第4回日韓対抗戦競輪 2日目レポート

配信日:2016年3月27日
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3月25日に開幕し、3月26日に2日目を迎えた韓国・昌原(チャンウォン)競輪場で開催されている第4回日韓対抗戦競輪。3月26日の結果で3月27日の決勝戦のメンバーが決定する。


昌原第4レースからが日韓対抗戦競輪。レースは残り1周半から中村浩士(千葉)が動き伊藤健詞(石川)がこれに続くがチョ・ボンチョルが残り1周でキム・ジュサン、イ・ソンヨンを引き連れて一気に先行。佐藤慎太郎(福島)がこれに続いて外に進路を変えて猛追する。しかし、5番キム・ジュサンが外へ動いて佐藤をブロック。結局キム・ジュサンが差して1着。2着にヤン・ヒチョン、佐藤は3着まで。

昌原4レース 予選2
1着 キム・ジュサン
2着 ヤン・ヒチョン
3着 佐藤 慎太郎(福島)
4着 イ・ソンヨン
5着 伊藤 健詞(石川)
6着 中村 浩士(千葉)
7着 チョ・ボンチョル

4レースゴール

5レースは、前回の韓国開催で最先着で唯一のS級S班選手の園田匠(福岡)が出走。小川勇介(福岡)、園田が前受け、これに韓国勢が続き後ろに芦澤大輔(茨城)、志智俊夫(岐阜)と並ぶ。残り2周を切って芦澤が追い上げ韓国1番手のファン・ムヒョンと並走するがカン・ジンナムが動いて園田の後ろに。小川がそのまま先行する形となり、園田の後ろのカンが捲りを打つ。これに園田が外に動きブロックするがカンの勢いは止まらない。1着はカン、園田は2着。最後伸びた芦澤が3着。1番のファンはゴール前、内側追い抜きで失格。

昌原5レース 予選2
1着 カン・ジンナム
2着 園田 匠(福岡)
3着 芦澤 大輔(茨城)
4着 キム・ヒョンワン
5着 小川 勇介(福岡)
6着 志智 俊夫(岐阜)
失格 ファン・ムヒョン(4着入線)

5レースゴール

韓国の2勝で迎えた6レース、韓国勢がユ・テボク、チョン・ハヌル、ファン・スンホの並びで主導権を取って勢いよくスパートするところ、最終バックで松岡貴久(熊本)が内に進路を取り、ユとチョンの間を突く。接触しながらもバランスを保ち、ゴールに向かう松岡を外から一気に伸びた絶好調、吉田敏洋(愛知)がわずかに差し切り1着で2連勝。松岡が2着、チョンが3着。

昌原6レース 予選2
1着 吉田 敏洋(愛知)
2着 松岡 貴久(熊本)
3着 チョン・ハヌル
4着 志村 大賀(山梨)
5着 ユン・ミンウ
6着 ファン・スンホ
7着 ユ・テボク

吉田が連勝!6レースゴール

決勝進出を決めた吉田

3月26日の日韓戦最終戦となる7レース、日本勢をつぶすためか、1人で発進してきたイ・スウォンに早坂秀悟(宮城)が合わせて先行争い。早坂が制するもイ・スウォンが早坂の番手に。最終1コーナーから実力者イ・ヒョングが捲り、イ・ミョンヒョンが続く。イ・ヒョングが捲り切るもイ・ミョンヒョンを東龍之介(神奈川)がブロック。イ・ヒョング1着、内々をするすると突いた近藤龍徳(愛知)が2着、東が3着。

昌原7レース 予選2
1着 イ・ヒョング
2着 近藤 龍徳(愛知)
3着 東 龍之介(神奈川)
4着 イ・ミョンヒョン
5着 早坂 秀悟(宮城)
6着 藤原 誠(岐阜)
7着 イ・スウォン

7レースゴール


2日目2着で決勝の近藤

松岡も2度目の韓国で決勝へ!
2日間に渡る予選を終え、日本勢のポイント上位は、連勝の吉田敏洋(愛知)が35ポイントでトップ、近藤龍徳(愛知)が22ポイント、松岡貴久(熊本)が19ポイントでこの3人が決勝戦進出。
韓国勢は連勝が3名。イ・ヒョング、カン・ジンナム、キム・ジュサンが決勝戦進出。
残る1人は日本・韓国それぞれ4番目の選手でのポイント上位者となるが、日本は、東龍之介(神奈川)で18ポイント、韓国はヤン・ヒチョンで25ポイントでヤンが上位となり決勝進出となり、3月27日は日本の3名、韓国の4名で決勝戦を迎えることとなった。