男子スプリントで太田海也が銀メダル、女子ケイリンで佐藤水菜が金、梅川風子が銅メダルを獲得!


ネイションズカップジャカルタ大会メダリスト集合!

太田海也が男子スプリントで銀メダルを獲得しました。予選で 9秒612を出し6位で本戦へ。
1/16決勝、1/8決勝と順調に勝ち進み、1/4決勝では予選3位のオランダのジェフリー・フォグランドと対戦となり、1本目に力で破ってこれは強い!となった2本目は一気に逃げる作戦が見事にはまって勝利。1/2決勝進出を決めました。そして1/2決勝では、予選2位のイスラエルのミカエル・ヤコブと対戦。ここも勝利し1-2位決勝進出。そして、迎えた決勝は、オランダのハリー・ラブレイセンと対戦となり、2本先取されて2位銀メダル獲得となりました。この銀メダルは、単に実力だけではなくコーチの作戦もありました。一気に逃げて距離を取って差させない作戦は、太田選手と対戦する選手は色々考えてくるでしょう。この辺りの駆け引きも今後の見どころになってくると思います。


ラブレイセンと対戦する太田

ラブレイセンが優勝。太田が2位

銀メダル獲得の太田

女子ケイリンでは、佐藤水菜が金、梅川風子が銅メダルを獲得しました! 女子は出場選手数でレースが1回戦、一回戦敗者復活戦、2回戦、決勝という勝ち上がりで1回戦、敗者復活戦は1着勝ち上がりという厳しいものでした。
1回戦、佐藤水菜、太田りゆが1着で勝ち上がり、梅川が敗者復活に回りましたが1着で2回戦に進出。
2回戦では、太田りゆが5着で7-12位戦、佐藤と梅川は同じレースを走り、梅川2着、佐藤は3着で1-6位決勝へ進出となりました。佐藤は僅差の3着でした。
7-12位戦の太田は一旦前に出ようとしましたが出切れず、後退し12位。
1-6位決勝はペーサーの後ろとなった佐藤、その後ろに梅川と続き、4番手にマチルド・グロで周回。残り3周でペーサーがはずれると、佐藤の先行を嫌ったグロが前にでて、先行、番手に佐藤、後ろの梅川、佐藤の外にニュージーランドのエレーゼ・アンドリューで並走。最終バック過ぎにアンドリューが後退したところで、佐藤が踏み出しグロを交わして優勝。2着グロ、3着梅川となりました。


7-12位戦の太田。

1-6位決勝残り1周。先行するグロ。

優勝を決めた佐藤、3着に梅川。

ウイニングランの佐藤と梅川

金メダルの佐藤。

銅メダルの梅川

男子マディソンは、窪木一茂・今村駿介ペアとブリヂストンサイクリングで橋本英也・兒島直樹ペアが出場。予選を勝ち上がって本戦では、橋本・兒島ペアが積極的に攻めてラップアップし20ポイント獲得、トータル32ポイントで5位。窪木・今村ペアがトータル12ポイント獲得で8位となりました。メダル獲得はなりませんでしたが、オリンピックに向けてはポイントを獲得し幸先の良いスタートが切れたと思います。


5位の橋本・兒島ペア

8位の窪木・今村ペア

女子オムニアムは、梶原悠未と垣田真穂が出場。梶原は最初のスクラッチで落車しDNF。スーパー高校生の垣田真穂が何とか頑張り13位でした。なかなか位置取りや展開を作る事が出来ず、というより経験が圧倒的に足りない感じです。経験を積み重ねると大化けすると感じられました。頑張って欲しいですね。


最終種目のポイントレースを走る垣田

大会通して、パリオリンピックに向けて良いスタートを切れた大会になったと思います。オリンピックポイントも獲得できましたし、メダルも金2、銀1、銅1と獲得。
次のエジプト・カイロ大会にも期待しましょう!


2022UCIトラックネーションズカップ第1戦ジャカルタ大会

■4日目リザルト

◎男子スプリント
太田海也 予選6位(9秒612)→1/16決勝勝利→1/8決勝勝利→1/4決勝勝利→1/2決勝勝利→決勝へ
中野慎詞 予選16位(9秒757)→1/16決勝勝利→1/8決勝敗退
山崎賢人 予選24位(9 秒857)→1/16決勝敗退
寺崎浩平 予選26位(9秒870)→1/16決勝敗退

最終結果
男子スプリント
1位 LAVREYSEN Harrie(オランダ)
2位 太田海也(日本)
3位 YAKOVLEV Mikhail(イスラエル)
15位 中野慎詞(日本)
24位 山崎賢人(チーム楽天Kドリームス)
26位 寺崎浩平(チーム楽天Kドリームス)


男子スプリント表彰

◎女子ケイリン
太田りゆ 1回戦1着→2回戦5着→7-12位決定戦6着
梅川風子 1回戦4着→敗者復活戦1着→2回戦2着→1-6位決定戦3 着
佐藤水菜 1回戦1着→2回戦3着→1-6位決定戦1 着

最終結果
女子ケイリン
1位 佐藤水菜(日本)
2位 GROS Mathilde(フランス)
3位 梅川風子(チーム楽天Kドリームス)
12位 太田りゆ(日本)


女子ケイリン表彰

◎男子マディソン
橋本&兒島 予選2位通過
窪木&今村 予選2位通過

最終結果
男子マディソン
1位 ドイツ 97p
2位 オランダ 83p
3位 ニュージーランド 59p
5位 チームブリヂストンサイクリング(橋本英也・兒島直樹) 32p
8位 日本(窪木一茂・今村駿介) 12p


男子マディソン表彰

◎女子オムニアム
予選は1組垣田真穂11位、2組梶原悠未5位で通過
垣田 スクラッチ20位、テンポレース11位、エリミネーション11位、ポイントレースは1ラップ計25p追加
梶原 スクラッチで落車DNF

最終結果
女子オムニアム
1位 WOLLASTON Ally(ニュージーランド) 158p
2位 COPPONI Clara(フランス) 139p
3位 EVANS Neah(イギリス) 124p
13位 垣田真穂(チーム楽天Kドリームス) 67p
DNF 梶原悠未(日本)


女子オムニアム表彰

レースの詳細などは、是非MoreCADENCEをご覧ください。