイムも出なかったけど、1年間色々と経験して、気持ち的には強くなったと思います。NKG選抜は落ち着いて走れていたので、自分のコースを思い切り走ったんですけど、結果2着につながってよかったです。2日目も戦法問わず、積極的に前で勝負して、勝ちを狙いたいと思います」
奥出良生徒NKG選抜3着、在校成績16位:奥出良
「学校生活は、思っていたより厳しくて、精神的にも肉体的にも鍛えられたので、入ってよかったと思います。駆け出しのダッシュが弱いので、そこをもっと強化していきたいと思います。NKG選抜は、あのメンバーで上手く立ち回れたのはよかったけど、最後に差されて3着になってしまったので、そこは差されないように脚力をつけていきたいと思います。2日目は、とにかく着にこだわって、優勝を目指したいと思います」
佐伯辰哉生徒適性1位:佐伯辰哉
「BMX出身の先輩たちが競輪で活躍していたので、自分も新しいことに挑戦したいと思い、先輩の西岡拓朗さんに相談して、競輪選手を目指しました。同じ自転車でも、全く違って苦労しました。学校では、体力的にも精神的に鍛えられたと思います。2日目は自力を出して、着に絡めるように頑張りたいと思います」


【110回生】
鈴木奈央生徒在校成績1位・決勝6番車:鈴木奈央
「進路を決める時に、アジア選で加瀬加奈子さんに相談をし、私も加瀬さんのように競技でもガールズケイリンでも活躍出来る選手になりたいと思いました。加瀬選手のような、誰にでも先行で挑んでいく、心の強さと脚も強いので、加瀬選手に追いつき、追い越せるような選手になりたいです。入学の時に思っていたよりも両立は厳しかったですけど、でも、デビューしたらもっと苦しいこともあるだろうし、今、ガールズケイリンと競技を両立している先輩たちのように私にも出来ると思ってこの1年間頑張ってきました。
 静岡出身で、今回は家族や今まで支えてくれた方々がたくさん応援に来てくれているので、その前で1年間やってきたことを出して、お客様に感動してもらえるレースをしたいと思います。これから車券に貢献出来る選手になるためのスタートだと思うので、優勝目指して頑張りたいと思います」
藤巻絵里佳生徒在校成績2位・決勝3番車:藤巻絵里佳
「入学した当初は時間も厳しいし何も出来なかったけど、今は余裕も出来て、先のことも考えて行動することが出来て、心にも余裕が出来たので、その点は訓練に出ていると思います。1レース目はカマしで、2レース目は捲りで、自分の持ち味であるダッシュを活かしたレースが出来ました。3レース目は接触があり、そこからもっと立て直したかったです。3レースとも1着を目指していたので、残念でした。目標は、同じ斑目道場の兄弟子である新田祐大はダッシュ力でナンバー1なので、私もガールズでダッシュ力ナンバー1と呼ばれる選手になりたいと思います。
 3番車は悪い位置ではないし、ダッシュ力では誰にも負けないので、決勝でも活かして優勝を狙いたいと思います」
中嶋里美生徒在校成績3位・決勝1番車:中嶋里美
「奥井迪選手と加瀬加奈子選手の先行争いのレースに感銘を受けたので、自分も人に感動を与えられるレースをしたいと思っています。タイムなどもまだ上の選手には勝てていないので、そういう面ではもっと上を目指していかないといけないなと感じています。学校で、何かに打ち勝っていかないと成長しないと感じたので、そういう面でもっともっと強い気持ちを持っていきたいです。1レース目は逃げ切れてよかったけど、2レース目は外並走で不甲斐ないレースになってしまい、3レース目は気持ち切り替えて冷静にレースが出来たと思います。
 決勝戦は思い切りのいい、ガッツのあるレースをお見せして、優勝したいです」
林真奈美生徒在校成績4位・決勝7番車:林真奈美
「ボートを辞めた後に、この年齢でもう1度、スポーツで挑戦出来るチャンスはなかなかないと思い、これはやるしかない、もう1度トップに立ちたいと思い、ガールズケイリンを志しました。ボートも上半身は使うので、身体の面は自信があります。学校では、この年でたくさん学ぶことが出来たことに感謝しています。自転車の面では、ボートでは道具を操ることが出来ていたのに、自転車では道具をしっかり操ることが出来てないことに悩むこともありましたが、この1年を通して力をつけてこれたと思います。
 一番外枠ですが、それは気にしていません。取れた位置から全力を尽くして、最後の1踏みまで力を込めて走りたいと思います」
板根茜弥生徒在校成績5位・決勝2番車:板根茜弥
「スケートをやっていたので、ガールズケイリンをやってみないかということで、目指しました。1年半の学校生活を送る形になりましたが、今回生は向上心も高く、切磋琢磨している姿に、私もそれに負けないように頑張っていました。奥井迪さんの強さには感動もあるし、驚きもあります。時々、一緒に練習することもありますが、まだ適わないので、卒業後はついていけるように頑張りたいと思います。初日は、1レースは動けず3着でしたが、2、3レース目は先行できました。2レース目はもう少しで逃げ切れたし、3レース目は差されたけど、粘って2着だったし、それはよかったと思います。
 7番目の抽選で2番車を引くことが出来、残り物には福があるなと感じたので、これは優勝を目指して全力でやるしかないと思いました。北海道から両親も来ているので、感動出来るレースをしたいと思います」
土屋珠里生徒在校成績6位・決勝4番車:土屋珠里
「適性で、入学当初は慣れないことばかりだったんですが、今は競走訓練でも脚がついてきたことを実感していて、毎日、充実して過ごせています。目標は、身近にガールズグランプリを優勝した梶田舞選手がいるので、見習っていきたいと思うのと、私は地脚なので、デビューしてからは先行で戦っていきたいと思います。初日の3レース全て、先行すると決めて臨みました。
 4番車は真ん中の位置で、自分の動き次第でレースも変わっていくだろうし、積極的な走りをしたいと思います。今までの卒記チャンピオンは1着、1着、1着で予選を勝ちあがっている選手が多いので、私もそれに続けるように、優勝目指して頑張りたいと思います」
山本知佳生徒在校成績7位・決勝5番車:山本知佳
「前半は苦手な乗り込みを強化したことで持久力がアップしたと思うし、後半は競走訓練で追走や色んな展開を考えられるようになったと思います。憧れは、先行力のある奥井迪さんです。いつか脚力をつけて、奥井さんのように先行したいと思います。
 決勝に乗れたということは私にもチャンスはあるので、最後まで諦めずに全力で頑張りたいと思います」
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