自転車トラック種目の世界選手権第4日は3日、オランダのアペルドールンで行われ、4種目で争う男子オムニアムで、今季のワールドカップ(W杯)第4戦2位の橋本英也(日本競輪学校)が10位となった。
 橋本は最初のスクラッチで会心の走り。40周のレースの残り4周でアタックを仕掛け、先頭付近まで飛び出す。残り2周で2位になると、後続の追い上げを振り切り、順位を守った。「競輪学校に入ったおかげか、スプリント力がついていた。ラストのゴールスプリントで前に出ることができ、あわよくば(最終のゴールスプリント)1着(入線)の2位でいけた」とうなずいた。暗転したのは続くテンポレース。周囲が次々と逃げて1周先行(ラップ)を成功させていく展開だったが「ラップで(点を)取りにいく作戦ではなかった」と対応できず22位に沈んだ。中盤まで順調だったエリミネーションでは直前に除外されたベルギー選手とぶつかって落車。再び走りだしたものの、直後に除外されて13位だった。総合14位でスタートした最終のポイントレースは最初のポイント周回で1着となった後、狙っていた1周先行をなかなか決められない。中盤でようやくラップしたものの「体力をけっこう使ってしまい、次の展開にもっていくことができなかった。あともう1ラップしたかった」と、1桁の総合順位には届かなかった。
 W杯で表彰台にも立って挑んだ世界選手権で「どこまでいけるかなと思って走った」という。前回オムニアムに出た4年前は世界レベルの高さを痛感したそうだが、今回は「エリミネーションの技術力と、スクラッチのゴールスプリント力は互角に戦うことができていた」と一定の手応えはつかんだ様子。今後の課題として「テンポレースの経験と有酸素(運動の)能力」を挙げた。
 女子マディソンは梶原悠未(筑波大)と橋本優弥(鹿屋体大)が組んだが、周回遅れを重ね、途中で走るのを止められた。W杯では第4戦で最高の4位となっていたが、世界選手権はレベルが違った。序盤からレース展開に全くついていけず、梶原は「今季から走り始めたが、一番駄目だった。一番何もできなかったし、一番びびってしまったレースだった。悔しいというより情けない気持ちでいっぱい。集団に追い付くのにも淡々と踏んでしまったり、思い切りや自信が全然なかった」と反省しきり。中盤で、優勝したイギリス選手の後ろについた橋本も「やはり自分では出せないスピードで走っていた。まだまだ力が不足しているし、技術的にもかなわないので悔しい」と振り返った。
 橋本優弥は3000メートル女子個人追い抜き予選にも出場したが、3分43秒676の19位で敗退。「重いバンク」とも言われているが、この種目では世界新記録も出た。それだけに結果を受け止め「どんなバンクでも同じようなタイムを出していくことがこれからの課題」と話した。


 大会4日目の本日は、私がいるPRESSエリアを紹介します。
各国のメディアは、まずアクレディテーション(以下アクレディ)いわゆるIDを貰わないといけません。アクレディは世界選手権の前に事前にUCIに申請することで手に入ります。

アクレディの写真です。氏名、所属、国籍、QRコード、番号(入場できるエリアを表しています。2、3はPRESSとピットのエリアに入場できます)、顔写真がアクレディには記載されています。
QRコードはPRESSエリアの入退場時に使用します。

機械にQRコードをかざすことで入退場を認められます。写真はPRESSから退場するときにアクレディをかざす機械です。入場時もOUTと書かれた横の機械でPRESSエリアに入ります。
PRESSエリアでは、各国のメディアが仕事をしています。

席数は、およそ240席ほどで、おおよそ6~7割の席がうまっているので160名から170名ほどのメディアの数です。


PRESSにある飲み物、お菓子等。
飲み物の中で、一番人気なのは水です。海外では日本みたいに水道の整備がされていないため気軽に蛇口からでる水を飲むことができません。水は基本的に買って飲むものなので、PRESSでは一番早く水はなくなります。
次に取材・インタビューゾーンなどについて


カメラマンは、バンク内かPRESSゾーンからもバンクは近いのでそこで写真撮影を行います。
走行している選手との距離も近いので、迫力のある写真が撮ることができますね。

表彰式の撮影は決められていて、ひな壇のようになっているところがあり、そこで行います。


選手へのインタビューは、このミックスゾーンと呼ばれるところで行われます。
河端選手が銀メダルを獲得したときも、始めのインタビューはここで行われました。

連日熱戦が繰り広げられているオランダでは、各国メディアはこういったところで取材し、自国の国民に選手の活躍を伝えています。