自転車トラック種目の世界選手権第3日は14日、香港で行われ、4種目で争う女子オムニアムの梶原悠未(筑波大)は11位だった。3種目終了で16位だったが、最終種目のポイントレースで順位を上げた。男子スプリントの河端朋之(日本競輪選手会)はフライングスタートの200メートルタイムトライアルで争われた予選で10秒158の31位、同4000メートル個人追い抜き予選に臨んだ今村駿介(中大)は4分35秒093の25位で、ともに敗退した。男子ポイントレースの倉林巧和(日体大院)は周回遅れを重ねて途中棄権。
 上位が期待された女子オムニアムの梶原は種目によって明暗が分かれた。3種目目のエリミネーションは2番目に除外されて1点しか獲得できなかった。最終種目のポイントレースではアジア女王の底力を発揮。「上位の選手に見逃してもらえるチャンスがあると思っていた」と途中でラップを成功して20点を挙げるなど積極的なレースを展開した。4種目を戦い抜き「どちらかといえば失敗という感じで終わったけど、失敗を二度としないように東京五輪まで一直線に頑張っていきたい」と決意を新たにした。
 男子スプリントに臨んだ河端は、上位28人に入れず予選敗退。「言葉が出てこないですね。最初から9秒台という気持ちだったけど、気持ちだけが空回りしたようなタイムしか出なかった。悔しいですね。誤差の範囲という感じではないくらいタイムが遅かった。力不足なのかなと」と反省の言葉を並べた。レース後には、タイム測定に入る前の周回が速すぎたと指摘を受けたという。理想とは違う走りで今大会を終え、悔しさが残った。
 個人追い抜き予選に出た今村は「こっちに入った感じの調子で(4分)30秒を切れる感触はあったけど、やはりまだまだ持久的なところが足りなかった」と結果を受け止めた。大人数で行う練習ではバンクに風が舞い、思った以上に走れていた。だが実際の試合は別物。体力の消耗は早く「いつもだったら残り1キロくらいまで余裕を持っているけど、最初の4周できつかった」と首を振った。
 ポイントレースの倉林にとっても苦い世界の舞台となった。大会直前の合宿で落車に巻き込まれて右肩を負傷しており、万全ではないコンディションで臨んだレース。「最初からペースが速かった」とポイントを獲得できず、強豪選手に次々と周回遅れを許して途中で除外された。2月のアジア選手権覇者でも世界とまともに戦えず「これが世界選手権だなと。スピードが足りないと率直に感じた」と課題を挙げた。

【選手のコメント】
梶原「収穫は、自分ができたことというより、できなかったことをどう克服するかが明確に分かったこと」
河端「理想の走りができていないとういのもあるけど、根本的な力自体も足りていない」
今村「いつもだったら残り1キロくらいまで余裕を持っているけど、最初の4周できつかった」
倉林「反省点が多い。最初からペースが速く、なかなかポイントにつながらなかった」